
軽井沢結婚式の魅力を紹介! ゲスト数・費用相場・おすすめシーズンもチェック
多くの人が憧れるリゾート地“軽井沢”。ここではどんな結婚式ができるのでしょう。軽井沢ウエディングの魅力とともに、ゲスト数や費用、式実施時に気を付けたいことなど気になるトピックを、軽井沢で活動するウエディングプランナー青木純子さん監修の下ご紹介します!
INDEX
軽井沢で挙式を行う魅力って?
日常の生活圏から足を延ばして行う、“リゾートウエディング”。その場所として軽井沢を選んだ先輩花嫁たちに軽井沢の魅力を調査したところ、以下の要素について多くの支持が集まりました。
【軽井沢の魅力1】自然の美しさ・気持ち良さ
軽井沢は標高約1000mに位置する高原地帯。この地を訪れて触れる緑の森やすがすがしい空気には、誰もが心地よさを感じるでしょう。そもそも結婚式には特別感がありますが、自然豊かな場所で行うとなればその感覚はさらに高まります。また、自然に触れることでよりリラックスできるという面も。結婚式ではみんなが肩の力を抜いて、穏やかなひとときを過ごせるはずです。
写真:木立にたたずむふたり。緑に映えるドレスは格別の美しさ。「新緑と深緑の両方を楽しめそうで、真夏の暑さも避けられると考え、6月末の実施を決定。アウトドアが趣味の私たちはもちろん、ゲストの方々もかたくなることなく自然の中の結婚式を楽しみました」(キャンプ好き花嫁さん)
【軽井沢の魅力2】アクセスの良さ
アクセスの観点に置いて、軽井沢は新幹線の停車駅であることが強み。北陸新幹線に乗れば東京駅からは約60分で到着。大阪・名古屋方面からは東京駅を経由し軽井沢駅へ。また車利用なら、上信越自動車道の碓井軽井沢ICを目指して。関東方面からの所要時間は約2時間が目安。これらから、居住地によっては軽井沢への日帰りの往復も十分に可能といえます。
都市部から離れたリゾート地においてアクセスの良さはとても貴重。ゲストを招きやすく、ゲストとしても足を運びやすく気軽に小旅行気分を味わえるため、軽井沢行きを楽しみに出席してくれる人が多いはずです。
【軽井沢の魅力3】上品・洗練された雰囲気があること
西洋を思わせるクラシカルな建築物や自然に溶け込むような建築の数々。こういった軽井沢の表情は洗練されていて美しく、ウエディングシーンが放つ上質さととてもよくなじみます。
軽井沢は、明治時代以降に宣教師たちが布教活動を行ったことで外国人たちの避暑地として発展したため洋館や教会が点在。文豪、関東の富裕層たちも避暑や別荘、創作の地として訪れるように。
「歴史的な背景から成り立つ街並みがあるとともに、軽井沢には、訪れる人々を心を込めてもてなしてきたという思いと誇りが根付いていると感じます」(青木純子さん)
人々に愛されてきた歴史と文化があるからこその上質さとぬくもりは、大きな魅力ですね。
【軽井沢の魅力4】親しい人のみを招く結婚式がしやすい
日常から離れた場所であれば、ゲストを絞った結婚式がしやすいという面も。実際、青木さんによれば、親族や友人とのアットホームな結婚式を希望する新郎新婦が多く、また、そういったウエディングもしやすいそう。
「軽井沢結婚式の特徴の一つに“会場の柔軟性”が挙げられます。レストランや小さなホテルを貸し切って、既存の時間枠に縛られずにパーティを楽しむことも可能ですし、その一方で大きなホテルもありと、人数からスケジュールまでさまざまなニーズに対応できる会場が揃っています」(青木さん)
親しい人を迎え、よりふたりとゲストにとって心地よい結婚式が叶いますね。
写真:新郎新婦とその父母、新郎の兄弟家族、新婦親族とのファミリー婚を実施。すっかりくつろいだゲストたちの表情が素敵!「距離感のない式にしたく、メイン卓や席の指定がなくてもいい会場を選択。自宅のようにくつろぎながら両家が歓談と食事を楽しみました」(デコ&ブーさん)
軽井沢挙式の平均費用とゲスト数は?
掛かった金額の中央値とボリュームゾーン
今回の調査での挙式+パーティ費用の中央値は228万円ですが、ボリュームゾーンは241万~260万円が15%と最も多く、次いで181万~200万円、401万円以上がそれぞれ10%と、異なる金額帯それぞれに一定数が存在しているという結果でした。
平均人数とボリュームゾーン
軽井沢ウエディングにおける人数に関する調査では平均ゲスト数は35人であり、ボリュームゾーンは11~20人が21%、10人以下が18%。全体的に少人数に偏る傾向が見られますが、51~60人規模での実施者も16%存在しています。
リゾートウエディングは一般的な結婚式と比べると自由度が高く、ゲストは家族中心のものから30人、80人などさまざまで、内容も会食メインから屋外で一からパーティ会場を設営してつくり上げるスタイルまで多種多様。新郎新婦が大切にしたい内容によりゲスト数と金額は大きく変わるといえます。
ゲストのお車代や交通費はどうする?
