チャペルと教会は違う?会場選び前に知っておきたい!特徴&式の流れ
挙式スタイルの中でも、花嫁からの人気が高いチャペルや教会での挙式。チャペルと教会、ふたつの違いについてご存じですか?それぞれどんな特徴があるのか、さらにチャペルで挙式をした花嫁の実例や人気演出もご紹介します。
教会とチャペルはどこが違う?チャペルの由来と特徴
そもそも、教会とチャペルにはどのような違いがあるのでしょうか?
チャペルは、基本的には学校や私邸、ホテルなどの施設に造られたキリスト教の礼拝堂のこと。このほか、日本のウエディングでは結婚式を挙げるための会場全般をチャペルと呼んでいます。
チャペルは、雰囲気やデザイン、規模もさまざまあり、ヨーロッパの大聖堂をイメージしたステンドグラスやパイプオルガンなどが設置されている大型のチャペルや、白亜の建物にガラス張りで造られたリゾート感のあるチャペル、ホテル内に造られたチャペルなど、バリエーションが豊富にあるのが特徴です。
一方、教会はキリスト教の信者の方が礼拝のために使う建物で、牧師や神父が常駐しています。結婚式だけではく、日常的に礼拝などが行われているため、神聖で厳粛な雰囲気に包まれているのが特徴です。
また、チャペルは披露宴会場が併設されていたり、ホテルの施設内にある場合がほとんどですが、教会にはもちろんそのような付帯設備はありません。そのため、教会で挙式をする場合は、披露宴会場を別で手配し、当日も教会から披露宴会場まで移動する必要があります。
教会で挙式する際は注意点も
礼拝が行われる日曜日は、基本的に結婚式で教会を使用することはできません。また、教会によっては撮影NGの場合も。教会で結婚式をしたいと考えているのであれば、必ず事前に確認を。
チャペルで行う挙式にはどんな特徴がある?
チャペルで行われる挙式は、キリスト教式ともいわれ、日本ではプロテスタントのキリスト教式が一般的。会場やホテルなどに併設されたチャペルで執り行われ、信仰する宗教にかかわらず式を挙げることができます。なお、カトリックのキリスト教式の場合は、新郎新婦のどちらかはカトリック宗派である必要があります。
チャペルでの挙式は、式が始まる前から、式が執り行われている最中、挙式後に渡ってさまざまなタイミングで演出を取り入れることができるのも特徴です。
■挙式前……ファーストミートなど
■挙式中……親とバージンロードを歩く、ベールダウン、チャペルムービー、リングボーイ・リングガール、リングリレーなど
■挙式後……フラワーシャワー、ブーケトス、バルーンリリースなど
感動的な演出からゲストと楽しめる演出があるので、かなえたい挙式の雰囲気にあわせて選んでみましょう。
チャペルで行う挙式の演出には、実はふたりが結婚を通して家族になるための意味がたくさん込められています。ふたりの決意を表明する「愛の誓い」だけではなく、花嫁の今までと未来を表すバージンロードや、周囲の人々に新しい夫婦をお披露目し祝福されるフラワーシャワーなど、本来の結婚の意味合いをしっかり感じられるのも、チャペルならではの魅力です。
チャペルでの挙式はどのような流れで行われる?
