彼の好感度UP♪自分の親への結婚あいさつで【花嫁ができること】
いよいよ彼が自分の親に結婚のあいさつをする日がやってくる!「彼、ビシッと決めてくれるかな」「親が彼のこと気に入ってくれるかな?」と心配している方も多いのでは?実は、あなたが事前にさりげなく間に入って準備するだけで、彼の好感度を一気にUPさせることができるんです!彼、親、それぞれに対してできる準備をご紹介。先輩花嫁やマナーデザイナーの岩下宣子さんのアドバイスをぜひ参考にして。
“彼”に対してできる事前準備
1.自分の親の人柄、好みなどを伝えよう
ただでさえ緊張する場。相手のことをよく知らなかったら、会話がスムーズに進みません。親の性格、仕事、趣味、好き嫌い、出身県、思わず乗ってくる話題などを事前に彼に伝えておいたという先輩花嫁のアドバイスが多数集まりました。
「親が触れてほしくないタブーな話題もしっかり伝えておくといいですね」(岩下さん)
また、親は結婚式をする・しないなども気になっているので、親の意向を事前に聞き出し、彼と共有。ふたりの意見も擦り合わせて、どう答えるか意見をまとめておきましょう。
親の情報を彼に伝えて大正解!
彼も私の親も初対面の人と長く会話を続けられないタイプ。父の好む話題や趣味、どんな話題を嫌がりそうか、事前にしっかり彼に伝えました。当日はたまに間ができつつも和やかに会話が弾み、今まで娘の彼氏には辛口だった父も高評価。(A子さん)
親から聞いた結婚に対しての考え方を彼に伝え、私と彼の考えもあらためて相談。親に聞かれたときにどう答えるか事前準備ができ、彼も安心して親に会えたようです。(山崎 彩さん)
2.彼のマナーで不安なところがないかチェックしよう
彼のマナーや癖を、「自分の親だったらどう感じるだろうか」という視点で厳しめにチェックしたという花嫁多数。自分が親から注意されたことのあることは特に改善してもらう必要がありそうです。若者言葉にも注意。TPOで言葉遣いを変えられないことは結婚相手として不安に思われてしまうかも。
食事の場も気を使いますが「口に食べ物が入っているときに話し掛けられたらすぐ応じず、まずアイコンタクト会釈を。静かに飲み込んだ後『失礼しました』と答えればいいでしょう。また『〇〇さんのお父さん・お母さん』ではなく『〇〇さんのお父さま、お母さま』と呼んだ方が丁寧です」(岩下さん)
マナーに気を付けて好感度UP!
彼に食卓に肘を突く癖が。「わが家ではタブーなので」と事前に伝えたら、当日は気を付けてくれました。(ゆかりーのさん)
語尾に「ッス」と付ける癖があったので、「あまり言わないでね」とお願い。当日は語尾もきれいでよかったです。(summerさん)
絶妙に気になる口癖があることを、彼が傷つかないよう誠意を持って伝えました。本人は全く気付いていなかったようで、すぐに改善してくれました。(けいさん)
3.当日の服装は話し合って事前に決めておこう
彼の服装は、誠意が伝わりやすいスーツが基本。ワイシャツやネクタイも派手な色は避け、ヘアも清潔感のあるスタイルに、ひげもきちんとそる、靴は磨くなど、多くのカップルは細かいところまで抜かりなく準備したようです。無頓着な彼もいるので、彼女がリードして決めておくと安心です。
「前後の予定などでスーツ姿が難しい場合も、事前に彼女から親に伝えておきましょう。その上で当日彼から『カジュアルな服装でお許しください』と伝えればOK。先手必勝です」と岩下さん。その場合もチノパンとジャケットなど、最低限のきちんと感はキープして。
事前に服装を決めて安心!
