第一印象が大事!彼親に聞いた、結婚のあいさつで気になった「服装&振る舞い」
彼の親への結婚あいさつ。好印象を持ってもらうために、しっかり準備する人が多いと思いますが、マナーを意識し過ぎたり、反対に打ち解け過ぎたりして、相手に微妙な印象を与えることも。服装や言葉遣い、振る舞いなど「ここがちょっと気になった」ということを、親世代に聞いてみました。
彼の親への結婚あいさつ。好印象を持ってもらうために、しっかり準備する人が多いと思いますが、マナーを意識し過ぎたり、反対に打ち解け過ぎたりして、相手に微妙な印象を与えることも。服装や言葉遣い、振る舞いなど「ここがちょっと気になった」ということを、親世代に聞いてみました。
結婚のあいさつに行く時は、男女問わず清潔感のある服装で行くのがお約束。女性ならシンプルで清楚に見えるワンピースや、柔らかなブラウスとテーパードパンツといった上品な服装がおすすめです。「そんなことわかっている」という人も多いと思いますが、親世代と自分たち世代では「清楚」や「上品」の感覚が異なることも。自分では上品な服装だと思っていても、親世代は「派手な服装だった」(60歳・男性)と感じることもあるようです。
どんな服装で行くべきかわからないとき、あまり当てにしない方がいいのが彼の言葉。「服装なんて気にしなくていいよ」という言葉をうのみにしていくと、「私たちの年代はあいさつの場にはかしこまった服を着て行くのが当たり前。でも、子ども世代にはそんな感覚はないらしく、普段着で来たからびっくりした」(51歳・男性)などと密かに思われている可能性も。
彼の親へあいさつに行く時の服装で悩んだら、自分の親や、親と同世代の職場の人などにアドバイスを求めるのがおすすめ。「それは派手」「それはOK!」と的確な判断をしてくれるはずです。
見落としがちなのがヘアメイクやネイル。「少し化粧が濃かった」(68歳・女性)、「髪の色が派手だった」(58歳・女性)など、ヘアメイクが気になったという親は多いよう。洋服は清楚にまとめたのに、ヘアメイクが派手だとなんともちぐはぐな感じに。服装とヘアメイクのバランスにも気を配りたいものです。
最近、話題になっている敬語の使い過ぎ(二重敬語)。例えば、「~させていただきます」は使い過ぎると、なんとも不自然な感じに。「丁寧に話していたが、敬語がイマイチだった」(64歳・男性)、「相当に無理した言葉遣いだった」(70歳・男性)などと、親世代は敬語に厳しい印象。
できればもう一度敬語を復習しておきたいところだけれど、緊張するとうまく話せなくなってしまう恐れも。「緊張して余裕がないと思うから、余計なことは気にせず、丁寧語でしっかりと素直に受け答えをするだけで十分」(65歳・女性)という意見もあるように、無理に格好良く敬語を使おうとせず、ラフすぎるタメ口などは控えて、シンプルに「ですます」で話すくらいがむしろ好感を得られるかもしれません。
結婚のあいさつも無事に済み、ホッと一息ついて歓談をしていると、だんだんと地が出てきてしまうことも…。そんなあなたの振る舞いを彼の親は見ています。親が気にしているのはふたりの関係性。息子(彼)に対するあなたのささいな言動もしっかりとチェックしているかも。
「息子の方が彼女に対して、とても気を使っている様子が見て取れ、親としてはちょっと微妙な感じ」(50歳・女性)や、「息子よりも年上だったせいか、常に上から目線な言動が気になった」(67歳・女性)などの声が。また、相手の呼び名についても注意を。「息子の名前を呼び捨てにしていたのには、びっくりした」(70歳・男性)という意見もあるため、親の前ではさん付けで呼ぶと丁寧な印象に。
ふたりの間ではいつもの言動でも親にとっては気になることもあるので、やはり彼の親の前では彼を立てる姿勢は必要でしょう。今どき女性がしっかりしているのはむしろ好印象といえますが、それが高じると「息子を尻に敷いている」と思われてしまう可能性もあるので、十分に注意して。
