【結婚式レポートin京都府】大人から子どもまで、ワイワイいつもの楽しい雰囲気で
音楽とマジック、両家の得意分野で楽しく和やかに
先が読めないコロナ下で、いつしか結婚式が先延ばしになっていたというふたり。お互いの親からの勧めもあり、ふたりで話し合って両家の親族のみのアットホームな結婚式を目指すことにした。挙式会場となるホテル内の神殿では、白無垢に紋付き袴の伝統的な和装で厳かな神前式を。国内外の多くのVIPをもてなしてきた格調高い貴賓室で披露宴が行われた。「いかにも結婚式というような場ではなく、両家の家族・親族のいつもの雰囲気が伝わるようなものにしたくて」と、新婦の奈津紀さん。ケーキ入刀やキャンドルサービスなどの演出はあえて外して、会場の雰囲気を生かしながら、高砂席の装飾も生花のみでシンプルに。披露宴の司会進行は新郎のいとこ、乾杯の発声は4歳になる新郎のおいが担当し、両家の親族がテーブルマジックや得意な楽器の演奏を披露し合った。新郎側の音楽好きは、10年前に他界した祖父の影響が大きいそう。「正月やお盆に親戚が集まると、誰かが演奏を始めていつもこんな感じになるんです」と、周さんは照れ笑い。結婚式の非日常の空間は、早々にいつもの楽しくくつろいだ雰囲気に! 結婚の報告が無事にできて、心からホッとしたふたりだった。
花嫁姿を楽しみにしていた新婦の祖母と、挙式前に偶然のファーストミート
披露宴は華やかな色打ち掛けで入場。コチョウランの生花にゴールドの組ひもを合わせてへアスタイルも艶やかに
卓上には和の雰囲気で、ゲストの名前を入れた木製コースターを
挙式はホテル内の神殿で古式ゆかしく厳かに
挙式後のゆるりとした和やかな空気の中で親族紹介
貴賓室でもあるバンケットは、重厚な雰囲気がふたりのお気に入り
高校までバイオリンを習っていた新郎も奈津紀さんへのサプライズ演奏。伴奏は新郎の兄が担当
開宴後、新郎おいの碧(あおい)くんのバイオリンの演奏で、会場が一気に温かい空気に包まれた。碧くんは乾杯の発声も担当
コインやトランプのマジックで盛り上げてくれたのは新婦の兄と弟。最高のチームワークで
披露宴後半はトレーンがエレガントなウエディングドレスに
新郎の母と伯母によるフルートの演奏。初の姉妹デュエットを披露
ふたりの感謝の気持ちを花束に込めて両家の父母へ
京都府京都市在住
中尾 周さん(28歳)
南 奈津紀さん(28歳)
挙式日:2020年10月25日(日)
会場:京都ホテルオークラ(京都府)
同じ大学の同級生。お互い友人に誘われて、軽い気持ちで入会した学内のサークルで知り合う。
※ゼクシィ関西版2021年5月号より転載
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