【前撮りブーケ】どう手配した?花材やデザインは?卒花に徹底調査
花嫁姿に欠かせないブーケ。結婚式当日はオーダーするケースが多いようですが、前撮りでは皆さんどんなブーケを、どう手配しているのでしょうか。そこで、今回は前撮りを行った卒花さんにアンケートを実施!素敵な前撮りブーケを手に撮影した卒花さんの実例もご紹介します。
卒花さんに聞きました!
前撮りブーケってどう準備した?
【手配先】撮影依頼先が多数!こだわり派はSNSでオーダー
約半数の人が撮影を依頼したスタジオや結婚式会場などで手配。いくつか用意されているレンタルブーケからセレクトしている人が多いよう。
続いて多いのは、花店で撮影直前に用意したという人です。最近、同じ花数本をざっくりまとめるシンプルなブーケも増えており、特にカジュアルな雰囲気で撮影したい人が取り入れている様子。
また、SNSでフローリストとやりとりしてオーダーブーケを用意したり、ハンドメイドサイトで作家から購入し、イメージ通りのブーケを手にしたという声もありました。
【花材】取り扱いやすくコストも抑えられるタイプが人気
過半数を占めたのは、アーティフィシャルフラワー、つまり質の良い造花です。撮影依頼先では、アーティフィシャルフラワーのブーケが選択肢として用意されていることが多いよう。写真で残す場合は花の質感まではあまり伝わらないこと、アーティフィシャルフラワーのクオリティーも高くなっていることも影響しているようです。
また、最近のトレンドの花材でもあるドライフラワーのブーケを選ぶ人も増えています。アーティフィシャルフラワーやドライフラワーは、生花に比べて管理がしやすいというメリットがあるのがその理由です。
【金額】花材や手配方法によって異なる
アンケートでは価格帯が幅広く、1000~数千円という人もいれば5万円という人までいました。また、撮影先でレンタルした場合はプラン内や無料というケースも。
例えば生花をオーダーする場合は数万円、自分で花材を購入し束ねた場合は数千円といったように、手配先や手配方法、花材が価格に影響しているようです。
次からの実例SNAPで、具体的な例をチェックしてみてくださいね。
卒花さんの前撮りをチェック!
どう手配し、どんなブーケにした?
CASE01. 春らしい色合いを撮影依頼先にオーダー
●@y___ss.wdさんの前撮りブーケ
5月の撮影時期に合わせて暖色系に好きなブルーをポイントにした、アーティフィシャルフラワーのブーケを撮影会社にオーダー。SNSで細かいやりとりができたそう。
前撮りブーケのこだわり
前撮りのドレスの1着がブラックだったので、ドレスもブーケも映えるように暖色メインでカラフルにし、好きな水色をアクセントに。かわいくなりすぎないように、少し暗めのカラーで引き締めました。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/5月
■ブーケの手配時期/前撮りの1週間前
■ブーケの手配方法/前撮りを依頼した撮影会社にオーダー
■ブーケの金額/前撮り費用に含まれていた
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー
(カラー、アンスリウム、オンシジューム他)
CASE02. SNSで見つけたピンクのブーケを購入
●@arisa_wd1104さんの前撮りブーケ
SNSでドライフラワーブーケを探していたところ、アーティフィシャルフラワーでドライの質感も感じさせるブーケを見つけたそう。カラーもピンクと決めていたので、色みもイメージ通りだったことも決め手に。宅配便で届けてもらい、撮影当日に持参した。
前撮りブーケのこだわり
大好きなピンクがベースであることが一番のポイントです。背景がスカイブルーと木々のグリーン、ドレスは真っ白のものを選んでいたので、それらに映えるような少しボリューム感のあるものを選びました。スイートピーでぴょんぴょん跳ねるようなかわいらしいデザインもお気に入りです。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/5月
■ブーケの手配時期/前撮り1カ月前
■ブーケの手配方法/SNSで見つけたフローリスト@etcouleur.gallery.flowerから購入
■ブーケの金額/1万2980円
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー、一部にプリザーブドフラワー
(コチョウラン、トルコギキョウ、スイートピー、カーネーション、パンパスグラス)
CASE03. ハンドメイドサイトで背景に映えるブーケを購入
●@chie__wdさんの前撮りブーケ
シンプルなドレスと壮大な自然にも映えるスタイリッシュなブーケを探し、ハンドメイドサイトを検索。新郎によるセルフ撮影だったので自分でも扱いやすいアーティフィシャルフラワーのブーケを購入した。
前撮りブーケのこだわり
かわいいイメージよりシンプルなものが良く、カラーリリーの花が入っているブーケを探しました。ハンドメイドサイトでいくつか候補を見つけましたが、フォトグラファーでもある彼にも相談し、ロケーションに合う真っ赤なブーケに決定!
