今きてる！？イミテーションケーキはメリットたくさんって知ってた？

イミテーションケーキって何？

土台に発泡スチロールなどを使った演出用のケーキ。セレモニーケーキ、フェイクケーキなどと呼ばれることもあります。入刀やファーストバイトもちゃんとできるように、一部分だけ本物の生ケーキにしてもらえることが多いようです。ひと目でイミテーションとわかるケーキの他、生クリームや生の果物などを使い、生ケーキと見分けがつかないように仕上げられたケーキを使う会場も増えています。

今どきのイミテーションケーキ事情をプロに聞いてみた！

写真映え重視の花嫁に人気

先輩カップルの写真を見て「写真映えするからこれにしたいです！」と背の高いセレモニーケーキを選ぶ花嫁さまは多いですね。生クリームを塗った部分に入刀できますし、ファーストバイト用のケーキは別のお皿に用意してお出しします。「料理やデザートが充実しているから、生ケーキは配らなくても」とおっしゃる方も多く、その場合、セレモニーケーキはプラン内に含まれるので予算を抑えることも可能です。

大胆、繊細な色やデザインが叶う

迫力ある高さ、生ケーキでは難しい繊細なデコレーションや色も、シュガーケーキと呼ばれる装飾用のケーキでなら叶います。オリジナルのデザインを自由に表現でき、ケーキにこだわるカップルさまに喜ばれています。生ケーキ同様、おふたりと一緒にラフスケッチから丁寧に作成。ケーキの持ち込みが難しい会場もあるので、まずは会場のプランナーさんへ相談することをお勧めしています。

１．背の高い”映える”ケーキが叶う

生ケーキで高さを出そうとすると柔らかいスポンジを重ねるのが難しかったり、ポールなどを挟むことで、値段が想像以上に高くなる場合も。イミテーションなら何段でもいける。

2．こだわりのデザインや色が叶う

生ケーキでは難しい繊細な色やデコレーション、大胆なデザインもイミテーションケーキなら自在。重さがあったり、食べられない飾りをのせることも可能。アートな仕上がりを目指せる。

３．ずっと会場に飾っておける

ウエディングケーキがあるだけで会場の華やぎアップ。希望すれば、パーティの最初から最後まで飾っておくことも可能。同じ会場での二次会などで、再利用できる場合も。

4．リーズナブルに叶う場合も

このメリットはケースバイケース。イミテーションケーキの他にデザートとして生ケーキを用意すればその分コストアップする場合もあるので、事前に会場に確認を。

どうやらいろんなメリットがあるみたい。ここからは、実際にイミテーションケーキにした先輩花嫁の実例を紹介します！

１．ゲストの歓声を集めた大人可愛い７段ケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
憧れていた背の高いケーキは生では無理だったので、迷わずイミテーションに。各段ごと形や高さを変え、クリームのデコレーションにも工夫を凝らし、ふたりらしさもオン。可愛らしさもきれいさも感じられるデザインがお気に入り。生花も飾ってもらい、フォトジェニックな仕上がりに。

感想は？

会場に入り、ひと目見て「すごい」と驚いてくれるゲスト続出。入刀時はほとんどのゲストが集まってくれ、盛り上がりました。料理やデザートにこだわっていたので、食べられる生ケーキを追加しなくても十分でした。(かおるんさん)

2．果物の断面が爽やかなケーキ！ドリップも思い切りOK

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
ケーキ演出は入刀ではなくドリップが希望。シロップをかけたケーキをどうやってゲストにシェアするのか気になっていたところ、「ドリップするケーキはイミテーションにして、ゲストには別の生ケーキを配りましょう」と会場から提案が。クリームをラフに塗り、生のオレンジやレモンの断面、ローズマリーも飾っておしゃれで楽しい雰囲気に。オレンジのシロップも映えた。

感想は？

とても可愛く仕上がっていてドリップするときも気分が上がりました。彼はゲストの拍手で決めた大スプーンでのバイトにしましたが、ゲストから見えない位置に印が付いていて、そこだけ生ケーキ！おいしかったし、盛り上がりました。(ばにらさん)

３．高い天井、広い空間に映えるラグジュアリーケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
ホテルウエディングだったので、シャンデリアがきらめく広い会場に映える、背が高く華やかなセレモニーケーキに。ディテールまで繊細なデコレーションが施された迫力のあるケーキを最初から最後まで披露宴会場に飾ってもらった。入刀後、スタッフからお皿に盛ったケーキが渡され、ファーストバイトもスマートに。

感想は？

会場に入った瞬間から「すごい」とゲストに驚かれ、フォトスポットとしても大人気だったようです。背が高いのでケーキ入刀時もドラマチックな写真が撮れ、遠くの席からもしっかり見えて好評でした。料理もデザートもボリュームのあるコースだったので生ケーキの追加なしでも十分。むしろあったら食べきれなかったかも。ゲストに喜ばれ、予算もプラン内で収まり、大満足です。(Ｎさん)

４．生花のブーケを大胆にのせたエレガントなスクエアケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
会場に種類豊富なイミテーションケーキの用意があったのでそこからセレクト。シンプルな四角２段のケーキにサテンリボンを結んだ生花の白バラのブーケをのせた大胆なデザインはイミテーションならでは。

感想は？

理想通りのエレガントなケーキ！　女友達に「おしゃれで可愛い」と褒められました。入刀やファーストバイトも普通に行い、ケーキもおいしく食べてもらったので、みんなイミテーションだと思わなかったそうです。(Chihiroさん)

