会場装花の相場っていくら?【お値段別】卒花の実例SNAP集
結婚式の会場を美しく彩る装花ですが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、その費用は平均18.7万円とそれなりにお金がかかるもの。この記事では費用も気になる花嫁さんへ、価格帯別の装花実例をご紹介します。高砂席やゲスト卓、会場の雰囲気や、オーダーのポイントなど、ぜひ参考にしてください。
会場装花の費用の相場はいくら?
費用の平均は18.7万円
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、会場装花にかけた費用の平均金額は18.7万円でした。価格帯ごとの割合を見ると、多いところから順に10~15万円未満が20.3%、5~10万円未満が16.1%、20~25万円未満が15.4%、15~20万円未満が15.3%という結果に。
装花費用は元からプランに含まれている場合もありますが、ボリュームを増やしたり、花材のこだわりによっては追加で費用がかかる場合もあります。
それでは、次から値段別に卒花さんの実例を見ていきましょう。
【10万円未満】
リーズナブルな費用でもテーマに合わせおしゃれに
5万円台で明るく爽やかにまとめて
グリーンやホワイト、ブラウンを基調とした披露宴会場に合わせた、爽やかで明るいイメージの装花。会場提携のフラワーショップに依頼し、ブーケや会場のグリーン、ナプキンのブルーとマッチして、予算内でバランスよくまとまった。
【総額】5.15万円
装花のオーダーポイント
ブーケと同様に、アジサイとバラを使用して、色みは全体的にブルー・ホワイト・グリーンでまとめてほしいと依頼しました。費用を抑えるため、テーブルが寂しくならない程度にほどほどなボリュームで。花材の組み合わせはもちろん、丸くコロンとした形でまとめられているところもかわいらしく好みで気に入っています。(原田あおいさん)
装花DATA
花材:バラ、アジサイ、カスミソウ
挙式日:2020年9月21日
高砂席をなくし、キャンドルやグリーンでコストダウン
冬の夜、京都の洋館で家族だけの小さな披露宴。藍華さんがイメージしたのは、シックで大人っぽく、高級感のある晩餐会。式全体のテーマカラーは、ネイビーとベージュ。テーブルのネイビー&ランナーのベージュに、装花が効果的な差し色に。
【総額】7.5万円
装花のオーダーポイント
夜の結婚式らしくキャンドルを置き、冬なので寒々しく感じそうな白は少なめに。バラやラナンキュラスなどの、花びらが多く丸みのある花が好きなので、多めにしてほしいとオーダーしました。高砂席がないため高砂席装花の費用がかからず、装花の間にキャンドルやユーカリの葉を置くことで、予算内で高級感のある装花になりました。(鶴来藍華さん)
装花DATA
花材:バラ、ラナンキュラス、ユーカリ、カーネーション
挙式日:2022年1月22日
ブーケで節約し、装花はボリューミー&カラフル
メインはパステルカラーで、カラフルでポップなイメージ!7月挙式らしく、涼しげな差し色の水色が素敵なアクセント。花嫁の名前「かすみ」にちなんだカスミソウで、優しく愛らしい雰囲気に。メインカラーや差し色、使いたい花材を詳しく伝えることで、予算内でイメージ通りの装花が完成。
【総額】7.8万円
装花のオーダーポイント
大好きな暖色系カラーメインのカラフルな装花に、差し色としては珍しい水色の花を入れて涼しげに。ゲストテーブルには、大きなグラスに入ったゼリーに水色の花を浮かせて、夏らしくしてもらいました。披露宴の装花に力を入れたかったので、挙式ブーケは思い入れのあるカスミソウを使い清楚で可憐に。複数の花材を使わないことで節約しました。(鍛治可純さん)
装花DATA
花材:バラ(白、ピンク、黄色)、カーネーション、クラスペディア、カスミソウ、デルフィニウム
挙式日:2022年7月9日
ドライフラワーに予算をかけて、生花や小物で工夫を
白とピンクを基調に、ドライフラワーをメインとした高砂装花。サービスでつけてくれたキャンドルがかわいく、さらに花嫁が購入したオーガンジーと豆電球でボリュームアップして、「プラン内の装花で、グレードアップしなくても希望通り」と花嫁も大満足!
