
【結婚式レポートin広島県】交際7年、50代の私たち。幸せな結婚式でした

心配をかけた家族のためにも思い切って……
「のんびりとふたりで温泉にでも……」と、たまたま見つけた広島県西部の温泉宿。そのとき、この宿で結婚式ができると知った善一さんと佳子さん。「恥ずかしいから結婚式をするつもりはなかったけど、心配ばかりかけてきた家族に感謝の気持ちを伝えるのもいいかも」と心が動いた。「せっかくならおいしい料理と温泉をみんなに楽しんでもらい、喜んでもらえたら」。準備を進めるうち当初の恥ずかしさはなくなり、晴れやかな思いを胸に当日を迎えた。
「挙式は、母がお嫁に来たときのような『祝言』をイメージしました」と佳子さん。挙式では金びょうぶの前に赤い毛氈(もうせん)を敷き、正座をしてゲストと向かい合うふたり。式の進行は佳子さんの妹が担当し、ふたりの地元のお酒を持ち寄って、お酒合わせの儀と三三九度の儀を行った。
会食ではゲストが自己紹介をしながらおいしい料理とお酒で進行。やがてドレスに着替えた佳子さんの美しい姿にゲストから感嘆の声も。スピーチを聞きながら、母の顔を見ながら、何度も涙を拭っていた佳子さん。「みんなの笑顔や涙、言葉に触れて式を挙げて本当に良かったと思えました。ただただ幸せでした」と嬉しそうに話していた。
「子どもの頃から花嫁は白無垢と文金高島田というイメージが強かったので」と佳子さん。披露宴中はゲストの祝福に何度も涙を拭っていた
ブーケは佳子さんの妹の手作り。ナチュラルでやさしいあしらいが佳子さんにぴったり
全員で正座をして執り行った挙式。日本の伝統的な『祝言』のようなスタイル
挙式ではそれぞれの出身地のお酒を持ち寄りお酒合わせの儀を実施。三三九度の杯は佳子さんの実家の蔵に眠っていたもの
妹さんのアテンドによって挙式が進んだ
食事と会話を楽しんだ披露宴
テーブルの花は生花を習っている佳子さんがアレンジしたもの
ドレスとタキシードで再入場するとゲストから拍手が。少し照れながらも嬉しそう
佳子さんの感謝の言葉を受け、そっと頭を下げる母。涙が止まらなかった
料亭旅館だけあって料理のおいしさはお墨付き
幸せな一日は佳子さんを美しく輝かせていた
「ずっと着物だと疲れるよ」とドレスへのお色直しを勧めてくれたのは母。記念写真も美しく

広島県東広島市在住
坂本善一さん(59歳)
田坂佳子さん(53歳)
挙式日:2019年11月4日
会場:庭園の宿 石亭(広島県)
プロデュース:ウエディングプロデュース エシェル
善一さんの卓球仲間が佳子さんの親戚に当たりその縁で出会った。7年経ち、偶然知り合った日に結婚式。
※ゼクシィ岡山・広島・山口・鳥取・島根版2020年11月号より転載
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