
【結婚式レポートin静岡県】“こうあるべき”はない。結婚式ってもっと自由でいいんですね

ゲストへのお願いは一切なし!全員で楽しむ一日
バージンロードは父親と歩かなければいけないと思っていた佑香さん。結婚式をやるつもりはなかった。それでも友人に背中を押され、“見てみるだけ”と、ブライダルフェアへ。そこで「こうでなければならないという形はない」とアドバイスをもらい、母とバージンロードを歩きたいと思ったと佑香さん。さらに、結婚して家を出たら、母が1人になってしまうことを気にかけていた佑香さんに、「佑香は幸せになるべき」と応援してくれた2人の兄にも花嫁姿を見せたい。いつもふたりで散歩するコースの途中にある会場で、いつものふたりらしい雰囲気の式を挙げようと決めた。「結婚式が決まったら、母が嬉しそうで。バージンロードを歩く練習を何度もしました。こんなにいい思い出ができるとは思っていませんでした」と笑顔の佑香さん。
当日は、親族と友人のみを招待。「ゲストに心から楽しんでほしい」と、余興もスピーチもなし。代わりに、歓談時間をたっぷり取り、ゲストは誓いの言葉を選んだり、サプライズバイトに参加するなど、一体感を大切にした。「母も兄も、カナダから来てくれた母の姉も、みんなの笑顔が見られて幸せでした」。佑香さんは静かに語った。
キャンプが共通の趣味。ミニチュアのフィギュアをウエルカムスペースに飾った
人前式での誓いの言葉を3パターンからゲストが投票。一番多かったもので誓った
ファーストミートでは、裕介さんがサプライズでフラワーリングを手作りして佑香さんにプレゼント
親族との時間を大切にしたふたり。裕介さんの母と佑香さんも、写真を撮って会話を楽しんだ
ヘッドアクセサリーは母から借りたもの
2WAYのウエディングドレス。背中に大きなリボンを付けた挙式のスタイルから、そのリボンに腕を通して披露宴に登場
カラードレスでセカンドミート
プロジェクションマッピングで雰囲気を変えて、再入場へ
2人の兄と中座をした佑香さん。その姿を見た母は、涙をそっと拭っていた
友人同士で盛り上がるドレスの色当て投票
裕介さんがオリーブを育てていることにちなみ、ビュッフェにも取り入れた
サプライズバイトはふたりとも小学生からの友人へ
終始笑顔だった佑香さんも、記念品贈呈では母を前に大粒の涙を流した

静岡県在住
裕介さん(37歳)
佑香さん(30歳)
挙式日:2025年1月12日
会場:ザ・ラグシエナ(静岡県)
ゲスト:52名
2023年の夏に出会う。「兄に似ていて安心感がある」と佑香さん。すぐに交際が始まった。
※ゼクシィ静岡版2025年6月号より転載
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