【総額】8万円(プラン内)
装花のオーダーポイント
色のイメージ、生花なのかドライフラワーなのか、入れてほしい花の種類を具体的に提示しました。ドライフラワーは原価が高いため、テーブル装花やケーキ装花は生花にしました。プラン内でも、小物を組み合わせたりすれば寂しくならずに済みます!(みかんさん)
装花DATA
花材:ドライフラワー、パンパスグラス、白いバラ、カスミソウ
挙式日:2022年3月21日
【10万~20万円未満】
好きな色・花や小物でかわいらしい空間づくり
予算を先に決め、テーマや花言葉のアイデアをまとめて
会場全体を「ギフト」でイメージ。アナベルと白いシャクヤクの季節のお花2種でまとめ、「ひたむきな愛」(アナベル)、「幸せな結婚」(白いシャクヤク)の花言葉に、父母や彼、ゲストから受けた愛情や、これからの結婚生活を結び付けた。ゲストが持って帰りやすいようにセッティングするという配慮も。
【総額】14万円
装花のオーダーポイント
実は会場との約束の最低金額で予算を抑えています。テーマや花言葉などしっかりこだわりを持つこと、季節の大好きなお花でまとめることで、上品に仕上げてもらいました。予算をストレートに伝えて、その金額内でアイデアをまとめることが大切です。(まみこあらさん)
装花DATA
花材:白のシャクヤク、アナベル
挙式日:2022年6月26日
ゲスト卓の花の量は控えめ、本で寂しく見えない工夫を
バラやアネモネ、くすみ系のカラーが彩るアンティークな空間。ゲスト卓の装花のボリュームは控えめながら、ブック型の入れ物で高さを出して品の良いバランスに。キャンドルや立体的なテーブルナンバーとの相性も◎。
【総額】14万円
装花のオーダーポイント
アンティーク系にまとめたくて、くすんだ色みでオーダーしました。イメージに近い写真を持参し打ち合わせして、ピンク色メインの中に紫色のアネモネが映えているところが、とても気に入っています。ゲスト卓の装花は抑え目にしたけれど、本の入れ物で高さを出してくれて寂しい感じにならなくてよかったです。(すずさん)
装花DATA
花材:バラ、アネモネ、グリーン
挙式日:2022年1月15日
大小のお花を取り混ぜて見応えのある装花に!
ブーケと合わせたピンク、水色、白、黄色を取り入れた柔らかな印象の装花。LEDキャンドル&ホルダー、花嫁がDIYしたテーブルナンバーや鏡の組み合わせで、パステルカラーをふたりらしくアレンジ。
【総額】15万円
装花のオーダーポイント
複数の色を使用してパステルカラーのかわいい雰囲気に。大きめのお花と小さめのお花を使用することで、見応えのある感じに仕上げてもらえて良かったです。各卓の装花の下に鏡を置いたことで、反射で花が映り、より見栄えが良くなりました。(M.Iさん)
装花DATA
花材:バラ、カーネーション、ネモフィラ
挙式日:2022年3月21日
【20万~30万円未満】
テーマにこだわって理想の会場装花を実現
予算30万円と伝えて、テーマの「大人華やか」を実現
白と水色がメインで、差し色にはイエロー。披露宴会場から見える青い海と会場の青いじゅうたん、お色直しのイエロードレスと相性の良い配色。ゲスト卓の装花の周りにはキャンドルを飾り、照明が消えると幻想的な雰囲気に。テーマ「おとな華やか」にぴったりの装花が叶った。
【総額】26.8万円
装花のオーダーポイント
華やかで大人らしく、上品さを兼ね備えた装花が目標。ボリュームを出すためにグリーンの葉もたくさん入れていただき、メインテーブル装花は、立体的で波打っている動きのある形にこだわりました。金額を決めずに打ち合わせすると、豪華なデザインに目が行き高額になると思い、ふたりで30万円以内と決めておきました。希望通りのボリューム感ある華やかな高砂で大変気に入りました。(阿部瑛梨香さん)
装花DATA
花材:カーネーション、スイートピー、ミニバラ、カスミソウ
挙式日:2022年1月16日
お花全体でコストをやりくりし、リゾート地の海辺を再現
高砂装花のテーマは「海辺でひと休み」で海辺の木陰で休んでいるようなイメージ。ゲスト卓装花は、「海の中にいるような、波打ち際のイメージ」でオーダーし、まるでリゾート地にいるような空間が完成。
【総額】27万円
装花のオーダーポイント
結婚式全体のテーマをリゾートに設定して、私が思い描いている「波打ち際」を細かく伝えました。砂浜にいろいろなものが流れ着いている光景で、流木やさんご、ボトルなどを置いてもらいました!ゲストテーブルの金魚鉢も、高砂装花とつながっているような感じで、ゲストにもかわいいと言ってもらえました。お花全体で、フラワーシャワーにリボンを混ぜたり、ブーケを外注にしたり、コストを抑える工夫をしました。(若泉仁美さん)
