【結婚式レポートin広島県】一棟貸しの古民家で広島と佐賀の親族が一つに
料理やギフト。2つの県のコラボレーション
「普段なかなか会えない両家が一つになるために楽しい時間をつくりたい」。凜太郎さんは佐賀、愛さんは広島の出身。ふたりとものどかな環境に育ったこともあり、「結婚式は正月やお盆に親族が集まるような雰囲気にしたい」と選んだ会場は、広島の県北にある一棟貸しの古民家だった。
周囲は川のせせらぎや鳥の声が聞こえ、ススキの穂が風に揺らぐ静かなロケーション。三々五々親族が集まり、宿の庭に設けられた挙式会場で人前式が行われた。挙式ではふたりから人柄やエピソードを交えながらの親族紹介。そしてふたりの大学時代のゼミの恩師から届いた手紙によって、ふたりに向けて祝辞と誓いの言葉が問い掛けられた。
パーティでは佐賀と広島の親族が親睦を深めたり親族同士で会話を楽しんだりと、和やかな雰囲気。料理や引出物にも佐賀と広島のおいしいものを取り入れて、両県の良さを知ってもらった。また8年後に開封する予定というタイムカプセルに、ゲストに書いてもらったメッセージなどを封じ込めるセレモニーも。
2泊3日で広島を訪れた凜太郎さんの父母は、この機会に念願の出雲大社参拝も叶ったというおまけも。両家にとって忘れられない一日になった。
指輪の交換シーンでは親族が身を乗り出して写真を撮る姿も
凜太郎さんの妹が描いてくれたウエルカムボード
親族や恩師の温かい祝福に涙が止まらない愛さん
支度が整い、会場の前で少し照れながらファーストミート
愛さんがゲストの似顔絵を描いたウエルカムドリンク
凜太郎さんの父母はお揃いのチェックのシャツを着て参列
父と腕を組んで入場する愛さん。「大型トラックドライバーの父。仕事をしている父が大好きです」
川や緑に包まれた挙式会場。特別な日でありながらどこかほっとするロケーション
佐賀と広島、そしてここ広島県庄原市の食材も取り入れた特別メニュー
大きな梁(はり)や屋根裏が見渡せる古民家
ケーキ入刀の代わりに行ったのは、地元のイノシシ肉の塩釜開き
この会場の近くの人がお米を持ってお祝いに駆け付けてくれた
広島と佐賀の特産品を並べ、自由に箱に詰め込んでもらうユニークな引出物コーナー。箱は凜太郎さんの父母が営む紙箱工場で作られたもの
広島県広島市在住
山田凜太郎さん(26歳)
愛さん(25歳)
挙式日:2021年10月16日
会場:せとうち古民家ステイズHiroshima こざこ森(広島県)
プロデュース:la!hal wedding
広島の大学時代の同じ科の先輩後輩。交際3年目に一緒に住み始め、2020年10月に婚姻届を提出した。
※ゼクシィ岡山・広島・山口・鳥取・島根版2022年4月号より転載
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