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夫婦でも婦婦でもない“ふたり組”の幸せのカタチ~『1/LOVERS』

結婚したって、しなくたって、何度したって、いい。
一緒に暮らしても、それぞれに住まいがあっても、いい。
家族が増えても、ずっとふたりっきりでも、誰が何と言おうとも。

ふたりの決めた幸せは、全部、いい。

みんなのカラフルな“幸せのカタチ”をシェアしていきましょう。今回は、パートナーシップ宣誓をしたふたりの話──。

女性同士が気張らず自然の流れで
「組もっか」とパートナーシップ宣誓

行きつけのバーで出会って「乾杯!」とグラスを鳴らしたのが始まり。連絡先を交換し友達付き合い1年を経て、恋人に。しなりさんのきれいな瞳、「安心感しかない」というなつきさんの物腰の柔らかさに惹かれ合い、出会った頃は互いに体調を崩しがちだったのに「相互作用で健康的に」。

周囲も驚くほど仲良しの秘訣(ひけつ)の一つは、笑いのツボが浅いこと。部屋で急に踊り出したり、変な声で合唱したり、ブレてる写真を見返しては笑いが止まらなくなって明け方になってしまったり。

3年たつ頃には「そろそろ組もっか?」と、自然な流れでパートナーシップ宣誓をした。“夫婦”でもないし“婦婦”でもない。「人生の中でふたり組になったという感覚です」

パートナーシップ宣誓をしたふたりの間に大きな変化はないけれど、約束した安心感を得られた。「女性同士で楽しく暮らしているよと証明できる」となつきさん。

彼女の勤め先のボスは、転職先を探していたしなりさんを会社に招き入れ、地方の出向先も同じにしてくれた。一緒に暮らし、一緒に出勤し、昼に社食の踊り場で待ち合わせて480円均一の絶品メニューを頬張る幸せ。家ではそれぞれにしたいことをして、窓を開け放って風を感じ「あぁ、いい日だな」と思う瞬間もまたふたりの幸せ。

ハネムーンは、世界で最初に同性婚を合法化したオランダに繰り出した。街の人々がふたりを自然に受け入れてくれることに驚き、嬉しかった。両家家族もすんなり理解、なつきさんの弟妹は「写真見せてよ、めっちゃいいじゃん!」と祝福を。

それでもまだ、日本では説明が必要な場面が多いそう。未来が変わる予感はあるけれど、気負いはない。「おばあちゃんになっても、ふたりはずっとこのままだと思う」から。

Photo Episode

[Photo1]
パートナーシップ宣誓を記念して撮影。SNSで「大きな声でお伝えします」と発表すると、祝福がたくさん届いた

[Photo2]
イベントで応募したオランダ旅行が見事に当選、新婚旅行へ。2週間かけてベルギーやドイツ、ルクセンブルクも車で周遊した

[Photo3]
インドア派だったふたりは、地方への出向を機会に車を購入して釣りなどアウトドアも楽しむ

YouTubeでふたりのトークを配信中

カップルの顔写真
Profile

左/しなりさん(27歳)
右/なつきさん(27歳)

共にIT職で、電車は1時間に1本という地方の会社に出向中。毎日おいしい空気に満たされて、休日は博物館にこもったり、車を走らせて四季折々の自然に浸ったり。

構成・文/千谷文子 撮影/保田敬介 D/mashroom design
※掲載されている情報は2025年6月時点のものです

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