結婚のあいさつに限らず、自宅にお邪魔する時には手土産(お菓子や果物などがベター)を持参するのがマナー。相手の好みをリサーチして、喜ばれそうなものを持参するのは贈り物の基本です。
親あいさつの手土産は3000~5000円が適切。安過ぎるのは失礼だと考える親は多く、「手土産がたったのクッキー5枚!あいさつに来るのにそれはないでしょ」(68歳・女性)というお怒りの声も。もしかしたら、1枚1000円くらいのお高いクッキーだったのかもしれませんが、相手に伝わりにくいものは避けた方が無難です。
一方、高ければいいというものでもなく、「あまり高価なのは、気が引けてしまう」(51歳・女性)と、高価過ぎるものは相手に余計な気を使わせてしまうことも。また、「金銭感覚が違うと、この先うまくやっていけるかどうか心配」(63歳・女性)と、彼の親に将来への不安を芽生えさせてしまうことにもなりかねません。
今の親世代はスマホもSNSもしっかり使いこなし、SNS経由での連絡に嫌悪感を示す人は少ないようです。ただし、親あいさつ後のお礼となると話は別。
「いきなりLINEでやりとりするほど親しくなっていない」(61歳・男性)、「LINEでのあいさつは軽々しい印象。自分の世代では許容できない」(59歳・男性)と考える人もいるので、お礼の気持ちは電話や手紙などで伝えた方が印象は良いようです。
最も良くないのは、あいさつ後に何の連絡もしないこと。また、彼経由でお礼を伝えるというのも、あまり印象はよくありません。時間を取り、会っていただいたことに対するお礼は電話などで自分の口からしっかり伝え、LINEでのやりとりは関係性が深まった後でも遅くありません。
彼の親へのあいさつはやはり緊張するもの。後から振り返ってみて、服装や態度、言葉遣いなど「こうすればよかったかも」と思っている人も少なくないようです。これから親あいさつに臨む人の参考になる、リアルなエピソードをご紹介します!
彼の実家が関西で、テーマパークへ遊びに行った翌日にレストランであいさつをすることに。彼の親にも事前に了承を得てカジュアルな服装で行ったのですが、やはりちょっとカジュアル過ぎたと反省…。(でじゃまるさん)
事前にあいさつの内容を考えていたのですが、緊張して言葉が出てこず。「定型文みたいなあいさつだね」と言われてしまいました。(千明さん)
彼に対していつも通り接してしまったので、もっと彼に感謝していることが伝わるような言葉、態度をすればよかったなと、後になって反省しました。(ろぶさん)
彼の親の好みがわからなかったので、和菓子と洋菓子の2種類の手土産を持参したのですが、「こんなに!」と遠慮され、量が多過ぎたと反省しました。(Tommyさん)
少し話し過ぎたかも…と思っていましたが、後日、「しっかりした人が結婚相手でよかった」と思ったと聞かされ、結果オーライだったかなと。(あるぱかさん)
多くの女性にとって、彼の親との初対面となる「親あいさつ」。緊張するなというのは無理な話でしょうが、実は彼の親の方も緊張しているのです。そう思えば、少しはリラックスできませんか。とはいえ、この記事を読むくらい心構えをしているあなたなら大丈夫!彼の親へ敬意と誠意を持って接すれば、少しの失敗はご愛嬌(あいきょう)。程よい緊張感で、親あいさつを乗り切りましょう!
文/粂 美奈子 イラスト/黒猫まな子 構成/山崎裕香子
※記事内のデータおよびコメントは2025年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー49人が回答したアンケートならびに、過去2年以内に自分の息子の彼女が親あいさつに来た経験のある50~70代の男女110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2025年8月時点のものです