
【結婚式レポートin長野県】高校生がプロデュース!湖畔のピクニックウエディング

思いを交わし絆を確かめ合う。家族が始まる日
先が見えないコロナ下にあり、式準備は手付かず。そんなふたりが踏み出したきっかけは、公募により行われる高校生のプロデュース結婚式に応募したことだった。赤穂高校の生徒と目指したのは、夫婦や家族の絆を確かめ合える一日。年齢差や新郎の再婚を乗り越え、「家族が始まる日にしたい」という願いを込めた。
キャンプ場の湖畔での挙式。「湖や山、青空。絶景に感動しました。高校生が手作りしてくれたゲートの前で誓えたことも嬉しかった」とふたり。大型テントで行った披露宴では、高校生が生産者を訪ねて食材を集めた地産地消のオリジナルコース料理&ドリンクで、ゲストをおもてなしした。
両家の親睦を深めようと、高校生が企画したのは運動会。全員が両家混合の紅組・白組に分かれ、3種目で得点を競い合った。「勝負の行方を見守って、力いっぱい応援。みんなが一つになれました」
ふたりから家族へ、家族からふたりへと、手紙を贈り合う時間。親に感謝を伝えた新婦に、「3人で一生懸命生き抜きなさい」と、父が涙で送り出した。「どんなに大変なことも、今日を心の支えに乗り越えていける。私たちは世界一幸せです」とふたり。家族からの手紙は、一生の宝物になった。
プランニングだけでなく、当日の司会進行やゲストへのサービスも高校生の手で
乾杯ドリンク「ピカリンソーダ」は、高校生がバーテンダーと考案
「私たちの結婚を認めてくれて嬉しかった。これからもっと、幸せになる姿を見せていきます」。新婦の言葉に感極まる父の涙を、笑顔で受け止めた
選手がゴールするたびに、新郎新婦が制服の1アイテムを手に入れるという趣向の「お色直しリレー」で、制服にお色直し。高校生と焼いたパンケーキで、ケーキセレモニーを行った
青空の下でミニ運動会。僅差で、新婦率いる紅組が勝利した
挙式は、お揃いのドレスコードに身を包んだ家族と高校生に見守られて
「何が何でも幸せにします」。新郎からの手紙にびっくりの新婦。「いつもは口数が少ない彼。人生初の手紙だそうで、一生大切にします」
フレンチシェフがその場で調理したフルコースを提供
高校生考案のロゴをあしらったエスコートカードと、ドレスコードにしたお揃いの蝶ネクタイをウエルカムアイテムに

長野県上田市在住
宮本武士さん(56歳)
友里恵さん(31歳)
挙式日:2021年10月10日
会場:千人塚公園キャンプ場(長野県)
職場で出会い、交際1年で婚姻届を提出。2021年1月に誕生した晄(ひかり)くんとファミリー婚を。
※ゼクシィ長野・山梨版2022年4月号より転載
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