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/5月
■ブーケの手配時期/前撮り1カ月前
■ブーケの手配方法/ハンドメイドサイトで購入
■ブーケの金額/1万8000円
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー
(カラー、シンビジューム、ダリア、ラズベリー)
CASE04. 近所の花店で生花を購入、シンプルにまとめて
●@ma_wd0429さんの前撮りブーケ
旬の花ではなかったので、前撮り1週間前から近所の花店数軒にカラーの取り扱いがあるか確認し、1店舗で取り置きしてもらえることに。その場でスタッフと相談しながら3本束ねてもらい、リボンは近所の100円ショップで購入してあしらった。
前撮りブーケのこだわり
神戸旧居留地での前撮りは、ブラックドレスにタイトなヘアでカッコよく決めたかったので、ブーケもシンプルなカラー3本に。ドレスは黒、イヤリングは白とモノトーンでスタイリングしたかったので、カラーも白にして統一感を出しました。リボンの色もかわいすぎないようにブラウンに。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/3月
■ブーケの手配時期/前撮りの1週間前
■ブーケの手配方法/花は近所の花店で、リボンは100円ショップで購入し束ねた
■ブーケの金額/約2000円
■ブーケの花材/生花(カラー)
CASE05. ロケ地の近くの花店でドライフラワーのブーケをオーダー
●@amiymrさんの前撮りブーケ
ラフな印象にしたくてドライフラワーのブーケを希望。撮影当日、ロケ地近くの花店で購入。リーズナブルな価格で抑えたかったので、予算を伝えた上でスタッフに相談しながらまとめてもらった。
前撮りブーケのこだわり
撮影のロケーションである海とドレスに合わせてラフな印象のドライフラワーブーケに。花だけでまとめるのではなく、あえて枝を使って高さを出したり、パンパスグラスをアクセントにしつつ、色のトーンをまとめました。リボンは、麻を使うことでサラッとさりげない印象に。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/6月
■ブーケの手配時期/撮影当日
■ブーケの手配先&手配方法/撮影したロケ地近くの花店で購入
■ブーケの金額/約6000円
■ブーケの花材/ドライフラワー
(パンパスグラス、イヌトウゴウソウ、スターチス、ユリノキ他)
CASE06. アーティフィシャルフラワーを購入し、DIY
●@wd.yui22さんの前撮りブーケ
結婚式ではブーケの持ち込みが不可だったため、前撮りブーケはとことん納得がいくものを持ちたいと思い、アーティフィシャルフラワーで自ら作ることに。ウエディング用の花材を扱う店舗で母と一緒に選び、自分で束ねた。
前撮りブーケのこだわり
ピンクが大好きなので、濃淡さまざまなピンクの花をミックス。コロンとした丸みのあるシルエットにしつつ、スズランやスイートピーなどで動きを出し、かっちりしすぎず柔らかくかわいらしい雰囲気を意識しました。リボンは屋外で映えるようにサテン生地を選び、アクセントになるよう長めにカットしました。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/12月
■ブーケの手配時期/前撮りの1カ月前
■ブーケの手配方法/専門店で花材を購入し、DIY
■ブーケの金額/約1万円
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー
(ハートウォームローズ、カミーユアスチルベ、リュクスラナンキュラス、スズラン、ラナンキュラス、ミシェルローズ、マムスプレー、ダリア、コスモス、ピオニー、アンティークラベンダー、チューリップ、スイートピー)
CASE07. SNSのキャンペーンに当選しゲットしたひと目ぼれブーケ
●@meira_wedさんの前撮りブーケ
ホワイトグリーンのブーケを思い描きながらSNSを探していたところ、たまたま見つけ、ひと目ぼれ。アーティフィシャルフラワー専門のフローリストの作品で、キャンペーンでプレゼントするということだったのでダメ元で応募したところ、奇跡的に当選しゲットできた。
