【結婚式レポートin宮城県】父と母の涙を初めて見た。結婚式は奇跡がいっぱい
集まってくれたゲストや家族の愛を感じた日
高校2年生から付き合い始めたふたりが選んだのは、思い出を重ねた仙台の街を望む会場。その空間で行ったフラワーシャワーは、見慣れた景色に大切なゲストや家族の笑顔が加わり、「こんなに幸せなことってあるんだ!」とふたりの心を震えさせた。パーティも仙台の街並みの眺望を楽しみながら、赤いバラの花が象徴する大好きな映画の世界観に彩った空間で。各卓を回ってゲストのスピーチをしっかり向き合って聞き、一緒に写真もたくさん撮った。「皆が一度に集まるって本当にすごいこと」。結婚式は奇跡のような時間だと思った。
その中で最も大切にしたのが、父と母へ感謝を伝えること。「私、父の日も母の日もちゃんとありがとうと伝えたことがなかったんです」と新婦。そう言いながら、今も毎年家族旅行するほど仲良しで、学生時代にテニスを始めたのも「母と同じがいい!」という理由。挙式では母の結婚式と同じユリのブーケを手に愛を誓った。「陽気な父がバージンロードを歩くとき緊張していて。花嫁の手紙では、2人とも泣いていました」。初めて目にする父母の姿にあらためて愛を感じた結婚式。その愛をふたりの未来に繋げていきたいと誓った。
挙式はライティングが美しいチャペルで。サイドから入場し、真ん中から退場するというバージンロード。過去に感謝しながら、未来へ向かって新しい道を進むという意味合いに感激
最初はやらなくてもいいかもと思ったフラワーシャワーは、最も印象に残っている幸せなシーンの一つ
婚姻届を提出した記念日の数字をバルーンアートにしてウエルカムスペースを装飾
大好きなおとぎ話の映画の世界観を装飾や演出のモチーフにして、幼い頃から抱いていた、新婦自身と妹の憧れを形に。準備や打ち合わせの時間もワクワク楽しかった
メイン卓の背景にはバラとグリーンのアーチをあしらって、フォトジェニックに
「ブーケを落としそう」とブーケトスではなく、ブーケプルズを行った。全てのリボンにチャームを付けてハズレなしで楽しんでもらった
スピーチはテーブルごとに、和やかな雰囲気で
「心の中ではいつも感謝していました」。花嫁の手紙に涙していた父母も、記念品贈呈ではいつもの優しい笑顔に
宮城県仙台市在住
安田皓海さん(22歳)
菜々美さん(22歳)
挙式日:2019年11月23日
会場:ホテルメトロポリタン仙台(宮城県)
高校1年生の3月に友人の紹介で出会う。同居を経て、「しっかりけじめをつけたい」と結婚式をすることに。
※ゼクシィ宮城・山形版2020年11月号より転載
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