「そのマナー、OK?」ミサキ&ケンタの結婚準備vol.9「ゲストへの依頼はきちんと!」
結婚式は、ふたりとゲストが力を合わせて作り上げる特別な時間。ゲストへの依頼は、相手の状況や依頼内容をよく考えることがポイント。友人に声を掛けたミサキは、思わぬ返答にあたふた。結婚式まであと少し、ケンタと共に乗り切れる?!
【登場人物】
西野 美咲
女子校育ちの29歳。英語力を生かして、商社で貿易事務をしている。父、母、妹と横浜で実家暮らし。片付けや料理は大の苦手。ハッキリした性格で天真らんまんが取りえだが、気遣いやマナーは不得意分野。
吉田 健太
山形県出身の29歳。仕事は、ビールメーカーの営業職。大学時代は奨学金を借りて、バイトを掛け持ちしていた。イタリアンレストランで働いていたので、料理は得意。実家のサクランボ農家は兄が継いでいる。
ゲストに何を頼むのか、私ちゃんと分かってなかったかも……(汗)
受付や祝辞、乾杯の発声や余興など、結婚式ではゲストに仕事を頼むことがいろいろあります。依頼する仕事の内容を頼む側がよく理解していないと、ミサキのようにゲストを困らせてしまうことに。また制作物を依頼する際は、必ず材料費を負担することを伝えて。上司にはゲストの顔ぶれやスピーチの持ち時間など、仕事同様に依頼内容を正確に伝えて判断を仰ごう。
頼み方、大丈夫だったかな……
【ちゃんと説明してなくてゴメン!】
受付にカラードレスの色当てクイズの投票箱を置いていたのですが、そのことを受付の子に説明するのを忘れてしまいました。会場のスタッフさんが伝えてくれたようで、きちんと投票してもらえたのですが、迷惑を掛けたかも……と反省。(なちさん)
【会わずに頼んでよかった?】
コロナ下だったので、ゲストには全員LINEと電話で依頼をしました。コロナ下だったとはいえ、本当は一人ずつ直接会ってお願いするべきだったのかも……と式後もちょっと気になっています。(ともみさん)
【ギリギリで断わられてしまい……】
友人代表のあいさつをお願いしたのですが、頼んだ友人が迷いに迷って、結局直前に断わられてしまいました。ギリギリになって別の友人に引き受けてもらうことに。迷わせてしまった人にも直前に引き受けてもらった人にも、申し訳なく思いました。(チカさん)
【ゲストへの依頼のマナー】
内容をしっかり把握してから依頼を
受付の依頼をするときには、集合時間、一緒に受付をしてくれる人の情報、ご祝儀の受け渡し方など具体的な仕事内容を伝えて。祝辞や乾杯の発声なら、どんな立場で結婚式に出席してもらいたいのかを、招待する時点でお伝えしておこう。制作物を頼むときには材料費を先に渡して、後日食事に招くなどお礼を。お祝い事だからこそ、相手を戸惑わせないように頼む側が気遣うことが大切。
▼ゲストへの依頼のマナーがわかる記事はこちら
From 編集部
正式に頼む前にやんわりヒアリングを
結婚式での仕事は、面と向かって頼まれると断わりづらいもの。頼みたいと思っている相手が引き受けてくれそうかどうか、日常会話の中でやんわりとヒアリングしてから、正式に頼むのがおすすめ。
構成・文/稲垣幸子 イラスト/愛内あいる
※記事内のコメントは2021年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー29人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年12月時点のものです
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