【ALL100万円台】“節約”も“結婚式らしさ”も叶えた少人数婚実例

注目したいのが、少人数婚＝ゲスト40人未満の結婚式にかかった費用総額。「ゼクシィ結婚トレンド調査2021（全国推計値）」によると、ゲスト人数が減るにつれ費用も低くなっています。そしてゲスト数が30～40人未満であれば、約３割が100万円台以下で実施しています。
また、結婚式にかかるお金には、ゲスト人数に関係なく発生する衣裳や挙式料などの「固定費」と、ゲスト人数で変わる料理や引出物などの「変動費」があります。ゲスト人数が少ない分、「変動費」が減り、その分費用を抑えることができるのです。

それでは、実際に総額100万円台で結婚式らしさも叶えた実例を見てみましょう。

費用総額　142万円／ゲスト12名

●“結婚式らしさ”のポイントはココ

・挙式会場にこだわる

南フランスから移築した200年以上の歴史を持つ本格的な大聖堂で、聖歌隊やパイプオルガンの生演奏に包まれたキリスト教式に感動。ふたりもゲストも結婚式らしい華やぎと厳かな雰囲気を堪能できた。

・結婚式らしい演出にこだわる

披露宴では結婚式らしさを感じられる演出を厳選。ケーキ入刀＆バイト、お色直しを行うことで、ウエディング感が増し、普通の会食と差をつけることができた。

●ここでもちょっぴり節約！

装飾は自分でDIYをしたり、100円ショップなどの小物を集めて持ち込み、華やぎをキープしつつ節約。会場選びの際、持ち込みＯＫか確認しておくと安心です。

卒花Interview

少人数婚に決めたきっかけは？

コロナの影響を懸念してゲスト人数を絞りました。私の親族が少なく、新郎の親族が遠方だったので、ゲストは家族と親友のみに。きちんと感のある挙式でけじめをつけ、披露宴ではウエディング感のある演出とおいしい料理を大切な人と楽しみたいと思いました。

やってみてどうだった？

少人数婚はさみしい、というイメージがあるかもしれませんが、少人数だからこそゲスト一人一人と向き合うことができました。ゆっくり話したり、写真を撮る時間をつくれるのがいいところ。会場選びや演出にこだわれば、ウエディングらしい華やぎやきちんと感も十分。大切な人みんなに楽しんでもらえ、感謝をしっかり伝えることができました。

費用総額　150万円／ゲスト11名

●“結婚式らしさ”のポイントはココ

・特別感のある和にこだわる

世界遺産かつ縁結びで有名な京都の神社での由緒正しい神前式は特別感いっぱい。伝統的な花嫁衣裳が日本人の顔を一番きれいに見せてくれると思い、白無垢姿にもこだわった。

・老舗料亭の披露宴でお色直しも

風情と格式のある老舗料亭で披露宴を。おもてなしの要は、見た目も美しいこだわり尽くしの京料理。入場、両家父からのあいさつ、乾杯などはカジュアル過ぎずしっかり行い、結婚式らしいきちんと感を演出。色打ち掛けへのお色直しも華やかで結婚式のお祝いムードを盛り上げた。

●ここでもちょっぴり節約！

リングピローや髪飾りなどは、フリマアプリやハンドメイド販売サイトで購入し節約を。高見えして素敵なものを揃えられた。
披露宴中は歓談をメインに。お金の掛かる演出を入れなくても、料理やお色直しでメリハリがつき、会話が弾んだ。

卒花Interview

少人数婚に決めたきっかけは？

お互い海外勤務経験があり、外国人の友人も多数。写真を共有することを考え、「日本の結婚式」を挙げたいと思いました。一部の友人や会社関係者だけを呼ぶのが難しかったため、家族だけの少人数婚に。

やってみてどうだった？

ホテルなどでの王道の結婚式を期待し、神前式＆料亭での披露宴に難色を示していた新婦母も「とても素敵な結婚式だった」と大喜び。また、引出物を豪華にし、交通費やホテル代など全て新郎新婦が負担するなど、一人一人のゲストにお金をかけられたのも少人数婚だからこそ。人生の節目に家族で帰ってこられる大切な場所ができたのもよかったです。

費用総額　150万円／ゲスト30名

●“結婚式らしさ”のポイントはココ

・挙式前後のメリハリにこだわる

少人数で人前式だとリラックスし過ぎるかもと思い、キリスト教式に。牧師さんも外国人の方を派遣してもらい、音楽も生演奏と聖歌隊でウエディング感たっぷりに。緊張感が出て、挙式後とメリハリがついてよかった。

・結婚式ならではの演出を盛り込み、料理も豪華に

少人数でも司会者を入れ、一般的な結婚式と同じ流れに。ケーキカットやファーストバイト、テーブルラウンドなど、結婚式らしい演出もしっかり行った。料理もフォアグラずしなどを入れてランクアップ、デザートビュッフェも追加して、結婚式らしい華やかな見た目とおいしさが大好評。

●ここでもちょっぴり節約！

スナップ写真とアルバムのみで、記録映像はなしに。式中に流す映像も全て手作りし節約。装花は木箱や小物を持ち込むことで、花の量を削っても素敵な雰囲気に。ゲスト同士会話が弾むよう設けたフォトブースには、手作りのフォトプロップスなども置き、楽しんでもらった。

卒花Interview

少人数婚に決めたきっかけは？

結婚した記念を残したくて、結婚式が難しいならフォトウエディングをと考えていたが、友人や兄弟姉妹から「ドレス姿も見たいし、ぜひしてほしい」というありがたい声と励ましが。少人数でも、心から祝ってくれる人を招待して結婚式を挙げよう、と一歩を踏み出せた。

やってみてどうだった？

少人数婚は大人数よりアットホームな雰囲気。定番のプログラムもゲストと近い距離で自由度高く楽しめ、とても素敵な思い出に。自分が主役になり、大切な人たちに喜んでもらえたのも嬉しく、やってよかった。プレ花嫁さんにも「迷っているなら少人数婚を」と勧めたいです。

取材・文／笠原恭子　D／ロンディーネ　構成／小堀そら（編集部）
※記事内のデータ、ならびにコメントは2022年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー41人が回答したアンケートおよび、「ゼクシィ結婚トレンド調査2021（全国推計値）」によるものです
※掲載されている情報は2022年7月時点のものです

• 挙式・披露宴
• 式イメージ収集期
• お金
• お金実例
• 節約・貯蓄
• 花嫁実例
• 少人数ウエディング