【結婚式レポートin東京都】ふたりで歩く人生はおおらかに行こう!
会場を飾るのは花ではなく友人の顔&名前
とことんのびのび。野外のビッグテントで開いたパーティには「手ぶらで来て・手ぶらで帰って」と席次表や引出物はなし。テーブルに華やかさは求めず愉快な思い出写真をいくつも並べた。そして花嫁は“走れるドレス”を選び、ずっとは持っていられないブーケではなくリストレットをコーディネート。自然体のふたりが計画すると肩肘張らないリラックスした門出になった。
出会いは飲み会。知人が知人を招き規模が大きくなる会で、最初はお互い嫌い同士が一度話すと好きに逆転。「人をだましそう」「モテ女でちやほやされてる」と見えた相手は意外に誠実だった。付き合ってから今までロマンチックなことは一つもないというが、美帆さんは彼ののびのびとした懐の深さに救われる。どんなに機嫌を悪くしていても怒らず、どんなに落ち込んでも「大丈夫」と言ってくれる。そんな宝物の出会いは友人のおかげ。だから当日はゲスト同士が繋がってみんなで楽しめることを第一に、会場には全員の写真と名前をポップにデザイン。そしてセンターには、四季を表したシンボルツリーを立てて、受付で撮った写真を自由に飾ってもらった。「これからも年中みんなと一緒にいたい」の願いを込めて。
自由スタイルのウエディングは、友人ものびのび。「これ結婚式だよね?」と声を掛けてきた人も
舞台は都心に広がる野外空間。トレーラーハウスで支度をしてフォトツアーへ
プログラムはゲーム満載。「やらかしてしまった話」などと書かれたサイコロを振ってのゲストスピーチは、ふたりの面白エピソードが次々と!
ゲスト卓も装花ではなく笑えるフォト。新郎の小さい頃の裸ん坊ショットや、爆睡中の夢心地ショットも
ラストは“引出物に充てるはずだったお金全員分”を掛けたジャンケン大会。千円札で分厚く見せた賞金を用意した。見事、勝ち取ったのは新郎友人
ドリンクボードからチケットを出して注文する、感染対策
花嫁はさっそうとパンツドレスで入場
春夏秋冬をイメージしたシンボルツリーに写真を飾って
セクシーなルール破り。風船割りゲームはお尻じゃなくヒールでパーン
「私、30までに婚姻届出したいから結婚して」「いつにする?」がプロポーズといえばプロポーズ。そんな感じで飾らないのがふたりらしさ
東京都目黒区
藤原寛成さん(31歳)
美帆さん(30歳)
挙式日:2020年9月26日
会場:LOVE KINGDOM
プロデュース:HAKU
ゲスト数:68名
友人の紹介で飲食業に飛び込んだ新郎。看護師の新婦は、「職業病か、彼も彼の周囲の人にも世話焼きです」。
※ゼクシィ首都圏版2021年6月号より転載
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