ブライダルフェアってどれも無料? 有料の場合はいくら?
ブライダルフェアに興味があるけれど、無料で参加できるのか、有料の場合はいくらくらいかかるのか、気になる方もいるのでは。ブライダルフェアの内容や種類、料金のこと、どんな服装が適しているかなど、フェアに行く前の不安を解消します。
ブライダルフェアに興味があるけれど、無料で参加できるのか、有料の場合はいくらくらいかかるのか、気になる方もいるのでは。ブライダルフェアの内容や種類、料金のこと、どんな服装が適しているかなど、フェアに行く前の不安を解消します。
ブライダルフェアは、結婚式の会場探しをしているカップルに、その会場でどのような結婚式ができるかを体感させてくれるイベントです。フェア以外の日の場合、見学はできてもテーブルコーディネートや装花、装飾などのセッティングがされていないため、実際の結婚式のイメージはしにくいものですが、ブライダルフェアなら本番さながらのセッティングがされていて、結婚式当日が断然イメージしやすいのです。さらにフェアへの参加者特典で、成約時に割引などのサービスを受けられることもあるので、会場を見学するなら、ブライダルフェアに行くのがおすすめなのです。
気になる参加料金ですが、ブライダルフェアに行ったことのある方にアンケート調査したところ、参加したすべてのフェアが無料だったという方は87.3%でした。
会場にとっては、結婚式を挙げる予定のカップルに足を運んでもらい、選んでもらえるようにアピールする重要な機会ということもあって、無料なのが一般的です。ただし、婚礼料理の試食会など一部のイベントは、参加料金が必要なこともあるので、予約前に料金について調べておきましょう。有料であっても、ぜひ料理を味わって決めてほしいという会場側の思いから、通常の食事の料金よりお得な値段設定をされていることが多く、試食会は会場選びの重要な判断材料になりますので、有料のフェアもぜひ参加を検討してみてください。
ブライダルフェアでは、結婚式当日をリアルに感じられるさまざまな催しが行われます。披露宴会場では本番に近いコーディネートがされた高砂席やゲスト卓が見られますし、新郎新婦に扮したモデルによる模擬挙式があればゲスト目線で挙式を体感できます。また、人気演出が見られる模擬披露宴を行う会場もあります。婚礼料理の試食会や衣裳の試着会、ドレスのファッションショーを行う会場もあり、このような参加人数が限られるイベントは早めの予約が必要なことも。
どんな結婚式ができるかがイメージできたら、相談会で会場の担当者に、いつ頃、何人くらいを招いて、どんな結婚式を挙げたいのかを伝えましょう。ふたりの希望条件から、この会場で結婚式を挙げる場合にかかる費用を試算してもらいます。その見積書をもとに、この会場に結婚式をお任せするかどうかを検討したり、他の候補会場との比較検討をすることになるので、相談会はとても重要です。
契約前に疑問を確認できる唯一の時間なので、個人的には一番重要だと思います。私たちは事前に質問リストを作成し、疑問点は少しでも解消するようにしました。特に見積金額については、契約後の値引きが難しいので、この時点でしっかり交渉しました。(千晶さん)
実際にバージンロードを歩かせてもらいました。結婚式本番の新郎新婦の目線で見学できたのがよかったです。(miさん)
実際の披露宴会場で、オープニングムービーなどを観ながら、試食ができました。会場のリアルな雰囲気の中で試食をすることで、ゲスト視点を感じられてよかったです。料理の味はもちろん、どこから料理が運ばれてくるのか、ライブキッチンなのかなど、トータルで判断できるいい機会になりました。(美紀さん)
衣裳の持ち込みができない会場もあるので、ドレスにこだわりのある方は、会場を決める前に、その会場にどのようなデザインのドレスがあるかを見ておくことをお勧めします。(パイナップルさん)
披露宴会場が6部屋ある会場だったので、どの部屋を選ぶか、実際に見たことでイメージが湧きやすかったです。(m.iさん)
ブライダルフェアの上手な回り方を知りたい人はこちらの記事をチェック!
