参加すべきイベントが分かる!“初めてのブライダルフェア”ガイド
結婚が決まったら参加したいのが、各会場で開催されている「ブライダルフェア」。なぜなら写真や外から建物を見るだけでは分からない、その会場の魅力をリアルに知ることができる重要なイベントだからなんです!ただし中身は会場や日程などによってさまざま。今回はフェアで行われている各種イベントをまとめてご紹介。初めてのブライダルフェア選びの決め手になる、イベント内容をしっかりお伝えします♪
ブライダルフェアって?その中身って?
式イメージが湧く、自分の目で確かめられる、体験できて不安・疑問も解消!
ブライダルフェアとは、会場選びをするカップルのために会場が主催する参加型イベント。その中身は会場や開催回などによって異なるので、最初に参加してみたいイベントを決めることが大切です。
まずは下の「体験できること」を参考に、ふたりが特に確認してみたい内容を考えてみましょう。
<ブライダルフェアで体験できること>
□試食会
□模擬挙式
□模擬披露宴
□衣裳試着
□ファッションショー
□テーブルコーディネートや会場装飾の展示
□ムービー演出やその他演出
□ペーパーアイテムや引出物などの展示
□会場施設見学
□相談会など
<相談会>どのフェアでも開催。プラン紹介など式の詳細について案内
体験できることは開催回によって異なりますが、どのフェアでも用意されているのが「相談会」。ここではプランナーさんが用意されている各種プランの説明や、予算に応じた見積りなどを提案してくれます。
それでは続いてフェアで「分かること・できること」をイベント別、そしてフェア選びの決め手になったとの先輩花嫁の声の多かった順に見ていきましょう
写真:くーさんの相談会時の様子
決め手イベント[1]<試食会>
会場の味をダイレクトに、ゲストへのおもてなしの重要チェックポイントにも
●内容
多くの花嫁にとって婚礼料理は、会場選びの大きな決め手の一つ。だからこそ、ブライダルフェア選びでも決め手となったとの花嫁が多数!会場自慢の味を味わうことができる試食会では、味や盛り付け、ボリュームを確かめてみて。
フェアの試食会ではハーフコースやワンプレート、デザートのみなど料理の一部が無料提供されるケースが多く、有料の場合も1500~3000円程度が目安。もちろん中にはフルコースを食べられるフェアもあるし、会場によってはオリジナルメニューの相談や料理を絡めたパフォーマンスなどを体験できることも!
●開催傾向
短時間のフェアではデザートなど料理の一部を提供のタイプが多め。大型フェアではフルコースやハーフが用意されることも。
●所要時間:30分~60分程度
決め手になりました!
おもてなしのなかで特にお料理を重視していたため、一口プレートやハーフではなく、できるだけフルコースでの試食のあるブライダルフェアを選びました。お料理のボリュームやサービス、味付けなどを実際に試食することで会場選びの参考に。(デンデさん)
料理には絶対こだわりたかったので、試食会のあるブライダルフェアに。試食の際には見た目の華やかさや味などを細かくチェック。いろいろと質問しながら頂くことができました。(ゆかりーのさん)
シェフ自らサーブをし、料理の説明をしてくれて感激。直接話をする機会があったので、アレルギー対応などの相談もできました。(piiさん)
写真:ゆかりーのさんの試食会参加時の様子
<試食会>おすすめなのはこんなカップル……
・料理にこだわりたい
・ゲストへのおもてなしとして料理を重視したい
など
決め手イベント[2]<模擬挙式>
新郎新婦、挙式の見え方をゲスト目線で確認できる!
●内容
新郎新婦に扮(ふん)したモデルがチャペルや神殿などで、「挙式」を再現してくれるイベント。入退場や誓いの場面、式後の祝福演出などを本番と同じ流れに沿って見ながら、会場の造りや雰囲気、自然光の入り具合なども同時にチェックすることができます。挙式の瞬間のふたりの姿を思い浮かべたり、参列するゲストの立場になってみたりと、さまざまな視点で体験してみて。
●開催傾向
土日や祝日などの大型フェアに組み込まれていて、朝イチなど午前中に催されることが多い。
●所要時間:10分~15分程度
決め手になりました!
