「トレーン×階段」は無敵! 写真映えドレスショット実例8
長いほど格式が高いといわれるトレーンのあるドレスは、花嫁の特権ともいえる一着。長さはもちろん、レースやデザイン性の高いタイプなど、さまざまなバリエーションがありますが、そんなトレーンの魅力を最大限生かせるスポットといえば、“階段”。そこで、今回はトレーンの長いドレス姿の写真を階段で撮影した卒花さんの実例フォトをご紹介!ドレス選びや撮影の参考にしてくださいね。
Case1. 壮麗な石造りの大階段に
花びらトレーンの愛らしさが際立つ
Nahoさん/8月挙式
●撮影のシチュエーション/前撮り
重厚感に満ちた「東京国立博物館」の階段で前撮りしたNahoさん。空間の雰囲気に合う“ロイヤル感”を意識した撮影に。彼にエスコートされる様子はまるでプリンセスのよう。たっぷりの花びらが幾重にも重なりあってできる、トレーンのふわふわが、上からのアングルでしっかり引き立つ一枚。
撮影のポイントは?
大理石やステンドグラスが使用された重厚感のある空間だったので、ボリューム感のあるトレーンと共に3段のベールを広げて、ダイナミックさやロイヤル感を意識しました。後ろ姿を撮りたい旨だけ伝えて、ポージングなどはフォトグラファーにお任せしました(Nahoさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
トレーン全体に贅沢にあしらわれた、花びらモチーフが最大の魅力。「一枚一枚丁寧にアイロンでプレスしてこのもこもこ感が出るのですが、手がかかるところさえもいとしいなと思える一着でした」(Nahoさん)。短すぎず、トレーンにある程度長さがあることも、セレクト時にこだわったポイント
Case2. 深みのある階段の色に
ミカドシルクのツヤが映えて
MEGUMIさん/1月撮影
●撮影のシチュエーション/披露宴直後
会場であるレストランに合わせて選んだ一着は、長さを抑えつつも広がりのあるトレーン、腰の大胆なフリルなど、バックスタイルにお気に入りポイントが詰まったデザイン。フォトグラファーの提案で行った階段での写真は、その特徴が全て収められた大切な一枚に。深みのある階段の色によって、ミカドシルクもより上品に艶めいて見えた。
撮影のポイントは?
もともとは予定していませんでしたが、フォトグラファーさんがトレーンの広がりやバックデザインが伝わるように撮影してくださいました。ドレスのデザインがとてもわかりやすくて気に入っています(MEGUMIさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
レストランでのウエディングだったので、その雰囲気に合うように、あまり長すぎないけれど、存在感のあるトレーンのドレスをセレクト
Case3. 深いグリーンの大理石に
ミカドシルクが艶めく洗練の一枚
Kanakoさん/12月撮影
●撮影のシチュエーション/挙式前
ホテルを象徴する撮影スポットとして人気の、緑の大理石階段で撮影。フォトグラファーには、ドレスがキレイに見えるようにとだけオーダーし、お任せ。深いグリーンにミカドシルクのつやがしっかりと映えて、階段のおかげで美しいドレープも堪能できる一枚に。
撮影のポイントは?
トレーンがキレイに見えるように依頼したところ、フォトグラファーさんからは振返りショットの方がお勧めということでした。また、撮影の時間や階段の中でも、質感がしっかり見えるように、光や雰囲気が一番いいところを探して撮影してくださいました(Kanakoさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
チャペルのバージンロードが広く長く、披露宴会場も大きい空間だったこと、また、一生に一度の晴れ姿では、なかなか着ることのないトレーンの長いドレスを着てみたいという気持ちもあり、存在感のあるトレーンのドレスをセレクト。「ミカドシルクなのに重くない洗練されたデザインで、上品さやクラシカルな雰囲気を感じられるところもタイプでした」(Kanakoさん)
Case4. ロングベールからのぞくトレーンが
光降る階段で輝きを放つ
Misaさん/9月撮影
ロングトレーンに憧れていたが、気に入ったドレスは程よい長さのタイプだったので、代わりにロングベールを合わせた。実際に撮影してみると、ロングベールからのぞくトレーンの長さが「クラシカルすぎずに私らしさが出ていて絶妙」と、結果とてもお気に入りのショットに。
撮影のポイントは?
撮影については全てフォトグラファーさんにお任せしました。撮影の際、「上ったり下りたりする階段は、人生にも重なる場所。これから起きる出来事をふたりで力を合わせて乗り越えて行こうという意味もある」と聞き、より思い出深い一枚になりました(Misaさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイントは?】
トレーンの素材はミカドシルクで、重厚感と上品さが際立つ後ろ姿に。素材感をいかしたシンプルなデザインの中でも、背中から裾にかけて一直線にくるみボタンがあしらわれ、さりげない洗練が漂うのも好ポイント
Case5. シンメトリーな階段を背景に
なびくトレーンがドラマチック
Hinaさん/3月撮影
●撮影のシチュエーション/前撮り
クラシカルな前撮り写真を撮影したくて、そのために階段のあるシチュエーションとトレーンの長いドレスが必須だったというHinaさん。背景は対称になった石造りの大階段。そこに軽やかで美しいレースのトレーンが舞い上がり、躍動感のある仕上がりに。
撮影のポイントは?
