結婚指輪はお風呂で着けても大丈夫?素材別の注意点と正しい扱い方
結婚指輪を日常的に身に着けているという人でも、「お風呂に入る時も着けたままでいいの?」と疑問に思うことはありませんか。この記事では、普段のお風呂はもちろん、温泉やサウナなどでも結婚指輪を着けっ放しにしてもいいのかどうか、考えていきます。
結婚指輪を日常的に身に着けているという人でも、「お風呂に入る時も着けたままでいいの?」と疑問に思うことはありませんか。この記事では、普段のお風呂はもちろん、温泉やサウナなどでも結婚指輪を着けっ放しにしてもいいのかどうか、考えていきます。
アンケートによれば、約7割の人が「お風呂に入る時も着けっ放しにしている」と回答。いちいち外すのは面倒だし、外せば外したでなくすのが心配という声も。着けっ放し派のほとんどが特にトラブルに見舞われたことはないと答えているものの、中には「入浴中に指輪が抜けてしまって焦った…」という人もいました。実際のところ、どうしたらいいのでしょうか。
外してなくしたら嫌なので、ずっと着けています。(mojaさん)
ダイヤモンドなどが付いていないごくシンプルなプラチナの結婚指輪で、特に邪魔にならないのでいつも着けています。(すんさん)
結婚指輪をしたままだと落ち着かないし、するりと抜けてなくしそうなのでお風呂に入る時は必ず外します。(nico12さん)
お風呂はもちろん、家事などでなくしたり、傷が付いたりするのが嫌なので、家の中では外していつも同じ場所に置いています。(ゆずみかんさん)
普段は着けっ放しですが、温泉の硫黄成分が結婚指輪によくないと聞いたので、温泉旅行の時だけは外しています。(Chikaさん)
旅先で温泉などに行く時は、なくすと簡単に見つからないと思うので外すようにしています。(かえるさん)
結婚指輪をずっと着けっ放しで、お風呂の時だけ外すのは面倒くさいという人は、そのままでもいいでしょう。確かに、外したことでどこに置いたかわからなくなり、紛失するというケースも無きにしもあらずです。また、家のお風呂のお湯は結婚指輪にとって危険があるものではありません。
ただし、着けっ放しでお風呂に入ると、シャワーの金具などに結婚指輪が当たるなどで傷が付いてしまったり、せっけんやお湯などで抜けやすくなり、紛失の可能性があるということは、頭の片隅に入れておくといいでしょう。
では次から着けっ放しのメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。
お風呂に入る時に結婚指輪を外し、出たらまた着けるというのは少し面倒でしょう。着け忘れて、「あれ、指輪どこに行った?」と探すのもストレスになります。着けっ放しであれば、そのような面倒くささやストレスとは無縁です。
指輪を外した際、置いた場所がわからなくなってしまったり、置いたつもりの場所になかったりといったトラブルは意外に多いものです。外さなければ、そのような紛失のリスクは避けることができます。
結婚指輪をずっと身に着けているという人の中には、「結婚指輪はお守りのような存在で外すと不安」、「常に身に着けることで夫婦の一体感を感じられる」など、心理的なメリットを挙げる人も少なくありません。
お風呂に入ると指がふやけたり、せっけんなどでぬるついたりして、結婚指輪が抜けやすい状態になることがあります。何かの拍子にスポッと抜けてしまい、それが排水溝に落ちて紛失してしまうというリスクはあります。
着けっ放しでお風呂に入ると、指輪も一緒にきれいになるのでは?と思うかもしれませんが、実は反対。せっけんかすが指輪表面に付き、曇りの原因になります。また、ダイヤモンドなどが留められていたり、細かな細工があるものは、微細な隙間にせっけんかすが入り込み、それが汚れの原因になります。また、衛生面でも問題があります。
入浴中もその前後も着けっ放しにすると、指がずっと湿った状態にあったり、せっけんの成分が残ったりすることで、かゆみやかぶれなど肌トラブルが起こることも。特に、肌の敏感な人や夏場などは注意が必要です。
入浴中はさまざまに手を動かします。壁やシャワーヘッドなどに当たったり、ヘアブラシなどでこすれたり、髪が絡まったりすることも。そのような些細な接触により、結婚指輪に細かな傷が付く可能性があります。
結婚指輪を着けっ放しでお風呂に入ると、変色するのではないかと心配する人も多いのではないでしょうか。ですが、普通のお湯であれば、変色することはありません。特に、プラチナは変色しにくい素材なので、心配しなくてもよいでしょう。
ただし、ピンクゴールドやシルバーの結婚指輪では、入浴剤(温泉成分が入っているもの)によっては変色の可能性があります。ホワイトゴールドはせっけんの成分などで表面のメッキが摩耗し、変色して見えることもあるので、注意するに越したことはありません。
