【結婚式レポートin東京都】街を見渡す秋晴れの丘で天真爛漫(てんしんらんまん)に誓いを立てて
“一卵性親子”だから通じ合って胸いっぱい
初夏から晩秋に日延べした式は、ジャケットを羽織っていると汗ばむほどの秋晴れ。その日差しがたっぷり降り注ぐレストランガーデンで、ゲスト参加の人前式を行った。誓いの言葉はそれぞれの友人から。新郎のマッチョエピソードを交えたもの、新婦のお買い物好きを許してというものもあり和やかに。新婦が花を描いた承認ボードには、ゲストが花の中心に筆を入れてくれて、笑顔いっぱい披露した。そして誓いのキスは、爆睡中の愛息のほっぺにも!
少しでもゲストとの時間を大切にしたくて、式から披露宴のヘアチェンジはシンプルにし「来てくれてありがとう」の一番の気持ちを一人一人に伝えた。同じ思いでいたのは新婦母。幼い娘と一緒に遊んだ少女たちが大人になって祝いに駆け付けてくれて感無量。外見もテキパキした性格も似ている母と娘を、周囲は“一卵性親子”と言うそう。特に当日は気を張っていた朱音さん、いつも以上にシャッキリ。子を授かったからこそ感じている親への感謝もサクサク読み上げ、母は(もう少ししっとり・笑)と思ったが、「育ててくれてありがとう」の言葉に胸いっぱい。その姿を見た新婦も目頭が熱くなって「いいね」と親指を立てて笑った。
日延べを決めたとき、「いつになっても行くから安心して。ふたりのペースで決めればいいからね」の言葉に救われた。「この日が迎えられたのは友人、家族、親族のおかげ」とふたり。式のテーマは『Special Thanks』にした
感染対策を徹底してお出迎え
秋になったことで、ダスティーな色みをプラスして大人っぽく
式や親族紹介は愛息も登場しみんなに紹介、可愛がってもらった
オープンキッチンからおもてなし。心躍るような美しい料理は南フランス・プロヴァンスの料理文化を伝えるもの。ゲストたちは「おいしい!」と絶賛
エントランスには前撮りのドレスとドライフラワーをチェアに飾って
手紙朗読の後、母と目が合ってこのときばかりは胸いっぱい。ドレスは結婚の話が出る前から決めていた星をモチーフにしたもので、母も「一番似合っている」と勧めてくれた
終始笑顔の父だったけれど、ふたりが退場するとその後ろ姿をじっと見つめて
しつらえも美しいらせん階段のあるレストラン。「記念日に家族揃って再訪します!」

福岡県福岡市
啓志さん(40歳)
朱音さん(28歳)
挙式日:2020年11月21日
会場:maison PREMIERE
ゲスト数:68名
音楽の趣味が合い意気投合したふたり。好奇心旺盛な10カ月の愛息と、ずっと楽しみにしていた式を挙げた。
※ゼクシィ首都圏版2021年9月号より転載
- 結婚準備全体
- 結婚式実例
- 東京都