プロテスタント式で行う挙式は、20~30分が目安です。誓いの言葉や証明書のサインなどは、司式者の牧師が進行してくれるため、その指示に従って行います。
■新郎の入場:列席者は起立。最初に新郎が入場し、祭壇の前に立つ。
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■新婦の入場:新婦が親と共に入場し、新郎の横に進む。新郎は新婦親より新婦の手を受け取る。
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■賛美歌斉唱:起立した状態で、賛美歌を歌う。
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■聖書朗読:司式者が聖書の中から婚姻にふさわしい教えを朗読し、神に祈りをささげる。
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■誓いの言葉:結婚式の最も重要な場面。司式者の問い掛けに、最初に新郎、次に新婦が答えて結婚の誓約をする。
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■指輪の交換:新郎から新婦の順に相手の指に指輪をはめる。
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■結婚宣言:神と列席者の前でふたりが夫婦になったことを宣言する。
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■結婚証明書に署名:新郎新婦、続いて証人が結婚証明書にサインをする。
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■結婚成立の報告:司式者が結婚が成立したことを報告。閉式を伝える。
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■新郎新婦の退場:ゲストに見送られ新郎新婦が退場。
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■参列者退場:司式者の指示に従って、参列者が順に退場。
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■挙式後セレモニー:フラワーシャワーやブーケトスなどのセレモニーを行う
チャペルで行う挙式はここが魅力!先輩花嫁実例
洗練されたチャペルを舞台にした大人の挙式
■叶えたかった雰囲気:シンプルだけど、開放的で明るい雰囲気
■挙式会場の決め手やお気に入りポイント:外が見渡せる開放感と造り込みすぎず、大人っぽさを兼ね備えたチャペルがあったこと
■挙式で行った演出:誓いのキス直後にブラインドを挙げてもらい、会場を一気に明るくする演出。メリハリが出てとても良かったです。
チャペルで挙式してよかった!
明るく開放感のある挙式会場だったので、95名のゲストの顔がしっかり見えました!(まいちさん)
本格的なステンドグラスが輝く大聖堂での挙式
■叶えたかった雰囲気:大きすぎずクラシックな雰囲気
挙式会場の決め手やお気に入りポイント:天井が高く、ステンドグラスの素敵な大聖堂
■挙式で行った演出:ベールダウン、マリエカリヨンの特徴であるゴールドプレートの儀式
チャペルで挙式してよかった!
ステンドグラスから入る温かな光が厳かな雰囲気と合っていて本当に素敵でした。(りんごさん)
温かみのあるチャペルで家族の絆を感じる挙式
■叶えたかった雰囲気:温かく伝統的な雰囲気が感じられる挙式
■挙式会場の決め手やお気に入りポイント:会場に入った時に漂う生花のいい香りと暖色で温かみのあるライト、暗くした時に自分達が床に反射するドラマチックな雰囲気だったところ
■挙式で行った演出:ユニティキャンドル
チャペルで挙式してよかった!
暖色のライトとユニティキャンドルのろうそくの明かりがマッチしていて、より伝統的な雰囲気を醸し出していました。会場の素敵な雰囲気のおかげで、自分たちらしい温かな挙式をすることができました。(さゆさん)
絶景が広がるチャペルで♪リゾート感あふれる挙式
■叶えたかった雰囲気:太陽の光と青い海が目の前に広がる景色の中で家族に見守られている温かい雰囲気
■挙式会場の決め手やお気に入りポイント:太陽の光が差し込み、木の温かみも感じられるところ
■挙式で行った演出:ファミリーミート、母からのべールダウン、父とのバージンロード、フラワーシャワー
チャペルで挙式してよかった!
チャペルの扉が開いた時に目の前に広がっていたキラキラの海は一生忘れられない景色になりました。(miyakoさん)
自然光あふれるチャペルにコーラスが響く!感動的な挙式
■叶えたかった雰囲気:自然の光に包まれたドラマチックな雰囲気
■挙式会場の決め手やお気に入りポイント:チャペルの窓が大きく、チャペルの中の光と緑と木とガラスと石の風景がとてもきれいだったから
■挙式で行った演出:聖歌隊による歌とフルート、オルガン演奏
チャペルで挙式してよかった!
聖歌隊による歌と演奏では、現実じゃないような、感動的な雰囲気に包まれました。会場からのプレゼントだったので、この会場を選んで本当によかったです。(あやさん)
From 編集部
チャペルの挙式なら神聖な雰囲気も演出の自由も楽しめる!
チャペルで行う挙式は厳かな雰囲気の中で結婚の意味を感じられる、感動的なセレモニーです。ベールダウンやユニティキャンドルといった演出では、親やゲストとの絆を感じて、改めて感謝の気持ちを感じられるでしょう♪まずは、ふたりの雰囲気に合ったチャペルを探してみて。
構成・文/古閑真梨子 イラスト/MARU 取材協力/アニヴェルセル株式会社
※掲載されている情報は2023年1月時点のものです
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