【結婚式レポートin静岡県】ゲストとほほえみ合える浮き立つような一日に
父母とも気持ちが通じ合い、喜びを分かち合った
「雲が一切ない青空でした」と思わず顔がほころぶ慧瑠奈さん。ゲストが楽しくなって、自然に笑みが浮かぶような結婚式にしたい、という大貴さんとの思いに、朝、見上げた空にも応えてもらった気がした。
慧瑠奈さんは青年海外協力隊でカンボジアに赴き、同じく隊員だった大貴さんと出会い、交際することに。一足早く、大貴さんが帰国した後はカンボジアと静岡、そして慧瑠奈さんが帰国後も、群馬と静岡の遠距離恋愛が続いた。ふたりの歴史を物語るかのように、結婚式のモチーフには群馬、静岡、カンボジアに縁のあるものが顔を出し、ゲストの興味を誘った。
ドレス選びは両家の母と。慧瑠奈さんの母はドレスに合わせたブーケとブートニアを作ることを申し出てくれた。本当は、美容師の母にヘアメイクをお願いしたかった。が、母は「当日は慌ただしいから」と言い、代わりに未経験のブーケ作りにトライ。3着目、新郎の選んだ水色のドレスに合わせた花冠も母の作。そんな母も、カンボジア赴任のときは父と共に猛反対。口を利いてくれない時期もあったとか。娘を愛するあまりに生まれたわだかまりも、いつしか解け、迎えたこの日。フィナーレでは、カンボジア式のお辞儀をするふたりを横で祝福する父母の姿があった。
挙式の2週間前におめでたがわかり、前日までつわりで起き上がれなかった慧瑠奈さん。中止を考えるほどだったが、当日、みんなの祝福を受けてにっこり。笑顔で一日を過ごすことができた。「彼とプランナーさんの支えがあってこそ」と話す
164cmと長身なので、お姫様抱っこはムリかな、と半ば諦めていたが、新郎の愛で実現!
リングボーイは新郎のおい。母である妹が付き添った
高齢の今でもボランティア活動をしている祖母から、生き方の影響を受けた。感謝を込めて中座のエスコートを依頼
親へのギフトの3連の時計の裏には感謝と愛をつづった
いつも新婦を励ましてくれた親友からは「カンボジアに行ったとき、実はすごく寂しかった」と初めて聞く言葉も
出会った国にちなみ、カンボジア式のお辞儀で披露宴をお開きにしたり、テーブルナンバーをカンボジア語にしたりした。繋げると「ありがとう」という言葉に
ケーキ入刀ではなく、だるまに目を入れたふたり。静岡と群馬は「だるま三大市」のうちの2つということを知りこのスタイルに

静岡県在住
西原大貴さん(36歳)
慧瑠奈さん(30歳)
挙式日:2019年8月11日
会場:エスプリ・ド・ナチュール(Esprit de Nature)
ゲスト数:65名
ボランティアに赴いたカンボジアで出会い、交際がスタート。帰国後は静岡と群馬で遠距離恋愛が続いた。
※ゼクシィ静岡版2020年10月号より転載
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