【結婚式レポートin新潟県】みんなの“おめでとう”が懐かしくて嬉しくて
同窓会モードでふたりとゲストが一つになった日
自然光あふれるチャペルでの挙式後、披露宴半ばで白無垢と紋服にお色直し。ゲスト卓を巡るふたりを、温かな拍手と歓声が迎えた。「おめでとう」に「久しぶり」が重なるのは、ふたりが高校の同級生だから。「高校はもちろん、幼稚園からの地元の友人、知り合いを招待したら、共通の友人が多くなり、まるで大きな同窓会みたいになったんです」。卒業後も毎年の同窓会で顔を合わせていたから、交際スタートからプロポーズまで11カ月。友人や恩師、家族などの応援もあり、スムーズに進んだ。
「一人一人に感謝を伝えたくて、歓談の時間を増やしました。新型コロナウイルス対策はプランナーさんの助言で充分にして」。入退場やフォトラウンドにも時間をかけてゆっくり回った。おもてなしでは、「みんなが大好きな地元ならではのものに」と、鏡開きと日本酒コーナーにはこだわりの地酒、引出物にはサケの加工品、プチギフトには紅茶のペットボトルと、村上産のものを選んだ。
披露宴がお開きに近づいたとき、新郎から新婦へのサプライズがスタート。新婦の幼稚園から、県外の大学までを訪ね、友人や家族の声を集めたムービーに続き、バラの花束のプレゼント。ゲストの「やるなあ」の声に、新婦のほほ笑みが輝いた。
新郎は、茨城県にある新婦の出身大学やバイト先までを訪問。これまでお世話になった人たちから祝福メッセージを集めてムービーを制作。映像を流した後、出会ってからの年数にちなんで12本のバラをプレゼント
挙式では、新婦のめいがリングガールを務めた。真っ白なドレスを着たゆなちゃんがふたりに駆け寄る愛らしい様子が、ゲストの心をわしづかみ
ロビーに高校時代から同窓会までの思い出の写真を展示。挙式前、同級生たちが懐かしそうに見入っていた
ふたりの席には絶えず友人たちがやってきて、思い出話で盛り上がっていた
白無垢にはコチョウランの生花で作ったヘッドドレスを合わせて上品に
受付ではゲストにマスクと抗菌ジェルを配って、コロナ対策をしっかりと
白ドレスのピアスは、新婦友人の手作り
「いち、にの、さん」と、会場中でタイミングを合わせて鏡開き。卓上のミニだるは個包装のチョコレート入り
大きな窓から信濃川と青空を望める、眺めのいいチャペルで、全員参加のキリスト教式を挙げた
新潟県村上市在住
佐藤 陽さん(30歳)
茉莉さん(30歳)
挙式日:2020年10月31日
会場:ホテル日航新潟(新潟県)
ふたりは高校の同級生同士。2018年の同窓会をきっかけに交際スタート。2019年6月に婚姻届を提出。
※ゼクシィ新潟版2021年4月号より転載
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