私の親はあまり派手な服装が好きではないので、落ち着いた雰囲気に見える服装を彼と一緒に選びました。(Mさん)
事前に彼がスーツであいさつに行くことを知らせ、父が好きなお酒を持参し一緒に晩酌をして仲良くなっていました。元々彼には好印象を持ってくれていたようですが、しっかりとした服装で改めて結婚の報告に来てくれたのがうれしかったようです(西本晴菜さん)
4.手土産をしっかり選ぼう
親に喜ばれるものを手土産にできるよう、親の好みを彼に伝えて一緒に選んだという人が多いようです。また、夏は傷みやすいものを避ける、同居家族と楽しめるものにする、血糖値の高い親に糖分が高い品物は控えるなど、季節感や親の状況に配慮したものを選んだという人も。
「きちんとした印象を与えるためにも品物にはのし紙をかけて、表書きは『ごあいさつ』に。フルネームで名前も書いておくといいですね」(岩下さん)
手土産に誠意を込めて好印象◎
手土産は話のネタにもなるし、チョイスにその人のセンスを感じるので、親の好みを知っている私も一緒に選びました。(Chikaさん)
ショッピングモールでさまざまなジャンルの中から検討。最初に選ぶのは彼で、「これどうかな?」と聞かれたら、親に喜ばれるかを想像しながら一緒に考えるようにし、あくまで彼が選んだものということにしました。(かなさん)
“自分の親”に対してできる事前準備
1.彼の人柄を知ってもらおう
親は娘がどんな人を結婚相手として選んだのか、期待と不安でいっぱいです。そんな親の心情をくみ取って、なれそめや彼の人柄など、親が知りたいと思っていることを事前に伝えた方が多数。親も心の準備をして当日を迎えることができます。どこまで、どんなふうに話すかは、親の性格を配慮して、考えましょう。
「彼の人柄がよく、あなたを大切にしていることがわかる具体的なエピソードを伝えられたら、親も安心できます」(岩下さん)
彼の人柄を伝えて親も安心!
彼が当日緊張していても、いい人であることを親によりよくわかってもらおうと思い、「彼が誠実で優しいこと」がわかるエピソードを事前に話しておきました。(りささん)
あまり期待されすぎても困ると思い、彼がいい人であることを伝えつつ、おっちょこちょいな面があることなども先に伝えて、少しハードルを下げておきました。(ゆみさん)
2.彼の真摯(しんし)な姿勢や計画性をアピールしよう
彼が今後娘とどんな家庭をつくっていきたいのか、夫婦としての人生設計をどう考えているかなども親は気になります。現時点で彼から聞いたり、話し合っていることを、結婚あいさつ前に娘の口から親に伝えておきましょう。親が不安に思いそうなことは、親の性格に合わせて上手に事前フォローしておいたという花嫁も多数。
「婚姻届提出や挙式時期などについては、ふたりで勝手に決めるのではなく『親の許しを得てから手順を踏んで進めたい』という態度を伝えておくとよいでしょう」(岩下さん)
彼の計画性をアピールして印象◎
今後についてふたりで話し合っていた具体的な計画を、結婚あいさつの前にあらかじめ親に伝えておきました。彼の計画性もアピールでき、親に好印象だったようです。(Chikaさん)
こんなことを準備した花嫁さんも!
親あいさつがうまくいくように、念入りに準備した花嫁さんもたくさん。手間と時間がかかる準備もあるが、やった価値があったという声も多数。
+αの事前準備でさらに好印象◎
【流れをシミュレーション】
どのタイミングであいさつを切り出すかなど、流れをイメージ。彼と共有し、どうすべきかシミュレーションしておきました。(ゆきさん)
【プロフィールブックを用意】
彼の人柄や生い立ちや、ふたりの出会いからプロポーズまでの話をまとめたプロフィールブックのようなものを用意。それを親に見てもらったら、話が弾みました。(raraさん)
【結婚のあいさつ前から関係性を構築】
結婚のあいさつ前から何度も会わせ、彼の人となりを理解してもらいやすい環境をつくりました。(ゆかぽん。さん)
【ふたりの経済状況を共有】
彼はフリーランス。「不安定」と親に決め付けられないよう、現状の世帯収入や今後の計画など、具体的な数字を出し丁寧に説明。父も納得してくれました。 (うーきさん)
【定番だけど……気になる言葉遣いに注意】
結婚のあいさつで「娘さんを僕にください!」という表現をしないように事前に彼に伝えました。父の性格上「娘は『物』じゃない!」と怒りそうだったので、伝えておいて正解でした。(みさみささん)
From 編集部
事前準備を進めて、親に彼を気に入ってもらおう♪
あなたが彼と親の間に入って準備をするだけで、親あいさつがスムーズに。そして何より親に「この人が娘の夫になってくれるなら大歓迎」「安心して任せられる」と思ってもらえたらうれしいですよね。ふたりで力を合わせて、家族みんなで幸せになれる結婚への第一歩を踏み出しましょう!
岩下宣子さん マナーデザイナー
現代礼法研究所代表。NPO法人マナー教育サポート協会相談役理事。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏に師事。企業や学校などでマナーの指導、研修、講演などを行う。著書も多数。
取材・文/笠原恭子 イラスト/徳丸ゆう 構成/伊藤りつ子(編集部)
※記事内のコメントは2022年2月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー89人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年4月時点のものです
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