不成就日とは?結婚イベントは避けた方がいい?【2026・2027年カレンダー】
皆さん「不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)」って聞いたことはありますか?縁起が良くない日として知られているのですが、「結婚式や入籍は不成就日を避けた方がいい?」と気になりますよね。そこで、不成就日の意味から日取りを決めるに当たっての判断の仕方まで「不成就日」を徹底解説。
皆さん「不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)」って聞いたことはありますか?縁起が良くない日として知られているのですが、「結婚式や入籍は不成就日を避けた方がいい?」と気になりますよね。そこで、不成就日の意味から日取りを決めるに当たっての判断の仕方まで「不成就日」を徹底解説。
「不成就日」は読んで字のごとく「成就しない日」。「何をしても報われない」「願いも叶わない」といわれる「凶日(厄日)」「縁起が良くない日」です。
日々の吉凶を判断する方法はさまざま。「不成就日」は、カレンダーにもよく載っていてメジャーな「六輝(六曜)」と違い、専門的な運勢暦で見るか、検索して調べないと分からない「選日」という吉凶判断。そのため、知らない人も多いのですが、六輝でいうと「何をしてもうまくいかない」といわれる「仏滅」のような日です。
不成就日は「何をしても成就しない」といわれる日ですが、特に結婚や婚姻届提出(入籍)、両家顔合わせ食事会や結納などの慶事全般、引っ越し、新居など重大な契約に凶。この他、納車、開店、子どもの命名、事始め、願う事すら凶といわれ、避けた方がいいことになります。
もっとも、実際は「この日だけは験担ぎで良い日にしたい」と思う特別な日だけ気にする程度。一般的なカレンダーにはほぼ載っていないため、日常生活の中で不成就日を意識して行動に生かしている人は希少です。
あらゆることに凶の不成就日でも、行っていいのは通夜や葬儀、納骨、法事です。ただし、通夜以外は習慣として「友引」を避けるのが一般的。不成就日でも友引と重なったら、異なる日を選びましょう。
不成就日は「結婚式や入籍に凶」と知って、「挙式日や入籍日は不成就日以外の日にした方がいい?」と気になった人もいるでしょう。
不成就日がなぜ慶事に凶なのか、確たる根拠はありません。それゆえ縛られる必要もなく、「全く気にしない」という人もいれば、「大切な日だから、やっぱり避ける」という人も。要は個々の考え方次第です。
では実際、結婚した人たちがどうしたか、見てみましょう。
不成就日に結婚式を行った人は10.2%、入籍した人は13.0%。不成就日は毎月4日程度。出現率が13.2%であることを考えると、「避けている人が多い」とはいえません。
ちなみに不成就日にもかかわらず日取りを変更しなかった人の理由は「ゲストや自分たちの都合、ふたりの思いなど優先すべきことがあったから」「結婚式場の空き状況の関係で」「語呂がいい日など覚えやすい日にしたかったから」「縁起の良しあしなんてどうでもよかったから」など。
不成就日以外の日に結婚式を行った人は47.2%、入籍した人は45.2%。この中にはもちろん「より良い日にしたくて」という人もいますが、多くは「選んだ日がたまたま不成就日ではなかった」という回答。
残りの3割強は不成就日のことを知らないまま、挙式日や入籍日を決定。知っていても、気にせず、不成就日かどうか調べないで決めた人も1割前後いました。
お日柄ありきで日取りを決めたかったので、念には念を入れて調べました。挙式日は希望した友引の日が不成就日ではなくて一安心。一生大事にしたい!と思った入籍日は大安かつ母倉日でハッピー!(tomomiさん)
最初、付き合い始めた日に入籍しようとしましたが、その日は不成就日。1週間後に1年の中でも最強クラスの開運日があったので、延期しました。挙式日で気にしたのは仏滅だけ。希望する時期で、親族の都合がよく、仏滅ではない日にしました。(木原ちなみさん)
ふたりの記念日に入籍しようと思ったら、その日が不成就日。でも「この先どうなるかは自分たち次第だ!」という気持ちが強かったため、気にせず先に決めた日に入籍しました。実際、不成就日だったからといって、悪いことがたくさんあったと感じることはありません。(野見山伶奈さん)
