【結婚式レポートin愛知県】彼は天国からのプレゼント。私の人生を変えてくれました
想いの強さが心を動かし縁を結んだ
「佑子からなかなか返事がもらえなくて。その間?猛プッシュですよ(笑)」と隼大さん。9歳年上の佑子さんは、年齢差があることと、かつて人生観が変わるほどの悲しい別れがあり、結婚に前向きになれなかった。「直球でグイグイ押してくる彼の想いの強さに惹かれ、やっと結婚したいと思ったんです」。隼大さんの直球勝負は、この時期の結婚式を反対していた隼大さんの父にも。両家で家族会議を開き、「20日にやります!」と言い通したのが隼大さんだった。その代わり、祖父母を招待する挙式と、友人らに感謝を伝える披露宴を分けて二部制に。普段から仏様に手を合わせている隼大さんが仏前式を選び、佑子さんは、母の願いだった白無垢を花嫁衣裳に選んだ。
梅雨の晴れ間に、爽やかな風が通り抜けたこの日。320年の歴史を刻む庭園で行われた仏前式。参進では朱色の和傘が水鏡に映り、凛とした空気が辺りを包み込む。式中、赤い糸が結ばれた「撫で石」を三度なで、縁を結んだふたり。「天国にいる彼のひつぎに赤い糸を入れたんです。きっと彼が私たちを繋いでくれたんだと思います」と佑子さん。隼大さんがプロポーズした日は、くしくも亡くなった大切な人の誕生日だった。
挙式前、長い回廊の上での紅差しの儀。その後回廊を3人で進み、隼大さんの元へ。思わず隼大さんを抱き締めた佑子さんの父
親族が集まった仏前式
家族以外の親族は挙式のみ。祖母に思い出の写真とメッセージを
「撫で石の縁」。三度なでれば縁を結ぶといわれている。佑子さんにとっては運命の赤い糸となった
「こんなに楽しい日になって嬉しいです。これも隼大くんのお父さんのおかげです!」と佑子さんの父。常に厳しく、父に褒められた記憶がないと語る隼大さん。この日の隼大さんの父は喜びに溢れていた
祝宴内で、友人らの前での人前式を。隼大さんはサプライズでペアの腕時計を用意
佑子さんを支えてきた友人が主役。友人に予定を聞き、全員が出席できる日を挙式日に決めた。また特別な時間を届けたいと、会場は夜景がきれいなレストランに
ラジオ演出で、佑子さんは父が好きな曲をリクエスト。父の言葉に涙を流した佑子さん
披露宴のメイン演出は佑子さんの友人と司会者によるラジオ風リクエスト大会。会場が盛り上がった
愛知県名古屋市在住
長谷川隼大さん(27歳)
佑子さん(36歳)
挙式日:2021年6月20日
挙式会場:FUMON-EN -普門園-八事の杜 興正寺
披露宴会場:THE GATEHOUSE
ゲスト数:43名
共通の友人が企画した食事会で出会い、隼大さんが告白してから約半年後、ようやく交際がスタート。
※ゼクシィ東海版2021年11月号より転載
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