装花DATA
花材:カスミソウ(青、白)、プルメリア(造花)
挙式日:2022年5月3日
実や花で価格を抑え「ハッピークリスマス!」を表現
ポインセチアやコットンに、クリスマスのオーナメント&プレゼントボックスを高砂席の周りにたっぷり飾り、赤と緑でまとめた素敵なクリスマス空間。白い枝に飾ったオーナメント、雪のようなカスミソウやコットンで、ゴージャスになりすぎずおしゃれにまとめた。
【総額】27万円
装花のオーダーポイント
ポインセチアと松ぼっくりを使って「とにかくクリスマスっぽく!価格を抑えられたらうれしいです」と依頼。持ち込みのクリスマスプレゼントを高砂周りに置いて、ごちゃっと楽しい感じが出せました。イメージを伝えるために、「クリスマス パーティ」「クリスマス フラワーアレンジメント」で検索し、たくさんの写真を集めました。(眞邊光保さん)
装花DATA
花材:コットン、ポインセチア、松ぼっくり、カーネーション
挙式日:2021年12月18日
【30万円以上】
花材をふんだんに使い花器や小物もゴージャス
テーマを素敵に表現するため、気持ちよく費用をかけて
秋色のオレンジ、黄色、茶色を中心に、姫りんごやパプリカ、ぶどうなどの果物や野菜も取り入れて、結婚式のテーマ「ハーベスト」(食欲の秋)を演出。花器をガラスの台の上に載せて高さを出し華やかさをプラス。中心の花の周りに落ち葉を敷き、ゲストのお皿にナフキンフラワーを用いることで、テーブル全体の統一感を実現した。
【総額】30.75万円
装花のオーダーポイント
いかにもな装花ではなく、自然に近い形で、花だけでなく実や果物、野菜も含めた収穫の秋を演出したいと伝えました。ただし、ハロウィーンのようにならないように気を付け、あくまでも大人な空間を目指しました。夫とふたりで納得して選んだことで、装花には費用をかけることができ、逆にお金をかける必要がないものは外注などでコストダウンを図りました。(なおさん)
装花DATA
花材:ダリア、バラ、ハナナス、姫りんご、パプリカ、ぶどう、落ち葉
挙式日:2021年10月3日
テーマは「ゲストへの感謝」装花の予算を夫婦で決めて
花はホワイト、小物系は全てゴールド、テーブルクロスはネイビーに統一して、大人なイメージに。ゲストテーブルは、水中花と一輪挿しの2パターンを用意し、雰囲気を楽しんでもらえるように工夫した。美しく統一された空間でゲストからも「素敵!」の声。
【総額】60万円
装花のオーダーポイント
ホワイト×ネイビー×ゴールドの色合いで、クラシックな大人婚に。ゲスト卓の装花は2パターン用意し、一つは水中花でお願い。もう一つの装花やメイン卓、小物などはフローリストさんにお任せして、全てがお気に入りです!先に装花について出せる金額を伝えて、その中でできるお花の種類や小物の提案をしていただきました。最初に全体的な金額を夫婦で考えたことが良かったと思います。(SORAFUさん)
装花DATA
花材:アンスリウム、コチョウラン、アジサイ
挙式日:2021年10月10日
※結婚式当時の参考価格です
コストカットしてもちゃんと可愛い!会場装花の【節約方法】
結婚式全体のことを考えると、会場装花の予算は抑えたいというケースも出てくるかもしれません。そんな時は以下の記事を参考にしてみてください。工夫次第で、見た目の華やかさも節約も両方叶うアイデアは必見です。
【高砂装花】の相場はこちらをチェック!
From 編集部
イメージ写真を集めて、打ち合わせスタート
使用する花材の種類や量に比例して、価格がアップするのが装花の基本の仕組み。価格を抑えつつおしゃれにすることも、お金をかけて理想を実現することも、どちらも可能です。卒花たちはたくさんのイメージ写真を集めて、会場の担当者に伝えていました。テーマや飾りたい花を考えて、プランナーやフローリストに予算を相談するところから始めてみましょう。
構成・文/竹本紗梨 D/mashroom design
※掲載されている情報は2022年12月時点のものです
※費用に関しては、ご本人のお話に基づいて編集しており、時期や内容によって変わることがあります
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです
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