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ビューティー

文金高島田とは?意味や歴史、合わせる小物から似合わせる方法まで解説

文金高島田かつらイメージ

「伝統的な和装っていいかも」「かつらも気になるけれど、似合うかな?」そんな花嫁さんへ。ここでは、花嫁かつらを代表する髪型「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」の成り立ちからかんざしとの合わせ方、かつらを似合わせるためのポイントまで、知っておきたい基礎知識をたっぷりご紹介。これを読めば文金高島田の魅力が丸ごと分かります!

目次

文金高島田とは?

文金高島田の「由来」

  • 文金高島田のかつら

    ※説明で使用する写真は全てかつらしげもり提供

文金高島田とは、前髪・鬢(びん)・髱(たぼ)を集めた「根」を高い位置でまとめ、島田髷(しまだまげ)に結った髪型のこと。江戸時代の未婚の女性の代表的な髪型で、まげを高く取り付けることで最も上品とされ、凛としたその見た目から若さを象徴しているとされていました。
 
由来は諸説あるものの、男性結髪様式の一つにまげを高く結った「文金風」があり、その高さが優雅とされ、次第に女性にも取り入れられるようになって文金高島田に発展したとされています。

文金高島田に込められた「意味」

江戸時代後期に文金高島田を結えたのは上流武家の子女(お姫さま)のみで、一般市民には結えない憧れの髪型とされていました。
 
明治時代からは花嫁の正装として定着。婚礼の際に結う特別な日本髪として受け継がれ、現代では花嫁かつらの代表的な髪型ともされています。

日本髪(文金高島田)を構成する部位と呼び方

  • 日本髪(文金高島田)を構成する部位と呼び方

「前髪」「びん」「たぼ」が集まったところを「根」とし、そこから折り返すようにまとめた束が「まげ」。この5つから成る髪型が「日本髪」と呼ばれ、根を高い位置にまとめて島田まげに結い上げたスタイルが文金高島田となります。
 
洋髪でいうなら、前髪をポンパドール風に上げ、両サイドと襟足の髪をまとめて高さのあるポニーテールにしてから毛先をシニヨンにしたようなヘアスタイルといえます。

日本髪と新日本髪はどう違う?

  • 日本髪と新日本髪の違い 前姿

    → 次は横から見た時の姿をチェック →

  • 日本髪と新日本髪の違い 横姿

    → 次は後ろ姿をチェック →

  • 日本髪と新日本髪の違い 後ろ姿

日本髪(文金高島田)
日本髪を代表する文金高島田は「花嫁だけが結うことを許された、最も格式の高い髪型」と位置付けられ、伝統的な和装花嫁を象徴する髪型とされています。
 
つげのくしやびん付け油を用いて結い上げるため、多くの花嫁さんがかつらを使用。地毛で結ってもらう場合は、肩下5cm以上の長さが必要です。
 
新日本髪
日本髪を現代風にアレンジした、伝統と新しさを兼ね備えたスタイルが新日本髪。びん付け油を使わず、ブラシやピン、スタイリング剤を用いて洋髪感覚で仕上げます。
 
地毛で結われるため、印象はごく自然。顔の形や持ち前の雰囲気に合わせてアレンジもできるので、より自分らしい和髪スタイルが叶います。

文金高島田のかつらの種類

主な種類としては、すっぽりかぶる「全かつら」と一部に地毛を使用する「半かつら」があります。

全かつら

  • 全かつら

全かつらは生え際の髪の太さを均一に揃えて植え込まれており、落ち着きと品格が感じられます。地毛で文金高島田を結い上げると3~4時間はかかるものの、全かつらなら、事前に試着をしていれば10~15分程度でセットが可能。和装からドレスへのチェンジやその逆も時短で叶います。

半かつら

  • 半かつら

半かつらは前髪とサイドの生え際に地毛を使用するため、自然で柔らかい雰囲気に仕上がるのが魅力。かつらによって前髪やびんのボリュームが増すこともあり、顔周りと着物とのバランスも安定します。

ただ、全かつらよりセットに時間がかかるので、支度の早さを重視する人や額を出したくない人は、全かつらの方がおすすめです。

かつらを選ぶ際のポイント

一口に文金高島田のかつらといっても、そのサイズや髪色にはたくさんのバリエーションが。手配先によって差はあるものの、数十種類もの展開をしているサロンもあるので、事前にかつら合わせを行って、自分にぴったりなタイプを選んで。

サイズは合っている?

