【結婚式レポートin愛知県】もう一度言わせてね。パパ! 大好きだよ!
家族だけだから泣いて笑って想いのままに
結婚式はハワイで挙げると決めていた知穂さん。しかし実現が困難に。国内でやるなら、親代わりに育ててくれた祖父母も招待して、両家の親と同じ神前式でやりたい。選んだのは、ふたりが出会うきっかけとなった、会社の内定式を行ったホテルだった。「当日は、親と祖父母に、ありったけの感謝を伝えるものにしたくて……」。ふたりは、厳かな中にも、温かな家族だけの結婚式を望んだ。
祝宴会場となったのは、100年の歴史あるホテルの中でも、特にクラシカルな雰囲気溢れるバンケット。まさに内定式が行われた場所だった。愼さんの父が主賓のあいさつ、知穂さんの父が乾杯の音頭を取ると、すぐに会場内は和やかな空気に包まれた。時節柄、金沢市在住の愼さんの家族との顔合わせはこの日が初めて。祝宴の中での親族紹介が、演出の一つになり、13人のゲスト全員が一人ずつふたりへのメッセージを添えるスタイルで。感謝の手紙で、繰り返し「パパ!大好きだよ!」と、想いをストレートに伝えた一人娘の知穂さん。「涙もろくて、小学校の学芸会でも最前列で号泣する父なんです(笑)」。知穂さんの父も、いつもの通り心の向くままに、大粒の涙をぬぐった。
新郎新婦しか渡れない幸福の架け橋を歩くふたり
紅差しの儀から神前式がスタート
記念撮影では、ゲスト全員が愼さんのめいをあやしたほほ笑ましいワンシーン
アールデコ様式の調度品で統一されたバンケット。ふたりが勤める企業の内定式が行われた
この日のキーアイテムは「幸せが飛んでくる」が花言葉のコチョウラン
知穂さんのいとこが、デザート皿を彩っていた花を頭に乗せて記念撮影。家族だけならではの自由なムード
目の前に見える天然記念物の島「竹島」にある「八百富神社」の御神体を祀る神殿
赤座エビなど地元食材をふんだんに使用したコース料理でもてなした
デザート皿の裏に「当たり」マークがあり、大喜びの知穂さんの叔祖母
ふたりが中座中に高砂席に座り、記念撮影を楽しんでいた、おちゃめで仲むつまじい愼さんの親
知穂さんの手紙に、少しはにかんだ笑顔を見せながら、号泣する父。その姿を温かく笑顔で見守る母。「普段通りのふたりの姿にほっとしました」と知穂さん

愛知県岡崎市在住
窪田 愼さん(26歳)
知穂さん(25歳)
挙式日:2021年6月19日
挙式会場:蒲郡クラシックホテル
ゲスト数:13名
会社の内定者懇談会で出会い、入社後、すぐに意気投合。令和スタートの2019年5月1日から交際開始。
※ゼクシィ東海版2021年10月号より転載
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