【結婚式レポートin福井県】天国の父に結婚報告“ふたりで幸せになります!”
新郎から新婦へ愛と感謝を込めたサプライズも!
ウエディングのテーマを「大切な人たちへの感謝」と決めたふたり。何より、1年前に急逝した新郎の父にその思いを届けたいと、メッセージを入れてバルーンリリースを行った。また、チャペルにも披露宴会場にも父の席を設け、結婚式を間近で見守ってほしいという気持ちを込めた。そして兄弟姉妹には、中座のエスコート役として、感謝のスポットライトを当て、ゲストへは、一人一人に宛てた手紙を用意。ふたりが中座している間にスタッフが配り、ゆっくり読んでもらえるようにした。
「みんなに感謝を伝えられるなら、できることは何でもしたい」と準備にいそしんだ新婦。その傍らで新郎は、サポート役に徹しながら、ひそかに彼女へのサプライズを考えていた。彼が感謝を伝えたい大切な人は、家族とゲスト、そして父を亡くしたときに自分を支えてくれた新婦だったから。
そこで、気分新たに盛り上がるお色直し入場のタイミングで、まずはバラの花束をプレゼント。さらに終盤には新婦への手紙も朗読した。全く予期せぬ二重のサプライズに新婦は驚きの笑顔。新郎もまたサプライズ大成功で満足の笑顔。ゲストの温かな拍手に包まれて、強い絆で結ばれた幸せいっぱいのふたりだった。
新郎が新婦に贈ったバラは101本。「これ以上ないほど愛しています」という花言葉に新婦への思いを重ねた
フォトラウンドでゲストに直接感謝を伝えたふたり。新郎家族のテーブルには亡き父の席。父が好きだった日本酒もセット
見た目はオーソドックスないちごのケーキ。実は新郎が好きなチョコレート味
空に舞う風船にみんなが笑顔になったバルーンリリース
挙式で行われるブリリアントローズセレモニー。感謝を込めて父母にバラの花を捧げた
福井らしく、お菓子やまんじゅうをまいて幸せのお裾分け
リモコンカーに乗ったリングボーイ。ゲストから「可愛い!」の声
イラスト上手な友人に作ってもらったウエルカムボード
新婦父から新婦を託されて「胸が熱くなった」と新郎
白亜のチャペルは新郎が新婦にプロポーズした記念の場所。挙式も叶って、ふたりの喜びはひとしお
兄たちのエスコートで中座する新婦。「3人で手をつないだのは子どものとき以来。照れくさかったけど、すごくいい思い出になりました!」
福井県敦賀市在住
山本敬晃さん(32歳)
真耶さん(32歳)
挙式日:2021年9月5日
会場:ローズガーデン/ロイヤルグレース大聖堂(福井県)
共通の友人を介して知り合ったふたり。彼の猛烈なアプローチが功を奏して、交際が始まり、2年後に結婚。
※ゼクシィ富山・石川・福井版2022年2月号より転載
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