髪をまとめて下地をつくってから頭のサイズを測り、かつらのサイズを決めます。
単なる大きさだけを合わせるのではなく、頭の形や耳の高さなど、細かなポイントをチェックしながらフィットしているかを検討。鼻の下の延長線上に、左右のびんの下辺がきているかも、サイズが合っているかを判断する目安の一つに。また、ネットの柔らかさや肌当たりが痛くないかなども確認しておきましょう。

色みは合っている?

黒や自然な茶色など、かつらの髪色にバリエーションがあるサロンも。選んだ着物の雰囲気に合わせたり、クラシカルにしたいからあえて真っ黒にする、メイクをナチュラルにしたいから自分の髪や瞳の色に近い茶色にしてなじませるなど、したいスタイルに合わせて選ぶのも有効。

文金高島田を彩るかんざしの種類

  • かんざしの種類

かんざしとは、まとめた髪に挿す日本古来の髪飾りのことで、その形状や素材はさまざま。髪に一本の細棒を挿すことによって「悪魔を払うことができる」とも言い伝えられてきました。
 
中でも文金高島田には、べっ甲や金銀、真珠、サンゴなどの縁起が良いとされる希少な素材が選ばれ、彫金、蒔絵(まきえ)、象眼といった伝統的な技法が施されているものが主流です。

  • かんざしの名称

日本髪(文金高島田)に合わせるかんざし

前ぐし   額の上部、まげの前方に挿すくし状の飾り
中挿し まげの中に挿した棒(笄)の左右を飾る最も目立つ飾り
後挿し 先端が耳かきのような形になっていることが多い、髪の後ろ側に挿す飾り。後ろ姿を華やかに彩る
 
前挿し 額の両側に挿して、顔周りを華やかに見せる飾り

かんざしの合わせ方ポイント

かんざしを選ぶ際は着物やメイクとコーディネートするとより雅やかに!最近は、花や組みひもなどを加えてアレンジし、個性に磨きをかける花嫁さんも増えているよう。

べっ甲

  • べっ甲のかんざしを付けた前姿
  • べっ甲のかんざしを付けた後ろ姿

格調高いべっ甲のかんざしは、着物やメイクも選ばずマルチに映えると人気絶大。

真珠×銀細工

  • 真珠のかんざしを付けた前姿
  • 真珠のかんざしを付けた後ろ姿

小粒のパールをたくさんあしらうことで、シンプルながらも気品に満ちた雰囲気に。白無垢や淡い色合いの着物に合わせると愛らしく、シックな着物に合わせるとスタイリッシュな印象に。

鮮やかな配色

  • 鮮やかな配色のかんざしを付けた前姿
  • 鮮やかな配色のかんざしを付けた後ろ姿

着物の色や柄を拾った華やかなタイプは、お色直しや前撮りで合わせるとよりフォトジェニック!

サンゴ

  • サンゴのかんざしを付けた前姿
  • サンゴのかんざしを付けた後ろ姿

紅白を生かした小ぶりで可愛らしいデザインは、新日本髪にもおすすめ

文金高島田に合わせる綿帽子と角隠し

綿帽子

  • 文金高島田の綿帽子スタイル

綿帽子をかぶった白無垢姿は、基本的には挙式のみOKとされる特別な組み合わせ。奥ゆかしく清らかな印象を与えるには綿帽子が生み出すふっくらしたシルエットが欠かせません。前髪と左右の髪の見え方を均等に保つことで、顔に影が入ることもなく、穏やかで優しい表情に。

角隠し

  • 文金高島田の角隠しスタイル

角隠しは、顔周りをきりりと見せながら横顔のシルエットを美しく強調。文金高島田と相まって凛とした花嫁像を演出できる、どんな着物にも合わせられるなどの魅力が。さらにかんざしが引き立つため、写真映えも抜群です。

文金高島田が似合う顔立ちって?

