
[花嫁の手紙]心に残る締めくくり方は?「結び」の文例集10
結婚式の「花嫁の手紙」は感動的な演出の一つ。そこでどんな手紙が読まれるのかな?というのはゲストにとって楽しみでもあります。一般的に手紙にはそれぞれのパートで役割があり、各パートで何を伝えるかで手紙の印象が変わります。
今回は「花嫁の手紙」を締めくくる「結び」の部分について、その役割や例文をご紹介します。
花嫁の手紙の基本構成
3つのパートで構成することが多い
花嫁の手紙は「前置き」「エピソード」「結び」の3つのパートで構成されます。後述したそれぞれのパートの役割を踏まえて書いていくことをおすすめします。
【1】前置き
「前置き」は手紙の導入部分で、聞き手の心を一気に引き込む力を持ちます。ゲストや親への感謝の言葉、手紙を書く理由などを伝えることが一般的です。
【2】エピソード
手紙を通じて、大切な相手との思い出や感謝の気持ちをつづる部分です。エピソードは具体的であればあるほど、聞いた人に伝わりやすく、感情移入しやすくなります。
では、「【3】結び」はどのような役割があり、どのようなことを伝えるケースが多いのでしょうか。
花嫁の手紙の「結び」の役割とは?
手紙そのものを締めくくり、手紙全体の印象を決定づける重要な役割を持つ
「【3】結び」は、手紙全体をまとめて締めくくる部分になります。改めて感謝の気持ちや、未来への決意、今後も見守ってほしいという気持ちを伝えることが多いです。「結び」はまとめ部分なので、長くなり過ぎず簡潔にまとめるとより手紙が締まります。
「結び」に何をどのように書けば良いのか悩む方もいらっしゃるかもしれません。そこで、この記事では「結び」に綴る内容のバリエーションをいくつかご紹介。参考にして、あなたらしい「結び」を見つけてくださいね。
花嫁の手紙「結び」の例文紹介
親への感謝で結ぶ
親への感謝で結ぶことで、「深い感謝や愛情」を伝えることができます。会場が温かい空気に包まれるでしょう。
For example
今日という日を迎えられたのは、いつも温かく見守ってくれたお父さんとお母さんのおかげです。本当にありがとう。新しい家庭では、ふたりのような夫婦を目指していきたいです。これからも見守っていてくださいね。
ゲストへの感謝で結ぶ
ゲストへの思いを伝えることはゲストも嬉しいはず。感謝を受けたゲストはきっとより祝福の思いを強めてくれるでしょう。
For example
本日は、私たちふたりのために貴重なお時間とたくさんの祝福をありがとうございました。皆さまからの温かい祝福を胸に、ふたりで新たな一歩を大切に歩んでいきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
義親や新しい家族への感謝で結ぶ
義親や新しい家族への感謝で手紙を結ぶと、両家がつながって新しい家族の形となったことが伝わります。家族の絆や一体感を生み出すことにもつながるでしょう。
For example
達也さん(新郎)のお父さん、お母さん、お姉さん。今日から皆さんと新しい家族になれる喜びを感じています。これから一緒に過ごす日々が楽しみです。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
未来への決意で結ぶ
新郎新婦の決意を直接伝えることで、「応援したい・支えたい」と感じる人もいるでしょう。しっかりと将来を見据えた決意を伝えるのはゲストにも好印象です。
For example
私たちふたりは新しい家族として、本日いただいた皆さまからのたくさんの祝福の言葉を胸に、笑顔が絶えない家庭を築くよう努力していきます。これからの私たちを見ていてください。
幸せを共有できた喜びで結ぶ
幸福であることを素直に伝えることで、ゲストにもその幸せが派生しそうです。皆の心が温かくなるだけではなく、ふたりへの祝福の気持ちも増しそうです。
For example
今日というこの幸せな時間を、こうして皆さまと共有できたことに心から感謝いたします。今日までとこれからのご縁を大切にして、ふたりの人生を歩んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。
ユーモアを交えて結ぶ
思わずクスッと笑ってしまうようなユーモアを交えるのもあなたらしさを出す手法の一つ。花嫁の人柄が伝わり、会場がリラックスした雰囲気になりそうです。
For example
料理も掃除もポンコツな私ですが、スマイルだけは誰にも負けません(笑)!何があっても笑顔で、ふたりで笑いながら成長していきます。温かい目で見守っていてください。
印象的な表現で結ぶ
比喩や詩的な表現で結ぶと個性的な手紙になります。聞いている人の心に残り、余韻を与える手紙になるでしょう。
For example
これからの日々、雨の日も台風の日も、曇りの日も晴れの日も、ふたりで肩を並べて歩んでいきます。私たちのこれからの姿を見ていてください。
幼い頃のエピソードを交えて結ぶ
結びに幼い頃のエピソードを交えると、より親子の温かい関係性が伝わる手紙になるでしょう。
For example
小さい頃、お父さんとお母さんが優しく手を引いて、そばで支えてくれたように、今私の隣には達也さん(新郎)がいます。これからは達也さんの手を借りながら新しい一歩を踏み出します。安心してね。
当日の感想で結ぶ
花嫁の手紙は式の後半の演出で読まれることが多いため、結婚式の感想を含んでゲストに伝えることもできます。当日感じた思いを正直に伝えてみましょう。
For example
今日一日は、夢のような時間でした。子どもの頃に憧れていた「花嫁」になれて、こんなにたくさんの方に祝福していただき、忘れられない日になりました。本日はありがとうございました。
サプライズを加えて結ぶ
思わぬサプライズは、聞いている人たちの驚きだけではなく笑顔も誘うことでしょう。涙だけでなく笑顔も溢れた場は、感動的なシーンになること間違いなし。
For example
最後に今日お越しの皆さまにサプライズがあります。実はこのたび新しい命を授かりました。今日皆さまにご報告できることを楽しみにしていました。これからは家族3人をよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。
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From 編集部
あなたはどんな言葉で花嫁の手紙を結びますか?
花嫁の手紙の「結び」は、最後に伝えるメッセージです。感謝を伝えたり、ユーモアを交えたり…、あなたが伝えたい思いを大切に表した「結び」の言葉を考えてみませんか?あなたらしい表現でつづることで、より心に響く手紙になりますよ。
構成・文/RIE☆ イラスト/EccO デザイン/ロンディーネ
※掲載されている情報は2025年4月時点のものです
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