【結婚式レポートin愛知県】王道のホテル結婚式がかえって新鮮ですよね?
縁結びの島を眺め登録有形文化財のホテルで祝う
チャペルの窓の向こうには、島全体が国の天然記念物に指定されている、蒲郡のシンボル「竹島」。蒲郡で生まれ育ったAさんは、竹島を望むこの場所で、式を挙げたいと思い続けていた。高台にある庭から見下ろす三河湾の絶景も大好きな景色。「このホテル一択でした」とAさん。
数々の友人の結婚式に参列してきたふたりが決めたテーマは、「今こそ新鮮な王道&定番のホテルウエディング」。チャペル挙式、重厚感あるクラシックな空間、生花がいっぱいの高砂席、料理、スマートなサービスと、すべてに“こだわった”。開宴時は、壁一面のプロジェクションマッピングの中から登場したふたり。王道のプリンセススカートのドレス姿のSさんは、まさにこの日の主役。その姿を末席で静かに見守っていたのが、両家の親。「愚痴一つ聞いたことがない、物静かな父。週末にはこっそり部活の試合の応援に一人で来てくれていました」とSさん。「中学から父は単身赴任で一緒の思い出が少なくて。ただ、近所で父と二人で食べた中華そばとチャーハンがおいしくて」と振り返るAさん。「親に感謝を伝えたい。王道でもやはりこれが結婚式なんですね」。ふたりは口を揃えた。
リングガールはSさんの二人のめい
ぬいぐるみトスで受け取った人にはコスメブーケを
ベールダウンの前に、そっとベールを直すSさんの父。多くを語らずともSさんに愛情を注いできた父の思いが、このしぐさとまなざしから伝わってきた
アルコールインクアートのボードなど、ウエルカムスペースを彩るグッズ
結婚するまで実家暮らしだったAさん。弟とは距離が近すぎて逆に疎遠に。「会話もほとんどないからこそ、中座で一緒に歩きたい」とサプライズで呼び出すと、弟の笑顔にAさんも喜んだ
ドレスの色当てクイズ。Sさんはラメが輝くドレスで登場
ドレスの色を当てたゲスト全員と一緒に記念撮影
ガーデンから披露宴会場までキュートな車で移動。趣ある建物をバックに絵になるワンシーン
壁一面のプロジェクションマッピングの中からふたりが入場
当日撮影したゲストの写真の中からふたりとプランナーが好きな写真を選出。撮影者にプレゼントを贈呈
父の謝辞に思い出がよみがえり、涙を拭うAさん
愛知県在住
A・Oさん(28歳)
Sさん(28歳)
挙式日:2024年2月24日
挙式披露宴会場:蒲郡クラシックホテル
招待客:77名
Aさんの高校時代の友人が、Sさんの大学のクラスメートだったことから知り合い、すぐに交際開始。
※ゼクシィ東海版2024年7月号より転載
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