【結婚式レポートin愛知県】心地よい音楽と料理をお気に召すままどうぞ!
ゆったりまったり流れる時間をゲストと共に
「皆さんの人生の中で、ほんの少しだけ私たちのために時間を頂けたら嬉しいです。そして、今日は絢加をちやほやしてやってください」と、陽生さんの穏やかな語り口で始まったパーティ。柔らかな光が差し込む会場のレストランには、両家の家族と気の置けない友人だけが集った。
絢加さんは、結婚指輪のお披露目会はやりたいと思っていたものの、慌ただしい日常に流され、気付けば婚姻届を出してから3年近くたっていた。そんなふたりが考えたのが、日常の延長線上にあるような、音楽と料理を楽しむ気取らない会だった。余興はバンド経験のある陽生さんと、陽生さんの父のウッドベースのセッション。陽生さんは親子初共演と照れるが、見事なハーモニーを奏でた。一方、調理師として働く絢加さんからのおもてなしは、レストランこだわりの有機野菜を使った地産地消の料理。途中ふたりがそれぞれゲストのテーブルへと移動し、友人との時間をたっぷり楽しんだ。お開き前の絢加さんから親への感謝の手紙はわずか3行! 「今度帰るときは、おいしいご飯といれたてのコーヒーを用意して待っていてね」。どこまでも自然体で、ふたりらしさが溢れる一日だった。
東山タワーが見えるテラスでの人前式。「なるべく」の誓いと「必ず」の誓いをゲストに披露
お気に入りのショップで購入した結婚指輪
ゲストが願い事を書いたシールをバルーンに貼り付けてリリース!
お色直しはなし。絢加さんと10年来の美容師が、ゲストの前でヘアチェンジ。あまりにもこの風景になじんでいて、演出のようだった
「ちょっと一杯だけ」とオーダーしてゲストのテーブルに着いた絢加さん。陽生さんも家族のテーブルに座り、談笑していた
愛知県産の有機野菜メインの料理。使っている野菜の紹介も。絢加さんがオーダーしたのは、陽生さんが絢加さんの手料理で一番好きな『ロールキャベツ』。「私は年に1回しか作らないので(笑)」と絢加さん
学生時代からウッドベースを演奏していた陽生さんの父。手書きの楽譜を持ち込んで演奏した
記入用の鉛筆を1人1本ずつ用意。感染症対策でもこんなかわいい鉛筆なら嬉しい
会場の装花と同じアンティークテイストのブーケ。同じ花でフォトスペースも作った
愛知県名古屋市在住
加藤陽生さん(38歳)
絢加さん(34歳)
挙式日:2020年11月29日
会場:TT” a Little Knowledge Store
ゲスト人数:38名
絢加さんが高校3年生の文化祭で、和太鼓の演奏を通じて知り合う。2018年に婚姻届は提出している。
※ゼクシィ東海版2021年6月号より転載
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