結婚式に出席したことがなかったので、挙式の流れを知りたくて申し込みました。雰囲気もつかめたので、参加してよかったと思います。(なーさん)
チャペルの雰囲気にはこだわりたいと思っていたので、模擬挙式を見学。そのチャペルならではの長所などを教えていただき、イメージをつかむことができました。(くーさん)
チャペルムービーを見たり、体験することで挙式の流れがよくイメージできたので参加して大正解!彼と一緒にバージンロードを歩きながらドキドキしたのもいい思い出です。(Minnieさん)
写真上:明音さん 写真下:啓さんの模擬挙式体験時の様子
<模擬挙式>おすすめなのはこんなカップル……
・挙式のイメージがつかめない
・挙式会場へのこだわり、憧れがある
など
決め手イベント[3]<テーブルコーディネートや会場装飾の展示>
式当日の披露宴会場の雰囲気、しつらえがしっかりつかめる
●内容
バンケットの雰囲気は、クロスや卓上装花などのしつらえでガラリと変わるもの。それを確認できるのが、「テーブルコーディネートや会場装飾の展示」。ふたりの好みに合うかどうかを確認しながら、どの程度自由にアレンジできるのかも併せて聞いておこう。
また今は密接・密集を避けるテーブルレイアウトが基本。アクリルのパーテーションを立てた状態での展示など、ニューノーマルに対応したコーディネートの他、会場に応じた適正人数などもしっかり確認を。
●開催傾向
ほとんどの会場・フェアで見学することができる。披露宴会場の他、ブライズルームや受付スペース、エントランスなども見学できることが多い。
●所要時間:30分~60分程度
*内覧などイメージ確認程度の会場も
決め手になりました!
実際の披露宴の直前に、リアルな装飾を見せてもらえるフェアを選んで足を運びました。実際の相場感が分かったのでよかったです。(ひかるさん)
ウエルカムスペースなどの装飾をこだわりたかったので、実際の装飾を確認できてよかったです。現地でプランナーの方に「ここにこんな装飾をしたい」と相談しながら見学でき、当日のイメージが湧きました。(piiさん)
装花の展示がとても参考になりました。自分が好きなテイストを知ることができたし、料金の相場もつかめてよかった。高砂席をソファ席にする際の費用などもその場で確認することができました。(まどかさん)
写真上:明音さん 中:くーさん 下:momoさんのテーブルコーディネートや会場装飾展示見学時の様子
<テーブルコーデや会場装飾の展示>おすすめなのはこんなカップル……
・会場装飾のイメージが湧かない
・会場の広さ、ゲスト密度などが気になる
など
決め手イベント[4]<試着会、ファッションショーなどの衣裳体験>
どんなドレスを?和装を?の夢が膨らむ、花嫁姿が実感できる「衣裳試着」
●内容
会場の衣裳室や提携店のドレスをはじめ、和装など婚礼衣裳を試着できるイベント。まずは気になるデザインやシルエットのドレスを選んで試着をし、一足先に花嫁姿を体験してみて。さらに写真撮影がOKの会場なら、実際に着用した姿を全方向から撮影しておけば、今後のドレス選びにも役に立つはず。和装&かつらや新郎のタキシードを体験できるフェアもあるので、気になる人はぜひチェック!
●開催傾向
会場タイプだとホテルでの開催がやや多め。
*現在は感染症対策の観点から、積極的に行っていない会場も
●所要時間:30分~45分程度
*衣裳タイプ、着数などにより異なる
決め手になりました!
実際どんなドレスがあるのかが気になったので、ドレス試着付きのフェアに。初めてのドレスにワクワク大興奮!普段はピンクやパープルといった淡い色の服が好みなのですが、試着なので見た瞬間「かわいい♪」と感じたドレスをチョイス。思いがけず家族や彼に大好評でした。(つーちゃんさん)
和装の試着を体験。白無垢には純白や生成りなどいろいろな白があり、色打ち掛けにもさまざまな色・柄があることが分かりました。自分に似合うものや好きな色柄の傾向も知ることができてよかったです。(タイコさん)
写真上:つーちゃんさん 下:タイコさんの衣裳試着体験時の様子
<衣裳試着>おすすめなのはこんなカップル……
・衣裳にこだわりたい
・ドレス姿のイメージをつかみたい
など
試着ドレス選びの参考にも使える「ファッションショー」
●内容
モデルによる新作ドレスのファッションショー。会場や提携店に揃う衣裳を、モデルが着用している状態でチェックすることができます。実際のゲスト目線でどのように見えて映るのかなど、さまざまな角度から確認しておきたい。着こなしはもちろん、アクセサリーやブーケといった小物使いも要チェック。さらに歩き方や姿勢などドレス姿を美しく見せてくれる立ち居振る舞いの参考にも。
●開催傾向
新作が発表されるタイミング(夏や冬)での開催ケースが多め。
●所要時間:会場、内容によって異なる
決め手になりました!
