結婚指輪、24時間着けっぱなしにしている割合は?男女285人に大調査
できることなら、いつも身に着けていたいけれど、指輪や指のためにそれっていいことなの?みんなどうしてるの?などの疑問を、アンケート結果を基に読み解いていきます。さらに、指輪や指に負担をかけにくい身に着け方のポイントを、ジュエリーのプロの視点からもアドバイスしてもらいました。
できることなら、いつも身に着けていたいけれど、指輪や指のためにそれっていいことなの?みんなどうしてるの?などの疑問を、アンケート結果を基に読み解いていきます。さらに、指輪や指に負担をかけにくい身に着け方のポイントを、ジュエリーのプロの視点からもアドバイスしてもらいました。
小俣友里さん
ジュエリーコーディネーター
難関のジュエリーコーディネーター1級の資格を持ち、ジュエリーリフォーム専門の「ラトレイユ」の代表として活躍。ジュエリーのリフォームや修理はもちろん、オーダーメイドジュエリーも手掛けている。
結婚指輪を24時間着けっ放しにしている人の割合を聞いてみたところ、男女を合わせたアンケート結果では、「24時間着けっ放し」と回答したのは65%。「外出時のみ着けている」が24%と続きました。着けっ放しの割合は男女で差があるかの結果は以下の通り。
男女とも「ほぼ24時間着けっ放し」が65%で、常時着用派が主流のよう。それ以降も「外出時のみ」「日中のみ」「特別な日のみ」と、順番は男女で差は見られませんでしたが、割合を見ると「外出時のみ着けている」と答えたのは女性が多めで、女性の方が男性に比べて結婚指輪をファッションとして楽しむ傾向が強いようです。
「大切なものだから24時間着け続けたい」、「着け外しが面倒に感じてしまう」など着用時間に対する考え方は人それぞれ。まずは「24時間着けっ放し」でいる人の理由をご紹介します(複数回答)。
外した後に置き忘れたり、どこにしまったかわからなくなったりするのが不安で、外さない選択をしている人も。高価で思い入れのある指輪だからこそ、身に着けていたほうが安心だと感じるようです。
仕事や家事、趣味の中でも特に困る場面がなく、「問題が起きたことがない」という理由で着け続けている人もいます。日常生活に支障がなければ、そのままでいいと考えているようです。
最初は傷が付かないように外していた人も、使い込むうちにその傷さえ「ふたりの思い出」だと感じられるようになったという人も。お守りのような存在として身に着けることで、いつの間にか生活の一部になっている声も多く寄せられました。
結婚指輪を着けることで夫婦としてのつながりを感じたいと思っている人たちがずっと指輪を着けているようです。指輪を見るたびに結婚した実感や安心感を得られるという声も寄せられました。
手を洗うたびや就寝前など、日常の中で何度も着脱するのが手間に感じるという人も。「そのままでいいか」と思い、結果的に着けっ放しになっている人も少なくないようです。
上記以降は、「日中や就寝時も邪魔にならないデザインだから」、「パートナーから“いつも着けていて”と言われたから」という理由が続きました。
24時間着けっ放しでいる人の理由は前述の通り。では、時々は外す派の人たちが「いつ外すか」のタイミングや外す理由をご紹介します(複数回答)。
生肉を触る時、食器を洗う時など、衛生面や汚れ、指輪への影響を考えて外す人が多い傾向にありました。
「せっけんや皮脂汚れがたまるのが気になる」といった声が目立ちました。また、むくみによる圧迫感をなくすために「リラックスタイムの時は、外したい」という声も。
仕事中に指輪を外す理由として多いのは、作業の邪魔になったり、職種によっては衛生面や安全面への配慮が必要な場合もあること。「職場では着けないことが暗黙の了解になっているから」という人もいました。
ジムやランニング、ヨガなど、体を動かす時は指輪が当たったり、引っかかったりすることがあります。ケガや変形を防ぐ理由以外にも、汗染みによる変色を防ぎたいという理由で運動中だけ外すという人もいました。
その他、「ハンドクリームを塗る時」「ヘアセットの時」など一時的に指輪を外すという声も寄せられました。指輪を時々外す人もいるものの、その時間は限られており、多くの人が結婚指輪を日常的に、長く身に着け続けていることがわかりました。