指示書などは作らずに、イメージをお伝えしてお任せ。私たちの雰囲気に合わせて撮影していただきました。手前でアシスタントさんがトレーンをなびかせてくれたおかげでトレーンの模様もしっかり浮かび上がり、とてもファンタジックな写真になったと思います(Hinaさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
透け感のある素材に映える繊細な刺しゅうがお気に入り。腰にはクラシカルなビッグリボンがあしらわれ、そこから続くトレーンは1mほど引きずるロング丈であることもこだわったポイント
Case6. ホテルの端正な空間と
透明感のあるトレーンが調和
Wedd_makiさん/3月撮影
●撮影のシチュエーション/式当日の挙式後
挙式したホテルの天井が高く開放的で端正な佇まいと、そこにいる自分の姿のバランス感を大切にしてドレスを選んだというWedd_makiさん。自然光がたっぷり差し込む階段での撮影は、計算された光の当たり具合やアングルによって、トレーンのレースの透明感を最大限引き出してくれた。
撮影のポイントは?
階段ショットは元々リクエストしていたのですが、フォトグラファーさんが自然光の条件の中で、美しく撮れる角度と位置を指示してくださいました。事前にSNSなどでイメージを十分に見て依頼したフォトグラファーさんだったので、細かいオーダーはあまりせず、「空間が美しい写真を残したい」「ホテルならではの迫力ある写真を残したい」などイメージを中心に伝えました(Wedd_makiさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
壮麗なホテルの空間に合うように、しっかりと長さがあり、かつ繊細なレースのトレーンのドレスをセレクト。長くてたっぷりとしたドレープを描きながらも、レース素材のためか、重たさがないのも好印象。青みがかったホワイトで、華やかなのに透明感が出るところが一番の決め手になった
Case7. 美しい曲線とレースの
圧倒的な存在感が写真全面に溢れて
nanamiさん/9月撮影
●撮影のシチュエーション/前撮り
お気に入りだった背中のレースのデザインを見せたくて依頼したバックショット。階段で撮影することで、トレーンのボリューム感やレースのディテールまでもが伝わるダイナミックな一枚になった。
撮影のポイントは?
お任せしたので、撮られているときはどんなふうになるのかわかっていなかったのですが、トレーンの柄とボリューム感が伝わる、想像以上に素敵な写真になりました。またトレーン全体や長さをしっかり見せることで、スタイルアップ効果のあるカッコイイ写真に仕上げていただいたのも嬉しかったです(nanamiさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
シンプルなマーメイドドレスだと、寂しい印象になるかもしれないと思い、トレーンに長さがあり、大柄のレース模様のある写真映えするドレスをセレクト。柄のダマスクレース、ボリュームがあるチュールスカートが特にお気に入り。仕上がった写真を見て、「トレーンの端まで柄があるデザインを選んでよかったです」(nanamiさん)
Case8. 淡いベージュに浮かび上がる
花刺しゅうもドレープも堪能!
Yukiさん/10月撮影
トレーンの長さを生かしたショットを撮影したくて、階段のあるスタジオを探したYukiさん。体にフィットしたマーメイドドレスの美しいラインが余すことなく表現され、アイアンの手すりやグレーの階段といった、クラシカルな空間と繊細なドレスが絶妙にマッチした雰囲気のある一枚に。
撮影のポイントは?
フラットな床での撮影では、意外とトレーンの美しさが伝わらないのですが、階段では長さを生かしたショットをマストでオーダーしました。体をひねることでトレーンのたっぷりとしたドレープやラインも引き立つ仕上がりに。階段のおかげで、ヒップラインから下が長く見えるので、スタイルがよりよく見えたのも嬉しかったです(Yukiさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
海外ウエディングの写真を見ている中で、デザイン性のあるロングトレーンを引きずって歩くマーメイドドレスがとても素敵で、そういったドレスを探した。ベージュの生地の上から、レースを重ねたマーメイドドレスに決定。たっぷりとしたトレーンまで花の刺しゅうが続いているデザイン性と、大胆に開いた背中のギャップも魅力だった
Case9. トレーンに沿うような階段の広がりが
美しいラインを強調!
Rihoさん/10月撮影
●撮影のシチュエーション/前撮り
階段が下段に向かって広がっていたので、マーメイドドレスのトレーンの形にも沿っていて、美しいラインを引き立たせる写真になった。背中のレースと、トレーンの広がりが決め手となって選んだドレスだったので、お気に入りポイントが凝縮されたことにも満足。
撮影のポイントは?
フォトグラファーさんとヘアメイクさんが丁寧にトレーンの広がりを直してくださいました。また、階段のどの段に立つかも、トレーンの広がりや全体のバランスを考えて微調整してくださいました(Rihoさん)
【ドレス・トレーンのセレクトポイント】
街中での撮影だったため、移動のしやすさもありマーメイドドレスで検討。遠目から撮ったときのキレイなシルエットが決め手になった。膝下からがチュール素材でフワッと広がるデザインなので、スタイルアップしてくれるところもお気に入り
From 編集部
スタイルアップ効果もあり、存在感のある写真を残せる!
階段でトレーンショットを撮影した皆さんに、そのメリットを聞いたところ、「トレーンの長さやデザインをしっかりと見せられる」「存在感やダイナミックさのある写真になる」「ウエストより下の部分、またはひざ下の部分がトレーンによって長く見えるので、スタイルがよく見える」との声がありました。なんだか、いいことづくしのトレーン×階段での撮影。挙式や前撮りでぜひ、押さえておきたいですね!
構成・文/小松ななえ
※掲載されている情報は2021年2月時点のものです
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