ウエディングドレスをいろいろ見たいと思い参加。初めて参加したフェアだったので、「こんなドレスを着たい!」と夢が広がりました。チャペルで開催されたので、結婚式に来ているような気持ちで楽しめました。母親や女友だちと参加している人も多く、私自身も女性の先輩といっしょに参加しました。(片岡 優さん)
<ファッションショー>おすすめなのはこんなカップル……
・衣裳にこだわりたい
・衣裳のイメージがまだつかない
など
決め手イベント[5]<模擬披露宴>
パーティのイメージをそのままにゲスト目線で見学、体験
●内容
新郎新婦役のモデルによるケーキ入刀や映像演出などを通し、ゲスト目線で披露宴の雰囲気を体験できるイベント。試食会やテーブルコーディネート・会場装飾の展示を兼ねているケースも多い。模擬演出は会場おすすめのものが披露されることが多いけれど、取り入れてみたい演出がある場合は見学可能かどうか確認しておくと安心。また、ゲスト卓から高砂席がどのように見えるか、入退場はどこから行うのかなども併せてチェックしておこう。
●開催傾向
コロナの影響もあり、開催する会場は減少気味。披露宴の雰囲気は試食の際に確認する方法も。
●所要時間:30分~60分程度
決め手になりました!
自分の挙げる結婚式場での披露宴は経験がなかったため、参加。模擬披露宴を体験することで、スタッフの雰囲気など参列者側をイメージしやすかったです。(美里さん)
本番同様の照明や演出が見られたのでイメージがつかめました。また、ゲスト席から新郎新婦がどのように見えるのかが分かって参考になりました。(ひおあやさん)
写真:ひおあやさんの模擬披露宴見学時の様子
<模擬披露宴>おすすめなのはこんなカップル……
・ゲスト目線で披露宴を体験したい
・披露宴への出席経験がないや少なめでイメージが湧きにくい
など
サブ決め手イベント[1]<ペーパーアイテムや引出物などの展示>
おもてなしアイテムがチェックできる。会場オリジナルの用意がある場合も
●内容
ゲストへのおもてなしアイテムとなる、招待状や席札、席次表などのペーパーアイテムや引出物などのギフトを確認できるイベント。会場依頼できる引出物や引菓子などは会場内のブライダルサロンにも置いてあるけれど、フェアの際には特設ブースができるので、さまざまな種類のものを一度に比較することが可能。展示内容は会場によって異なり、ウエルカムアイテムなども用意されていることも。自己手配や手作りを考えている人も、会場に合うアイテムのイメージをつかんだり、予算を立てる際の目安になるのでチェックするのがおすすめ。
●開催傾向
月に数回開かれる大型フェアで展示されることが多い。
決め手になりました!
ペーパーアイテムは選ぶ前だったのでイメージをつかみたい、彼にこだわりがあるのかをふたりで実物を確認したいと思っていました。引出物と引菓子は宅配することを決めていましたが、会場やメーカーによって取り扱っているものや料金がどのくらい異なるのかを比較しながら見ました。招待状は比較して、「パスポート型がいい」と決められたのでいっしょに見られてよかったです(立脇香織さん)
写真:立脇香織さんのペーパーアイテムや引出物などの展示見学時の様子
<ペーパーアイテムや引出物などの展示>おすすめなのはこんなカップル……
・会場のおすすめやアイテムのトレンドを知りたい
・手作りか会場依頼か検討中
など
サブ決め手イベント[2]<ムービー演出やその他演出>
映像演出やその会場だから叶えられる演出を実体験
●内容
エンディングムービー、プロフィールムービーなど、人気の映像演出を実際に会場で体験。中には広い会場を生かしたプロジェクションマッピングや、ガーデンやプールを使ったバルーンリリースなど、その会場ならではのスペシャルな各種演出を体験できることも。ムービーについては試食会後にそのままバンケットで体験できる会場もあるので、気になる人は参加前に確認してみて。
●開催傾向
よく開催しているのはゲストハウス。模擬挙式同様、朝一番の時間帯で行われるケースが多く、演出の内容としては映像がメイン。
●所要時間:15分~30分程度
決め手になりました!