ゲスト費用の負担状況
今回の調査では、負担した人・しなかった人で半数ずつという結果に。また、負担する際はゲストごとに金額を変えているケースの割合が多く、その中では、お車代の全額・一部を負担した人が35%、お車代と宿泊代の全額・一部を負担した人が38%という割合でした。何らかの負担を検討するなら、式で利用する会場の宿泊プランや旅行会社情報を調べると、理想的なものが見つかるかも。
「旅行会社が販売する新幹線付きプランにも注目を。例えば、軽井沢までの交通費にアウトレットでのお買い物クーポン付きというプランも。これらは検討の価値ありだと思います」(青木さん)
軽井沢挙式でおすすめの季節
新緑の季節から梅雨入り前の美しさは格別!
樹々の緑には季節ごとの色彩がありますが、その中でも5月中旬~末にかけての緑は特に魅力的だそう。「8~9月の夏の葉は厚みがあって濃いグリーン。ですが新緑時期から梅雨入り前までの葉はまだ柔らかく青々としていて、みずみずしい美しさがあります」(青木さん)
ちなみに軽井沢が混み合う時期は、ゴールデンウイークから9月まで。夏以降では秋は紅葉が美しく、冬は葉を落とした樹々に雪が積もると幻想的な雰囲気に。四季折々の魅力があるそう。
写真:鮮やかな緑の色彩が印象的な挙式後のワンシーン。「緑豊かな時期を希望し、暑過ぎず寒過ぎない5月末に結婚式を。当日は雨が降っていたけれど撮影時だけはストップ。みずみずしさが漂い、深呼吸したくなるような空気を感じました」(デコ&ブーさん)
軽井沢でお得に結婚式を挙げるには?
繁忙期や土日祝日以外での実施も検討を
ゴールデンウイークから9月までの繁忙期を外した期間なら、会場によってはオフシーズンプランを用意している場合も。「卒花さんの発信をチェックしてみては。自分たちなりにやりくりの工夫を実施したという卒花さん情報があれば、それを基にリサーチや問い合わせを」(青木さん)。また、平日は土日祝と比べて費用が抑えられる可能性もありますが、現実的に考えると、平日参加が可能なのは家族に限られるケースも。
「優先事項を考えることが必要です。実施時期や時間帯、来てほしいゲスト、希望内容、オンシーズンを外しての費用対策など、重視したいことを明確にしてから動くと効率良く、満足度の高い結婚式が叶います」(青木さん)
軽井沢で結婚式を実施する際の注意点
道路混雑を見据えて、事前の対策を
夏の繁忙期、土日祝日は道路渋滞も発生しがちで、ここに巻き込まれると目的地にたどり着くのが困難に。そこで大切なのが交通手段の予約確保です。「軽井沢駅までの新幹線を予約、駅からは予約しておいたタクシーで会場まで行くのが安心です」(青木さん) ふたりはもちろん来てくれるゲストに対する事前準備と余裕を持ったスケジューリングが重要に!
また天気・気温にも気を付けて。春夏秋では真夏を除けば日中と朝晩の寒暖差が大きいため、薄手の羽織りものがあるとベターです。特に宿泊が伴う際はゲストにその旨アナウンスしましょう。
日常から離れた場所だからこそ、いつもとは異なる配慮が必要に。それらを丁寧にケアすることで、軽井沢ウエディングはより快適に楽しいものになります。
From 編集部
軽井沢の魅力を堪能できる結婚式を!
日常から離れてせっかく足を運ぶのであれば、その土地の魅力を十分に味わえる幸せな結婚式を行いたいもの。自分たちが叶えたいことや楽しめること、ゲストに喜んでもらえることを丁寧に考えてアクションを。注意事項やゲストへの配慮も心掛けながら、全員が「軽井沢に来て本当によかった」と心から思える結婚式を実現させてくださいね。

青木純子さん
軽井沢ウエディング
フリーランスプランナー
プロデュース会社、会員制レストラン、結婚式場でのプランナー経験を経て、フリーランスとして軽井沢を拠点に活動。ロケーション、ホスピタリティーなど軽井沢の可能性を知り尽くし、カップルが求めるウエディングをオーダーメイドで丁寧に形にする。軽井沢生まれ、軽井沢育ち。
構成・文/弘中栄美 イラスト/itabamoe
※記事内のデータは、2025年3月に過去10年以内に軽井沢でリゾートウエディングを実施した20~30代の女性68人が回答したマクロミル調査によるものです。回答者が100人に満たないため、集計データは参考値となります
※掲載されている情報は2025年5月時点のものです
- 挙式
- 挙式1年前
- 挙式半年前
- 式イメージ収集期
- スタイル提案
- 国内リゾートウエディング