【結婚式レポートin東京都】空と海の間を行く船からの景色がおもてなし
ゲストたちがクルージングの楽しさに開眼
デートで乗船し、船上でおいしい食事を楽しんだふたりは「いつか結婚式を挙げるならここで」と決めた。
当日は、船をまるごとチャーターし、日景から夜景までを楽しめる16時スタートの披露宴に。日の出ふ頭を出発し、レインボーブリッジと東京ゲートブリッジをくぐるハート形のコースを描く航路。空と海の間を、東京の名所を巡りながら進み、時間とともに移り変わる景色が、ゲストたちを非日常へと誘った。
船内を淡いオレンジ色に染め上げる夕日。サンセット直前の群青や薄紅の空と地続きのようなワインレッドのドレス。ライトアップされたランドマークを見上げながら、デッキで夜風に当たり食べるスイーツ。どの瞬間も、ふたりとゲストにとって特別な思い出となった。「ゲストからは『クルージング自体が初めてで、とっても楽しかった』という感想を数多くもらいました。『両親や恋人を誘って、また乗船したい』とも。ふたりが幸せなだけでなく、みんなと一緒に幸せな時間を共有したかったので狙い通りです。クルージングウエディングを選んで正解でした」。毎年、結婚記念日に同じ船に乗ろうと決めたふたり。思い出はいつまでも色あせない。
20年以上、共に暮らす愛猫の看病で、新婦母が披露宴に参加できなくなり、急きょ、記念品贈呈などを披露宴前に行うことになった。「母が参加できなくなったのは、とても残念でしたが、披露宴中、ゲストとの写真撮影タイムやおしゃべりタイムがその分、長く取れました」
船上デッキはどの時間帯も最高のフォトスポット
乗船したクラシカ号と披露宴中の船内の様子。大きな窓にぐるりと囲まれた船内からは、刻一刻と変化する景色と本格フレンチが堪能できた
お色直しのワインレッドのドレスが月夜に映える
海から眺める東京のビル群は何にも勝る美しいイルミネーション
披露宴スタートとともに、船の後方から新郎新婦が入場。自分たちのために集まってくれたゲストを前に、ふたりの笑顔が大きくはじけた
ドレスの色当てボードを作ってくれた、幼稚園の先生をしている新婦姉。そのお礼と日頃の感謝を込めて、お色直し退場の際、姉をサプライズ指名。「恥ずかしいから後で読んでね」と手紙も渡した
静岡県静岡市
A.K.さん(28歳)
K.K.さん(28歳)
挙式日:2021年11月13日
会場:シンフォニー クルーズ TOKYO BAY
ゲスト数:63名
元同僚のふたり。新郎は離職し、大学院でミジンコを研究中。博士号の取得へ向けて夫婦で力を合わせる。
※ゼクシィ首都圏版2022年4月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 東京都