スポットライトなど、ライティングをメインに会場の演出がどのようなものか見たかったので。ミラーボールは取り入れようと決めていましたが、シャンデリアや女優ライトはどうするか迷っていました。実際に体験してみて、会場が華やかになるなどの効果を実感。取り入れる決断ができたので参加してよかったです。(いつきさん)
プロジェクションマッピングを見せてもらいました。とてもきれいで一緒に来ていた母が大喜び。母の反応を見てきっとゲストも楽しんでくれると思い、ここの会場に決めました。(優香さん)
写真上:つーちゃん 下:こぶちゃんさんのムービー演出やその他演出体験時の様子
<ムービー演出やその他演出>おすすめなのはこんなカップル……
・プロフィールムービーなど映像演出を実施したい
・披露宴演出のイメージがつかめない
・気になっているその会場ならではの演出がある
など
他にも各種体験イベントが!
<会場施設見学>などフェア選びの組み合わせの参考にも
ブライダルフェアで体験できるイベントは、他にもいろいろ。フェア選びの決め手になる、各種イベントもぜひチェック!
●会場施設見学
ロビーや受付、ウエルカムスペース、トイレなどがチェックできる。挙式会場から披露宴会場までの動線、バリアフリー設備の確認などもしておくと安心。
●会場前撮りスポット、フォトスポット見学
会場での前撮りや集合写真が撮影できるスポットの見学。ゲスト用のフォトブースが用意されている会場もあるので、フェア参加の記念に写真を撮っておこう。
●ウエルカムスペースの装飾展示
ふたりらしさや個性を表現できる大事なスポット、ウエルカムスペース。どこにどんな装飾ができるのか、会場が提案するディスプレーを参考にイメージを膨らませられる。
●ブライダルリングの紹介コーナー
数は少ないけど、フェアによっては結婚指輪の展示もあり。まだ決まっていない人は要チェック。
●ワークショップ
こちらも実際に行っている会場は限られてくるけれど、ウエディングアイテムのDIYなどにトライしたい人はぜひ参加してみて。
写真:つんさんのフォトブース体験時の様子
【編集部コラム】コロナ下でのブライダルフェア参加。気になる対応について
コロナ下である現状では、ブライダルフェアに参加する際もいろいろと気になるところも多いはず。参加前、参加時、また合わせて結婚式当日を安心して迎えるために用意されている会場の対策対応は以下の通り。
<会場、会場スタッフの感染対策>
感染予防や三密回避のために、各会場ともあらゆる対策に取り組んでいる。マスクやフェイスガードの着用・消毒といった衛生管理の徹底はもちろんのこと、ソーシャルディスタンスを守りながらのご案内、会場内の定期的な換気なども行っているので安心。
<参加時の対応>
フェアに参加する際にはマスクの着用や手指の消毒、検温といった感染症予防への協力を求められる。予約時の案内や、会場のホームページなどで確認を。参加する一人一人のマナーが感染予防に結び付くので、会場の指示に従って行動しよう。
最近では「オンラインブライダルフェア」を実施している会場も増えている。まずはオンラインで下見をし、その後実際に参加する方法もあり。
<決定後の打ち合わせ時の対応>
打ち合わせもきちんと感染対策をした上で行うので安心して。対面を避けたい人のために、ほとんどの会場でオンラインでの打ち合わせも可能。まずはプランナーさんに相談を。
<当日&ゲストへの対応>
式当日のゲスト対応も気になるところ。安心して出席してもらえるよう、気を配るべきポイントや具体的な感染症対策など、ブライダルフェアで何でもプランナーさんに尋ねてみよう。きっと力を貸してくれるはず。
From 編集部
気になるイベントがピックアップできたら、イベント開催フェアを予約♪
どんなイベントのあるフェアに参加したいのか、イメージは固まりましたか?ふたりがこだわりたいこと、知らないからこそ体験してみたいことなど、動機は何だってOK!まずはゼクシィアプリの「結婚式場を探す」→会場名を入れてフェア情報をチェックしましょう。気になるイベントを見つけたら早めに予約を入れ、ふたりにぴったりの会場を探してくださいね。
取材・文/南 慈子 取材協力/ゼクシィナビカウンター池袋店 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2021年2月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー72人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年4月時点のものです
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