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【結婚式レポートin愛知県】古都の秋景色も料理もとびっきりな一日でした
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ようこそ高山へ。心に深く刻まれる旅先での挙式
「雪の日に、中学の野球部の練習で日枝神社の長い階段をダッシュで往復。積もっている雪を消せ!と言われても、どんどん積もるので、永遠に走っていました(笑)」と懐かしそうに語る遼さんは、生まれも育ちも高山。飛騨高山では、新郎家が新婦家を精いっぱいのおもてなしで迎える結婚式の風習が、今も色濃く残っているという。
都会よりひと足早く緋色(ひいろ)に染まった木々を背に、百花さんの親族が花嫁行列で神殿に向かう。その先で、遼さんの親族が百花さん一家を迎え入れた。挙式前の伝統的な儀式の一つだ。続く祝宴は、創業227年の老舗料亭での伝統の料理と共に、芸妓(げいぎ)による唄や三味線や踊りで宴席に花を添える、「お座付」という高山のおもてなし文化も披露。「せっかく高山まで来てもらうなら、旅の楽しさと、ホンモノの高山にも触れてもらえると嬉しい」とふたり。
古き良き伝統を大切にしながらも、白無垢ではなく鮮やかな色の色打ち掛けを選び、ふたりがカラオケで歌う曲をBGMに流してふたりらしさも感じられるものに。ハレの日の特別感がありつつも、涙あり、笑いありの和やかな心地よい時間は、ゲストの心にも記憶にも深く刻み込まれた。
日枝神社の木立の中を、雅楽隊の誘導で、静かに花嫁行列で入場した百花さんと親族。百花さんは白無垢ではなく、ひと目ぼれした色打ち掛けで。「雲取りといわれる吉祥の柄も気に入って」と百花さん。貴重な西陣織の手描き友禅
高山城下町の南半分の氏神様で、春の高山祭の例祭を行う日枝神社での神前式。友人らも本殿の外から見守った
神社から料亭まで人力車で移動。古い町並では観光客らもふたりを祝福
再入場で百花さんは父を指名。父が「結婚式といえばこの曲しかない!」と長年言い続けていたお気に入りの曲が流れると、号泣
料亭の入り口には百花さんの父が描いたふたりの似顔絵が飾られた
「私よりずっとしっかりしているんです。小さい頃は妹によく怒られていました(笑)」と2歳下の妹と祖母の3人で中座
高山の文化を守り続ける老舗料亭「洲さき」。芸妓による華やかな「お座付」はまるで映画のワンシーンのよう
余興もなく料理と友人たちとの歓談の時間を楽しんだ。窓越しの紅葉と共に記念撮影も
![プロフィール](https://cdn.zexy.net/s/contents/article/web/banquet/general/images/appww2201007/tokai_2201_1_prof.jpg)
愛知県名古屋市在住
森野 遼さん(27歳)
百花さん(29歳)
挙式日:2021年10月30日
挙式会場:日枝神社
披露宴会場:料亭 洲さき
ゲスト数:56名
2018年に出会い、音楽など趣味が合い交際へ。披露宴会場となった料亭は両家の顔合わせを行った場所。
※ゼクシィ東海版2022年3月号より転載
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