指輪の変色に大きく関与するのが硫化水素です。硫化水素は硫黄泉などに多く含まれる成分で、銀や銅などと反応して変色を引き起こします。ですから、温泉に入る際には、銀や銅が含まれたK18以下のゴールドの指輪、シルバーやシルバーの装飾が付いている指輪は特に注意。外したほうが安心でしょう。
洗い物、料理、掃除、洗濯など、家事のほとんどのシーンでさまざまなものに結婚指輪が触れたり、こすれたりすることで、傷が付く可能性があります。特に、洗い物はお風呂と同様、洗剤で指輪が抜けやすい状態に。洗剤かすもたまり、くすみの原因にも。傷や汚れが気になるようであれば、できれば外すか家事用のゴム手袋などをするのがおすすめです。
テニスやゴルフなど硬い器具を強く握るスポーツは指輪が変形する恐れがあります。また重い荷物を持つ時も、指輪が変形する恐れがあるので、事前に外しておいたほうが安心でしょう。
キャンプなどのアウトドアレジャーでは自然の中でさまざまなものと指輪が触れたり、こすれたりして傷が付く可能性が。先述したように温泉でも外すのがおすすめです。また、サウナでは金属が熱を持ち、指輪が高温になることもあります。
変色しづらく、比較的硬度も高いので、着けっ放しには向く素材ということができます。ただし、皮脂やクリームなどが付着することによって表面の輝きが徐々に失われてくるので、柔らかい布で表面の汚れを拭うなどするといいでしょう。
プラチナ同様、着けっ放しに向く素材です。ただ、プラチナよりも傷が付きやすく、温泉成分にも弱いので、注意が必要。1か月に1度の後述するホームケアを行い、温泉では外すのがおすすめ。
銅が多く含まれているため、変色には注意が必要です。温泉に入る際は必ず外しましょう。また、せっけんや汗、化粧品などにも反応して変色が起こることがあるので、小まめなお手入れが必要です。
日本では結婚指輪といえばプラチナですが、海外ブランドではホワイトゴールドの結婚指輪も数多くあります。ホワイトゴールドは純金にシルバーやパラジウム、ニッケルなどを混ぜた上で、ロジウムでメッキをするのが一般的です。プラチナよりも軽くて硬いのですが、表面のメッキが摩耗して変色しやすいので注意が必要です。ほかの素材と同様に、汗やせっけん成分などにも気を付ける必要があります。着けっ放しはメッキの摩耗が早くなるので、あまりおすすめしません。
ダイヤモンド自体は変色や変質に強く、温泉などに着けたまま入っても問題ないのですが、ダイヤモンドが飾られた結婚指輪は注意が必要です。例えば、せっけんかすなどが石座に詰まったりするとダイヤモンドの輝きが鈍くなるので、温泉やお風呂に入る際には外すのがおすすめ。また、ダイヤモンド以外の宝石は基本的には酸やアルカリ、硫黄などは避けるべきで、急激な温度変化にも弱いので、温泉はもちろんNG。お風呂に入る際も外したほうが無難です。
チタンやジルコニウムは変色しにくく、傷も付きにくいので、着けっ放しでも安心な金属といえます。ただし、強い衝撃を与えれば傷は付くので、気を付けるに越したことはありません。
入浴後は水道水で軽く水洗いをしてせっけん成分を流し、柔らかい布で拭く習慣を付けましょう。これだけで金属やダイヤモンドの曇りをある程度防ぐことができます。また、お風呂に入る時には外すという人も、再度身に着ける前に柔らかい布で表面に付いた皮脂や汚れなどを拭き取る習慣を付けるのがおすすめです。
月に1カ月程度は少し丁寧にお手入れを。ぬるま湯に中性洗剤を溶かした洗浄液を用意し、その中に指輪を入れて軽く振り洗いをします。石座の裏側など汚れがたまっている部分は、柔らかい毛の歯ブラシなどでこするといいでしょう。しっかり洗えたら水道水でせっけん成分をきれいに流し、柔らかい布で水分を拭き取り、乾燥させます。
半年~1年に1回は購入店に指輪を持ち込んで、超音波でのクリーニングをしてもらいましょう。また、その際には指輪のゆがみや石留めなどもチェックしてもらっておくと安心です。
お風呂に結婚指輪を着けっ放しで入るメリットとデメリットを比べ、自分の指輪の素材やデザイン、ライフスタイル、自分の性格なども考え合わせて、どちらにするか決めるといいでしょう。なお、温泉の場合は少し事情が異なってきます。ダイヤモンドなどの装飾がない、ごくシンプルなプラチナの結婚指輪であれば着けっ放しもありですが、その他の素材やダイヤモンドなどがあしらわれている結婚指輪は外して入るのが無難でしょう。
文/粂 美奈子 イラスト/Pai D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のデータおよびコメントは2025年11月に20~40代の既婚男女220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年12月時点のものです