指輪を外す際の注意点や、保管時に気を付けたいポイントについて、小俣さんにアドバイスしていただきました。
【1】ぬれたままにしないこと
指輪を外したら、必ず水分を拭き取ってから保管しましょう。水分が残っていると、金属の変色やカビの原因になることがあります。
【2】保管場所は「決まった場所」を決めて
洗面所やキッチンなど、うっかり落としやすい場所ではなく、ジュエリートレーやケースなど、決まった場所に保管する習慣を付けると紛失防止になります。
【3】個別にポーチに入れる
他のアクセサリーと一緒に保管すると、アクセサリー同士がこすれて傷が付くことがあります。個別にポーチに入れて保管するのがおすすめです。
加えて、家事や入浴、就寝前、帰宅後すぐ…など、「外すタイミング」を自分の中で決めてルール化しておくと、無意識下での紛失を防げますよ(小俣さん)。
指輪のデザインによっては、24時間着け続けてもOK(指輪や指への負担が少ない)ものがあります。
24時間着けっ放しOKなデザインや素材であっても、指輪や指のために気を付けたいことを小俣さんにアドバイスしていただきました。
【1】定期的に洗浄・乾燥させる
汗や皮脂、せっけんカスが付着したままだと、肌トラブルの原因に。食器用洗剤を入れたぬるま湯で、柔らかい歯ブラシで洗ってよく乾かしてから再装着してください。入浴時や水仕事の際は、可能なら一度外して水洗いと乾燥を行ってください。
【2】指輪の傷や変形に気を付ける
日常生活の中では、指輪に傷が付きやすい場面がたくさんあります。特に重たいもの、硬いものを持つ時、手を酷使する時は指輪の傷や変形に注意を払ってください。
【3】定期的な点検とメンテナンスを
必要に応じて、購入店や専門店でメンテナンスを受けることで指輪を長持ちさせられます。石の緩みなども定期的にプロにチェックしてもらいましょう。
「大切な指輪をきれいな状態で長く使い続けるためには、家事や力仕事の際に一度外すのがおすすめです」と話す小俣さん。その理由について伺いました。
調理器具や食器、掃除道具などに当たることで、細かな傷が付きやすくなります。それが続くと指輪自体の輝きが失われたり、指輪が変形する原因になることも。また、彫り模様のある指輪は細かい傷が目立ちやすく、彫りがつぶれてしまうことがあります。
重いものを持つ動作は、指輪に想像以上の負担がかかります。Pt999(純プラチナ)やK24(純金)など柔らかい金属は傷や変形、ゆがみが起きやすいです。指輪のゆがみは石の緩みにつながることもあります。
漂白剤や掃除用の薬剤などは、金属や石に影響を与えることが。変色やくすみの原因となるため、作業前に外すと安心です。シルバー、ピンクゴールド、K10、K14、メッキ(コーティング)製品、またダイヤモンド以外のカラーストーンが付いている指輪は注意が必要です。
家事では油汚れや洗剤が付着しやすく、リングの内側に汚れがたまると肌トラブルにつながることがあり、外しておくことで清潔な状態を保ちやすくなります。太め(幅広)の指輪や、裏抜きデザイン(指輪の内側が空洞になっている構造)や石穴(石を留めるために開けられた穴)のあるものは特に注意が必要です。
結婚指輪はふたりのつながりの証し。着けっぱなしの最大のメリットは絆を実感できる安心感と紛失防止ですが、着けっ放しでいるデメリットもあります。そんなメリットやデメリットを知っておくことは損ではないはず。また、着けっ放し派も、たまに外す派も、結婚指輪はしっかりとお手入れすることが大切です。
「24時間着けっ放しにするか」や「着けない」のどちらかではなく、自身のライフスタイルに合った着け方をすることで大切な結婚指輪を長く、美しい状態で保つことができます。同時に、自身でできるケアやプロによる定期的なメンテナンスも大事。ふたりの大切な指輪をずっと輝かせて、長く使い続けてくださいね。
構成・文/RIE☆ イラスト/寺澤ゆりえ D/mashroom design
※記事内のデータおよびコメントは2026年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー65人が回答したアンケートおよび、結婚2年以上の男女220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2026年3月時点のものです