【結婚式レポートin東京都】限りある時間を最大限ゲストと共に過ごす時間に
進行と段取りでテンポよく会話も弾む工夫
新婦はテレビ局の営業担当。CMセールスが主な仕事だ。そんな新婦がこだわったのは、テレビ業界の人らしく「進行と段取り」。例えばガーデン挙式後、すぐにその場で乾杯。「乾杯後、披露宴会場に移動し私たちの再入場を待たずに、先にお食事を進めてもらいました」。また、その間、何名かのゲストをピックアップし、司会者からの紹介も行った。「初めまして、で同じテーブルを囲むゲストも多かったので、話のきっかけになる話題を序盤で提供しておきたかったんです」。想像以上に会話を弾ませ意気投合したゲストたち。披露宴後、そのまま飲みに行ったといううれしい報告もあった。また、主賓あいさつ後、新婦が「受けのコメント」を入れることで、間を空けず、自然な流れをつくるなど実に芸が細かい。
譲らなかったのは「3着、白ドレスを着ること」と「ゲスト全員とのおしゃべり」。お色直しが最短でできるよう事前に効率的かつ効果的なヘアメイクを相談した。「おかげさまでゲスト全員と話せました。当日まで、まったく結婚式に興味のなかった夫が、結びのあいさつで『結婚式をやって本当によかった』と感極まっていたのがすべてです。とてもうれしかったです」
挙式は春の新緑がまぶしい芝生のガーデンで。会場は、以前、新郎が食事に訪れた場所。「新婦が好きな映画に出てくる場所と雰囲気が似ていて絶対に気に入ると思った」と新郎
披露宴後半、デザートビュッフェからお開きまで再びガーデンへ。昼夜で趣の異なる庭での時間を新婦は楽しみにしていた。「絶対に晴れてほしくて、気象の神様がいるという神社にお参りに行きました」
50着以上試着した中から選んだ、タイプの異なる3着の白ドレス
バージンロードは両サイドに背丈のある草花を飾ってフラワーロードに
結婚指輪は「地金がゴールドなので、普段のカジュアルな服装にも合い、毎日着けてます」と新婦
すべてのコースを試食し、ふたりが外せないと選んだフォアグラの前菜
色とりどりのランダムな花器にさまざまな種類の草花がリズムよく生けられた装花に心が躍る
紅茶のシフォンケーキをレモンクリームで覆った春らしいウエディングケーキ。会場のシンボルツリー・レモンの葉を飾って
東京都渋谷区
翔さん(33歳)
智織さん(30歳)
挙式日:2022年4月23日
会場:Q.E.D.CLUB
ゲスト数:77名
新婦が「営業で役立つかも」と始めたゴルフがきっかけで知り合ったふたり。今もデートはゴルフが多い。
※ゼクシィ首都圏版2022年9月号より転載
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