結婚式は遠方からのゲストが多かったので、「なるべくゲストに負担がかからない日」を最優先。不成就日でしたが、3連休の中日の午後挙式にしました。ゲストからは「その日程だったから出席できた」と喜んでもらえてよかったです。(杉原佑香さん)
仏滅がある「六輝(六曜)」、不成就日がある「選日」以外に「暦注下段」という吉凶判断もあります。その中でも「万事成就しない」といわれ、「黒日」の別名をもつ「受死日(じゅしび・じゅしにち)」、受死日に次ぐ「十死日(じゅうしび・じゅうしにち)」は不成就日と同クラスの凶日。仏滅や不成就日を気にするなら、この2つもチェックしましょう。
ただし不成就日は年間48日前後、受死日と十死日は年間各30日前後、この3つで108日ほどあり、1年の30%が凶日になります。この他、引っ越しや建築に良くない「三隣亡(さんりんぼう)」などたくさんの凶の日があり、気にし始めると選べなくなるので、ほどほどに。
「六輝(六曜)」の中では縁起がとても良くて、早い時期から式場の予約が入る「大安」と「友引」。六輝(六曜)以外では、年間5~6日しかなくて大安よりも良く、最強の日といわれる「天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)」、物事を始める日にふさわしい「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」「甲子(きのえね)」が特に縁起がいい「吉の日」「開運日」です。挙式や入籍をしようとした日が、これら吉の日であり、不成就日でもある場合、「どうしよう?」と迷いますよね。
卒花に聞いたところ、上位はこのグラフの通り。「不成就日以外の日がいい(17.8%)」と回答した人もいますが、最も多かったのは「一切気にする必要はない(45.6%)」。「お互いが納得すれば不成就日でもいつでもいい(22.2%)」「少しでも気になったら避ける方向で考えた方がいい(12.2%)」と、ふたりで相談して決めることをおすすめする人もいます。
また根拠が薄い吉凶判断より、ふたりの記念日、語呂のいい日など「この日!という希望があればそれを優先した方がいい(12.2%)」という声も。
この他、「同じ凶の日でも、不成就日より仏滅でないかどうかを気にした方がいい」「六輝を優先して大安や友引にした方がいい」など考え方は三者三様です。
ちなみに「天赦日はどんな凶の日も打ち消す」ともいわれます。その説をとれば、天赦日は最優先してよし。結婚式や入籍に良い日には「天恩日」「母倉日」「神吉日」「大明日」「天一天上」など他の日もあるので、あらゆる「吉の日」「凶の日」を見て総合的に判断する方法もあります。
「この日が絶対にいい!」という希望があれば、それを叶えた方がテンションが上がります。ただし、お日柄を調べてその日が不成就日と知ると、気になり始める可能性もあるので、あえて一切調べないことをおすすめします。(松本ほの香さん)
もし挙式日が大安、友引、天赦日などすごく良い日だったら、そちらを優先して、縁起の良くないことはスルーしていいと思います。私たちはブライダルフェアに行った際、その場で六輝だけ確認して日にちを決定。六輝以外は調べませんでした。(yamaさん)
私たちは「普段気にして生活していないのに、結婚式だけ不成就日を気にしても仕方がない」と意見が一致。どちらかが気にする場合にはその気持ちを尊重し、コミュニケーションを取ることが大切だと思います。意向が決まったら親にも伝えて。(Shioriさん)
以下のカレンダー記事には「六輝(六曜)」、他の吉凶判断の「吉の日」、不成就日を含めた「凶の日」から見た「縁起のいい日」を掲載。
あらゆることが成就しないといわれる「不成就日」は凶の日の中でも特に良くない日ですが、結婚式や入籍する日は縁起の良しあしだけでは決められません。日取り決めに重要なことを片っ端から上げて、優先順位をつけ、ふたりに合ったより良い日を見つけて。
構成・文/渡邊博美 イラスト/田中麻里子 D/mashroom design
※記事内のデータおよびコメントは2026年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー111人が回答したアンケートによるものです
※参考文献/『現代こよみ読み解き事典』(柏書房)、『暦のおしえ: 季節と寄り添い、幸運を導く 』(徳間書店)
※掲載されている情報は2026年3月時点のものです
※「入籍」はすでにある戸籍に入ることです。しかし本記事では便宜上、結婚を入籍と表現しています