文金高島田は高さが出る髪型なので、縦ラインを強調するとすっきり見える丸顔さんには向いています

また、かつらは本来の生え際より内側にセットすることになるため、額が広いとバランスよく見える、目鼻立ちがはっきりしていると大きなまげや張り出したびんの存在感に負けない、ともいわれています。

文金高島田が似合わないかも!?の時におすすめの対処法

かつら合わせの段階で、前髪のライン、まげの高さ、びんの張り出し具合、髪の色み、を顔立ちと雰囲気に合わせて“調整する”ことで、似合う形は見つかるもの。さらに、身長や衣裳とのバランスを見て、まげの高さやボリュームを決めると、よりその人に似合う髪型に仕上がります。
 
例えば、面長さんはまげをやや低めにし、びんは横に張らせてもらうと、縦長が和らぎ好バランスに。また、おでこが狭い人は生え際を気持ち上げて額を多めに出すと、すっきり見えます。
 
もともと高さ、幅、奥行きのある文金高島田は、頭全体の中で顔を小さく見せる効果が。またかつらによって顔の面積が狭くなることでも、小顔に見えるとされているので、まずは臆せずトライしてみて!

先輩花嫁の文金高島田実例

かんざし×造花のアレンジで
華やかさと今っぽさを両立

  • 文金高島田の花嫁
  • 文金高島田の花嫁
  • 文金高島田の花嫁

挙式は白無垢に角隠し。披露宴入場時は色打ち掛けに掛け替え、かんざしに造花のコチョウランとナンテンを添えて、より華やかにアレンジした佳苗さん。全かつらと半かつらを両方試着した上で、全かつらに決めたそう。「選んだ白無垢と色打ち掛けに梅や鶴の柄が描かれていたので、同様のモチーフがあしらわれたかんざしにひと目ぼれ。その後SNSでかんざし×造花のアレンジを見つけ、とても素敵だと思ったので取り入れました。造花が加わることでさらに華やかになり、現代的な雰囲気にもなりました」(佳苗さん)

角隠しやかんざしが映えるよう
文金高島田のかつらを選択

  • 文金高島田の花嫁
  • 文金高島田の花嫁
  • 文金高島田の花嫁

白無垢姿での挙式に、文金高島田のかつらと気品に満ちたべっ甲のかんざしを選んだあやさん。かつら合わせは事前にしたものの、サイズが合っているかや重さで疲れないか、少し不安はあったそう。「美容師さんと相談し、自分に合った髪質、色、サイズのかつらを選び、自然な仕上がりになるように心掛けました。また、かつらはしっかり固定されている、姿勢や首の角度に気を付けると楽になるなど、アドバイスもしてもらえたので、当日は安心して過ごすことができました」(あやさん)

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From編集部

文金高島田で日本の伝統美を極めて

結い上げるのに時間と手間と技術が必要な文金高島田。伝統的な和装をしてみたいなら、かぶるだけで叶う花嫁かつらを選択肢に入れないのはもったいない!サイズ感がぴったりで着物とかんざしのコーデにもこだわれば、写真映えも抜群。伝統が息づく自分らしい和装姿を文金高島田で完成させて。

監修
重盛真広さん

重盛真広さん

花嫁かつらクリエーター
かつらしげもり代表

30年以上にわたり、現代風の自然な生え際、美しいフォルム、色みにこだわった文金高島田かつらを制作。花嫁かつらの専門家として、ウエディング誌の撮影や記事の監修、美容学校の講師、和装の前撮りに携わるなど、多方面で活躍中。

構成・文/大平美和 イラスト/naco D/mashroom design 写真提供/かつらしげもり
※記事内のコメントは2025年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー49人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2026年3月時点のものです

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