前述のように、多くのブライダルフェアは無料ですが、中には有料のブライダルフェアもあります。その多くは、婚礼料理の試食会。無料の会場が多いものの、有料の場合の相場は、料理点数にもよりますが、今回のアンケートでは1人当たり8000円程度でした。ほかにも、試着会や撮影会の参加料が2000~3000円だったとの体験談が寄せられました。
ドレスは大事だから試着会に参加しました。参加料は2000円でした。(季語さん)
ブライダルフェアで写真撮影をしてもらって2500円かかりました。(らいおんさん)
憧れていたホテルのレストランの試食会に行き、1人8000円というお得な価格でフルコースが楽しめました。前菜が美しくてインパクトがあり、フルコースで内容を確かめられてよかったです。そのときの料理が決め手になってこの会場を選びました。(場であるさん)
ゲストへのおもてなしを重視するカップルが多いこともあり、実際の料理が味わえる試食会は大人気です。試食会にもさまざまな種類があります。
フルコース試食会は、婚礼料理が一通り味わえる試食会。提供する品数が多いこともあり、今回のアンケートでは4割が有料でした。金額は有料の場合、1人当たり8000円から1万円程度の価格帯が多いようです。それでも通常のコースよりお得にいただける上、フルコースの場合はボリューム感が確認できるのが何よりのメリット。自分たちの結婚式で出す料理のコースを考える際に大きく役立ちます。
ハーフコース試食会は、前菜・メイン・デザートなど、3~4皿の料理が提供される試食会です。今回のアンケートでは9割が無料でした。全体ボリュームを確認できないのがデメリットではありますが、盛り付けの華やかさや食材のレベル、味わいはわかるので、会場の料理のクオリティを測れます。
ワンプレート試食会は無料のケースがほとんど。メインの一皿を試せるパターンと、コース料理が一口ずつ盛り付けられているパターンなどがあります。ほかに、デザートビュッフェで供されるスイーツや、会場の名物デザートがいただけるデザート試食会などもあります。
実際にフルコースを食べると披露宴でのイメージがつきやすく、メニューのバランスもわかってよかったです。参加費は無料でした。(eさん)
フルコースの試食会とハーフコースの試食会にどちらも無料で参加しました。食べ比べて、思いのほか、味が濃かったり、油っぽかったりする会場もありましたし、どのコース・ランクの料理にするか、実際に食べたからこそきちんと吟味できてよかったです。(ぴぃさん)
無料のハーフコースの試食会に2カ所行きました。お肉がやわらかくおいしい印象を受けた会場もありましたが、ハーフコースなので他のメニューがどうかわからず、少し不安要素になりました。(Aさん)
会場のオススメのコースの一部分をワンプレートにしたものをいただきました。金額は無料で、メインの品の違いなどを確認して、会場選びの参考にしました。(はちわれさん)
メインの料理が試食ができるブライダルフェアに5軒ほど行きました。お肉料理が多かったのですが、一番感動したのは白身魚の料理。香り高くてお魚ってこんなにおいしいんだ!という発見がありました。高齢ゲストも多いのでボリューム満点なお肉よりお魚のほうが喜ばれるかも?と考えるきっかけになりました。参加費は、どこも無料でした。(あきらさん)
ブライダルフェアは通年開催されていますが、実は規模はさまざま。試食会や試着会、模擬挙式など、人気の体験型イベントをまとめて行うような大型ブライダルフェアは人気があり、予約がすぐに埋まってしまうことも。気になる会場があれば、いつ、どんな内容のフェアが開催されるか、こまめにチェックしてみてください。ちなみに大型ブライダルフェアは、大型連休や夏・冬の結婚式のオフシーズンに開催されることが多いので、この時期に複数の会場のブライダルフェアを見比べるのはおすすめです。
また、紹介サイトや相談カウンターによっては、利用することで特典がもらえる場合もあるので、どこから予約するとお得かも確認するとよいでしょう。
結婚式を行う会場は、ホテルやレストランをはじめ、どこも正装がふさわしい場所です。そのため、ブライダルフェアに行くときは、目的が候補会場の下見であっても、少しキレイめの服装のほうが、周囲から浮きません。当日、「もう少しきちんとした服装で行けばよかった」と後悔したり、雰囲気に臆したりすることのないように、少しおしゃれめのデート服や、レストランに行くときの服装をイメージしたスタイルを選ぶのがおすすめです。
ジャケットやカーディガンなどの羽織ものは、見た目にもきちんとした印象になりますし、空調対策にも使えるのであると安心です。デニムは避けたほうが無難といえるでしょう。気を付けたいのは足元。ブライダルフェアは意外と歩く距離が長いので、足に負担の少ない、歩き慣れたローヒールの靴を履いていきましょう。
ブライダルフェア向きの服装について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
ブライダルフェアに行く最大のメリットは、その会場でどんな結婚式ができるのかがリアルに体感できること。ほとんどが無料で開催されますし、有料の場合でも通常よりお得に試食ができたりするため、候補の会場であれば行かない手はありません。さらに、フェアに参加した上で成約することで、割引やサービスなどの特典が付く場合も多いので、気になる会場はぜひ足を運んでみてください。
構成・文/河内千春 イラスト/南 夏希
※記事内のデータおよびコメントは2025年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー112人が回答したアンケートならびに、過去2年以内に結婚式を挙げた女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年5月時点のものです