【結婚式レポートin愛知県】彼のお父さんお母さんの間で、娘のように一緒に歩きました
庭での演出はふたりが計画した温かいサプライズ
挙式後、ガーデンでフラワーシャワーを浴び、幸せをかみしめた新郎新婦。ふたりはこの場でサプライズを計画していた。それは、新婦と新郎の父母の3人で一緒に歩くこと。エスコート役として「雄生さんのお父さん、お母さん」とコールすると、驚きながらも嬉しそうに駆け寄る父と母。新郎の母からネックレスを着けてもらう「身支度のセレモニー」も行い、まるで娘と親のように手を繋いでガーデンを歩いた。実は新郎の雄生さんには約3年前に他界した妹がいた。仲が良く、とても可愛がっていた妹。ふたりは「妹と歩くことはできないけど、花嫁と歩く場面を父と母のためにつくってあげたい」と考え、このプログラムを取り入れたのだった。
ゲストとのふれあいを大事にし、和気あいあいと過ごした披露宴の終盤。締めくくりとなる新郎の父のあいさつはなんと「妹から」という設定で父が書いた手紙だった。ふたりの結婚を喜び、天国から見守っているという文章を読み上げる父。「今日は泣かない」と決めていた亜美さんも、雄生さんも、思いがけない父の計らいに号泣。見守るゲストも涙をあふれさせ、強く結ばれた家族の絆に温かい拍手がいつまでも続いた。
挙式でのエスコートチェンジで新婦の父と握手する新郎。新婦父の気持ちが伝わり「込み上げるものがありました」と新郎
ふたりの出会いはオーストラリアの語学学校。新郎の帰国時にクラスメイトが寄せ書きしてくれた国旗を受付周りにディスプレー
余興は行わず歓談タイムを長めに確保。ガーデンでの撮影もゆっくりと楽しめた
ガーデンでのファーストミート。緊張している新郎と笑顔の新婦
階段からの入場は新郎が希望した演出
新婦は両家の祖母と共に中座
ガーデンで新郎の母からネックレスを着けてもらう新婦。この後、新郎の父母と一緒に歩いた
テーマカラーのピンクでケーキや装花を統一。オーストラリアの思い出の食材「ビーツ」を使ったピンクのソースのメニューも取り入れた
親との対面式で思わず涙ぐむ新郎
新婦の弟が描いてくれた似顔絵
フラワーシャワーで祝福されるふたり。人気者の新郎は挙式でも披露宴でも仲間から声援をもらい、笑顔あふれる結婚式になった
父が読んだ「妹からの手紙」に涙を流す新婦。温かく感動的な結びになった
愛知県清須市在住
小川雄生さん(29歳)
亜美さん(27歳)
挙式日:2019年8月24日
会場:アプローズスクエア NAGOYA
招待客:95名
2017年5月にオーストラリアの語学学校で出会い、交際開始。当日はプロポーズの1周年記念日だった。
※ゼクシィ東海版2020年1月号より転載
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