５．会場と雰囲気を合わせた大人ラグジュアリーケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
会場のパティシエと相談したら、高さを出したり好きなデザインにしたいならイミテーションの方がいいと言われ納得。高さのある２段重ねにし、上下のクリームの塗り方を変え、シックな色の生フルーツや、会場装花と雰囲気を合わせてユーカリなどを飾ってもらった。側面に金箔(きんぱく)をちりばめたら、シンプルだけれど華やかな仕上がりに。

感想は？

イミテーションにしたらデザインの自由度がぐんとアップ。自分のイメージ通りのウエディングケーキが叶って本当に嬉しかったです。お気に入りのケーキを長時間会場に飾ってゲストにじっくり見てもらえたのもよかった。私も幸せな気持ちになりました。（横井理子さん)

６．上段だけイミテーションにしたら少人数でも写真映え！

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
家族と親族だけの少人数ウエディング。もともと可愛いいちごの生ケーキが付いていたが、イミテーションケーキを足すこともできると聞き、上に１段追加することに。生クリームとたっぷりのいちごは本物。下段でケーキカットやファーストバイトをし、最後はみんなでシェアを。

感想は？

１段も可愛いけれど、もう１段増やして高さを出したら、一気に華やぎ、写真映え。少人数なので、２段とも生ケーキだと食べきれずもったいないし、費用も抑えられてよかったです。(香奈子さん)

７．大理石模様に金箔を散らしたスタイリッシュケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
打ち合わせ時にイメージに合う写真を何枚か見せ、その場でラフスケッチを描いてもらい、相談しながら理想のデザインに近づけていった。一番下段は六角形、下２段は大理石模様にしたのがこだわり。金箔を上から流れるように散らし、スタイリッシュかつ華やかに。

感想は？

生とかイミテーションとかあまり意識せず、こだわりのデザインを極めたら、イミテーションになりました。ケーキ入刀やファーストバイトも普通にでき、おいしかったです。「初めて見るデザイン！」「おしゃれ」と言ってくださるゲストが多く、たくさん写真を撮ってもらえたのも嬉しかったです。(美璃さん)

８．シンプル＆ナチュラルで高さもある秋色ネイキッドケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
ネイキッドケーキにしたくてプランナーさんに相談。高さを出すならイミテーションケーキの方がいいと聞き、オーダーで作ってもらった。秋婚だったので会場装花と合わせてドライフラワーやグリーンをたっぷり。ゲストから見えない場所に生ケーキ部分があり、そこに入刀し、ファーストバイトもできた。

感想は？

「あなたらしいデザイン！」「ナチュラルで可愛いケーキだね」と大勢に褒めてもらい嬉しかったです。ゲストにはデザートとして別に作ってもらった生ケーキをシェアしました。(Makikoさん)

9．いろんな種類のベリーが載ったキュートな３段ケーキ

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
入刀はイミテーションケーキで行う方針の会場だったので、写真を見ながら数種類ある中からセレクト。大きめの3段で生のベリーをたっぷりのせたケーキに。生クリームのランダムなストライプ模様に、赤いいちごを断面も見せつつ飾り、黒いラズベリーとブルーベリーをアクセントにしたら大人可愛い仕上がりに。入刀する部分だけ本物で、ファーストバイトはお皿にケーキを用意してくれた。

感想は？

本物かイミテーションか、見た目だけではわからない仕上がり。３段の大きくて可愛いケーキだったので写真映えしてよかったです。風が吹くテラスにしばらく飾っておいたのですが、衛生面でも安心感がありました。（Sさん）

10．6段の純白ケーキにバラをたっぷり。二次会でも活躍！

■なぜイミテーション？どんなケーキにした？
生ケーキで高さを出すには途中にポールなどを挟む必要があり、値段も高くなると聞きイミテーションケーキに。段ごとに生クリームの模様や塗り方を変え、たくさんのバラをらせん状に飾って華やかに。一部分だけ生ケーキなので入刀やファーストバイトもOK。同じ会場で行った二次会ではその部分だけ作り直してもらい、2回目のケーキ入刀も叶った。

感想は？

デザインやクリームの塗り方、イニシャルを入れて欲しいなど、希望を自由に伝え、その通り作ってもらえたので楽しかったです。「可愛い」「映える」とゲストにも好評。たくさん写真を撮ってもらえました。お気に入りのケーキを二次会でも使えたのはとても幸せだし、お得だったと思います。(みゆさん)

１.会場がイミテーションケーキに対応しているか
イミテーションケーキの有無、気に入ったデザインがあるかまず確かめてみよう。生ケーキで希望通りのデザインが難しい場合、イミテーション対応してもらえるか、その場合の値段の目安なども要チェック。

２.シェア用の生ケーキが含まれるか
入刀やバイトは本物そっくりのイミテーションで行い、ゲストにシェアする生ケーキを別に用意する方針の会場も。その場合、イミテーションケーキの値段に生ケーキ代が含まれ、ゲスト１名当たりの値段×人数で算出する会場も。デザインによって値段が変動したり、追加料金がかかる場合もあるのでチェックして。

３.外部オーダー＆持ち込みが可能か
生ケーキは衛生上の観点から持ち込みＮＧの会場がほとんど。外部ショップでオーダーしたイミテーションケーキの持ち込みの可否は会場によってさまざま。持ち込めるか、持ち込み料の有無など、最初に確認しておきたい。

構成・文／笠原恭子　イラスト／湯浅 望　
＊掲載されている情報は2020年8月時点のものです
＊記事内のコメントは2020年7月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー69人が回答したアンケートによるものです

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