前撮りブーケのこだわり
ドレスや花嫁姿の邪魔をしないシンプルさもありながら、大ぶりで大胆なデザインによって、写真が華やかになるところがお気に入りです。生花のような質感で、時間が経過してもしおれたり折れたりしないところも扱いやすくて良かったです。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/2月
■ブーケの手配時期/前撮りの2カ月前
■ブーケの手配方法/アーティフィシャルフラワー専門のフローリストが行っていたプレゼントキャンペーンに当選
■ブーケの金額/無料
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー
(カラー、バラ、リキュウソウ)
CASE08. 無料モニターに当選してオーダーメイド
●@bear_w.dさんの前撮りブーケ
前撮りのプランにもブーケが含まれていたが、こだわりがあったのでSNSで検索している中、フローリストが無料モニターを募集しているのを発見し、応募したところ見事当選。色や形、花材まで丁寧にヒアリングしてもらい、理想のブーケが完成した。
前撮りブーケのこだわり
国立博物館という異国情緒溢れる迫力のロケーションだったため、大ぶりな花をメインに少し崩したラウンドタイプに。ゴージャスなティアラやボリュームのあるドレス、パーソナルカラーに合うように濃いめの色をメインにインパクトのあるカラーリングにしたのもこだわりです。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/6月
■ブーケの手配時期/前撮りの2カ月前
■ブーケの手配方法/フローリストが行っていた無料モニターキャンペーンに当選
■ブーケの金額/無料
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー
(シャクヤク、バラ)
CASE09. 撮影依頼先でレンタルし、リボンでカスタマイズ
●@natsu_wd11さんの前撮りブーケ
撮影が6月ということもあり、生花は時間がたつにつれしおれてしまうので、アーティフィシャルフラワーを検討。撮影先が貸し出しているブーケは5種類あり、どれもとてもかわいかったので、迷うことなくレンタルすることに。リボンはネットでリーズナブルなものをいくつか購入し、花材の色とリンクするピンクを合わせた。
前撮りブーケのこだわり
ロケーション撮影で背景にたくさんの色が入るため、ブーケはシンプルな色がいいなと思い白っぽいタイプをチョイス。特に木々の中では白が際立ってかわいかったです。リボンもパステルカラーを選んだので、程よくかわいらしさがプラスされ、正解でした。
【前撮りブーケDATA】
■撮影した月/6月
■ブーケの手配時期/前撮りの3カ月前
■ブーケの手配方法/撮影会社でレンタルし、リボンのみネットで購入
■ブーケの金額/無料
■ブーケの花材/アーティフィシャルフラワー
(ローズ、ピオニー、デルフィニウム、ユーカリ、ダスティーミラー)
From 編集部
さまざまな手配方法が!自分らしく準備して
ブーケがあるとないとでは、花嫁姿や写真の印象そのものもグッと変化します。だからこそ、ブーケのデザインや色合い、風合いにはこだわる花嫁さんが多いものの、レンタルやDIY、キャンペーンなどを利用し上手に手配しているのが印象的でした。管理のしやすさなど結婚式とは違う観点があるのも興味深いところ。花材選びから準備方法までぜひ参考にしてくださいね。
構成・文/小松ななえ イラスト/寺澤ゆりえ
※記事内のデータおよびコメントは2023年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー49人が回答したアンケートおよび、過去2年以内に別撮りを行った20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年9月時点のものです
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