【見本付き】婚姻届を書き間違えた場合の訂正方法&間違いやすいポイント!
「婚姻届を書き間違えた場合はどうしたらいいの?」婚姻届には本籍や証人など記入すべき箇所がたくさんあるだけに、そんな不安を訴える声がちらほら!さらに最近では押印が任意になったため、訂正印なしで本当に大丈夫かどうかも気になるところです。そこで今回はプロの監修の下、婚姻届を書き間違えた際の対応策と、ミスしがちなポイントをじっくり解説します。
「婚姻届を書き間違えた場合はどうしたらいいの?」婚姻届には本籍や証人など記入すべき箇所がたくさんあるだけに、そんな不安を訴える声がちらほら!さらに最近では押印が任意になったため、訂正印なしで本当に大丈夫かどうかも気になるところです。そこで今回はプロの監修の下、婚姻届を書き間違えた際の対応策と、ミスしがちなポイントをじっくり解説します。
若山大輔さん
行政書士
1987年生まれ。2014年にブライダル行政書士として独立。結婚生活に関する法的・資金的なアドバイスを提供しているほか、オリジナル婚姻届を企画・販売する「婚姻届工房」の代表としても活躍。
婚姻届の訂正は、間違えた箇所に二重線を引き、欄内の余白に正しい内容を記載します。この際、修正液や修正テープなどを使用すると差し戻しになるので気を付けてください。
婚姻届を提出することで新しい戸籍が作られるため、絶対に間違えられないのがふたりの氏名。書き損じた場合、他の箇所のように二重線で消して修正することができないため、新しい婚姻届の用紙に書き直しましょう。
また、「結婚後の夫婦の氏名」や「届出人」などの重要な箇所を書き間違えてしまった場合、自治体によって対応が異なることも考えられるので、念のためにはんこを持参しておくと安心です。(行政書士/若山大輔さん)
婚姻届の押印が不要になったことをご存じですか?届出人や証人の署名欄に「印」という欄が残ってはいるものの、あくまでも任意で必須ではなくなりました。従って、書き間違えた箇所に訂正印を押す必要もありません。
ちなみに、どうしても押印したいという場合、気を付けたいのは印鑑の種類。実印や銀行印、認め印など朱肉を使用するはんこなら何でも構いませんが、ゴム印やインク浸透印は、婚姻届に使用することができないので気を付けて。
印面がゴムでできている印鑑は、経年劣化や押す力などによって陰影が変わる恐れがあります。そのため、手続き・届け出の印鑑としては原則認められていません。(若山さん)
公的書類である婚姻届は、修正液や修正テープを使用して修正することが認められていません。削ると訂正前の状態に戻すことができ、改ざんすることが可能だからです。記入の際に消えるボールペンを使うのもNG。専用のゴムで簡単に消すことができ、さらに熱を加えるとインクが消えやすくなるため、長期間の保管には不向きとされています。証人欄の訂正についても、証人をお願いする方にあらかじめその旨を伝えておきましょう。
よくある間違いは戸籍との文字の不一致。例えば戸籍上は、「“はしご高”の高橋」であるにもかかわらず、普通に「高橋」と書いてしまったようなケースです。自分の氏名を間違える人はあまりいないと思いますが、「実は戸籍の字が旧字体だった」と、戸籍謄本を見て初めて気付くケースもあるので、心配な人は事前に確認しましょう。
住所は住民票の通りに書くのが基本。現在住んでいるかどうかにかかわらず、「住民登録をしているところ」を書きましょう。「一丁目」「二丁目」は漢数字で。「1丁目」「2丁目」と書いてしまうと訂正を求められることがあります。
もし住民票にマンション・アパート名まで入っていれば、そこも略さずに記入します。逆にマンション・アパート名まで記載されていないなら、「○丁目○番○号303」というように、建物名を省略して書きましょう。
婚姻届の「続き柄」欄には、親から見た自分の立場を記入します。ここで間違いやすいのが「二男」「二女」の書き方。特に、普段から「次男」「次女」と書いている人は要注意。必ず戸籍と同じように、漢数字の「二」と記入しましょう。「三男」「三女」の場合も数字の3ではなく、漢数字の「三」が正しい書き方です。
婚姻届の届出人署名は、婚姻前の姓(氏)で行います。うっかり婚姻後の姓を書かないように気を付けましょう。「提出し、受理されてから初めて同姓の夫婦になるので、それまでは元の氏である」と頭に入れておけば、迷わずに済みそうです。
証人欄でよくある書き間違いは本籍。「細かい番地までは覚えていないから」と、中途半端な書き方になっていたり、戸籍と異なる住所になったりしていませんか。こちらでは確認のしようがないので、証人になってもらう人には「戸籍謄本か本籍記載の住民票を見て、同じ住所を書いてください」と、念押ししておくことが必要です。
A. 署名以外の部分は、その場で二重線を引き、正しい内容を記載することで訂正が可能です。ただし署名は必ず本人の直筆でなければならないので、証人が署名の文字を間違ったりすると、持ち帰っての修正となります。
A. 必要ありません。押印しても構いませんが、その場合、朱肉を使わないゴム印やインク浸透印は避けましょう。
A. 婚姻届は代筆も可能です。ただし届出人署名と証人署名は必ず本人の直筆と決まっているので、そこだけは本人に書いてもらう必要があります。
A. 一部だけなら、役所の窓口などにあるボールペンで上からなぞれば大丈夫です。ただし全部消えるボールペンで書いてしまった場合は、なぞるのも一仕事。漏れる部分が出てくる恐れもあるので、書き直した方が無難でしょう。
A. スペースが足りないほどの書き込みは、主に「住所」が考えられます。長い名前のマンション名など、物理的に無理な場合は多少はみ出してもOK。迷ったら役所の窓口に訪ねてみましょう。
大事な婚姻届が不備で差し戻しにならないよう、しっかり準備して臨みたいもの。提出前に確認すべきポイントを、下の記事でチェックしておきましょう。
婚姻届は希望日にちゃんと受理してもらえるよう、間違えがちなポイントを事前に押さえ、万全な体制で提出するのが一番!とはいえ、ミスしてしまったときにも慌てずに対処できるよう、訂正の仕方も頭に入れておいてくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/moeko D/mashroom design
※掲載されている情報は2025年12月時点のものです