【結婚式レポートin愛知県】似た境遇だから想いは同じ。2人の母に精いっぱいのありがとうを
お義母さんとかあちゃんへ感謝を伝える
ふたりとも、物心ついたときには母ときょうだいとの3人での生活という、まったく同じ環境で育った。「結婚式はお金がかかるし、子どものいる友人も多く大変だからやらなくてもいいかも」とつぶやいたのぞみさんに、「女手一つでのんちゃんを育ててきたお義母さんに、ウエディングドレス姿を見せてあげなくちゃ!」との亮さんの言葉に背中を押され、2人の母への感謝を伝える一日にしようと準備を進めた。思い出を語り始めると止まらないふたり。「夜勤もある仕事で私と姉を育ててくれた母とは、2人きりで出かけることはほとんどなく、たまに一緒に近所のスーパーに行くだけでも嬉しかったんです」とのぞみさん。「いつも穏やかな母。そうめんがおいしい!と言えば連日そうめんを出すため、そうめん嫌いになっちゃいました。愛情の深さですかね」と笑う亮さん。
挙式当日、ファミリーミートで対面した4人。まずは全員が涙、後、満面の笑みで息もピッタリ! 中座のエスコートでは「“お義母さん”と“かあちゃん”」と普段と同じように母たちを呼び出した亮さん。「母のこんな笑顔が見られるなんて。結婚式、やってよかったです」と、のぞみさんの笑顔もはじけた。
青空の下で行われたガーデン挙式。リングガールは、のぞみさんのめい。夏らしい黄色のドレスが愛らしい
祖母と姉からのベールダウンとブーケ渡し。「6歳上の姉はもう一人の母でした。毎日、小学生の姉が自転車で保育園の送迎をしてくれました」
「幼い頃は泣いてばかりでした」と亮さんの母。式準備の打ち合わせでも毎回泣いていたという亮さん。当然当日もファーストミートで号泣
デザートビュッフェにはお茶漬けも
ファーストミートではお互いへのメッセージをビデオに向けて見せ、後日ビデオを見るまで内緒に。少し照れ屋のふたりらしい演出
カスミソウが大好きなのぞみさん。当日のブーケも装花も使った花はすべてカスミソウ
披露宴での演出は、ふたりの似顔絵をゲストが描いて、ふたりが気に入った絵を描いた人にプレゼントを贈呈。短時間で描いたとは思えない秀逸な絵が並んだ
亮さんの中座は2人の母と。「母親同士も同年代で友人のように仲良しなんです」とのぞみさん。嬉しそうな母にゲストも大きな拍手を送った
愛知県在住
佐藤 亮さん(35歳)
のぞみさん(29歳)
挙式日:2023年8月27日
挙式披露宴会場:THE NANZAN HOUSE
招待客:25名
2022年夏に出会った瞬間居心地の良さを感じてすぐに交際開始。2023年の交際記念日に婚姻届を提出。
※ゼクシィ東海版2024年2月号より転載
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