LINEで結婚報告はアリ?花嫁みんなの失敗・成功体験談
直接会って伝えたい気持ちはあるけれど、タイミングが合わない、距離が遠いなどの理由で、LINEで結婚報告や式招待をしたいと考えている花嫁たち。でも、「マナーとして正解なのかわからない!」というのが正直な意見であったりもします。では、実際にLINEで報告を受けたゲストは、どんなふうに受け取ったかリサーチしました。ぜひ参考にしてください!
LINEで結婚報告するのはアリ?ナシ?
約8割がLINEで報告&結婚式に招待されていた!
ゼクシィが行ったアンケートによると、LINEで報告や結婚式の招待を受けたのは約8割。花嫁のほとんどが、LINEで結婚報告を行っているということが明らかに!その理由を卒花に聞いたところ、本当は会って伝えるべきだけど……、と前置きしながらも「相談に乗ってもらっていたので早く伝えたい!」という気持ちや、距離、タイミングの問題などさまざま。
LINEで報告した花嫁談
すぐ報告したくても直接会って伝えるのが難しく、電話するのも照れくさかったのでLINEで報告しました。(mimiさん)
年齢的に未婚の人の方が多かったので、あまり浮かれた感じや上から目線な印象にならないように留意しました。(なっちゃんさん)
送るのは個人?それともグループ?
個人LINEとグループLINE、どちらに送るのかも悩みどころ。アンケート結果によると、圧倒的に個人LINEが多いものの、メンバー全員を結婚式に招待する場合や、2、3人ほどのグループLINEであれば送付している卒花も。
LINEで報告した花嫁談
基本的に個人LINEに送りました!グループLINEだと返事もまばらで、出欠の連絡が曖昧になりそうだったので(ひーーちゃんさん)
仲が良いとはいえ、グループLINEでの結婚報告は相手を大切にしていないと思ったので、全て個人LINEに統一しました。手間は掛かりましたが、各個人とのやりとりもできたし、近況を報告し合えたので、面倒くさがらずに個人に送って良かったと思います。(まゆげさん)
最初にグループLINEで報告と招待したいことを伝えました。住所など返答がなかった方には、後ほど個人LINEを送りました。(Ayacoさん)
グループではなく、個人に送りました。その際、同じグループ内メンバーの誰に声をかけているかも合わせてお伝えしました。(ぷーさん)
相手のほとんどは友人。上司・先輩はなるべく避けて
相手の75.9%が友人(便宜上つながっている、昔よく会っていた友人や、趣味の友人は例外的に少数)。仕事関係者からLINEを受け取ったのは10.8%と少数でした。そもそも、LINEの連絡先を知っているのは親しい人だけ。仕事関係だと、親しい先輩や同期グループが多く、上司・先輩には直接会って伝えるか、社内メールで送付の方がマナーとしては正解。
LINEで報告した花嫁談
大学のゼミ仲間と恩師が入ってるグループは、全員に声を掛ける予定だったので全員に報告という形で連絡しました。(あおいさん)
LINEでの報告、直接伝えられないことを申し訳ないという気持ちを入れた文章で送りました。(yukiさん)
友人に結婚報告&招待したLINEの文例集
【文例1】個人LINEで報告
個人LINEに送っているのは、相手を思いやってのこと。久しぶりに連絡する相手の場合は、コミュニケーションの取り方を慎重に。突然の報告になってしまった、などであればひと言「急にごめんね」など加えるとさらに好印象!
受け取ったゲストの意見
個人LINEだと私に向けたメッセージが付いているので気遣いを感じる(女性/29歳)
個別に教えてくれて大切にされていると感じた(女性/25歳)
一斉送信でなく個人宛てに来たので、自分のためにわざわざ文面を考えてくれたことが嬉しかった(女性/29歳)
LINEを送る前にココをチェック!
LINEで結婚報告だけを行う場合は、式に呼ばない理由(親族のみで行う、海外で行うなど)を入れたり、結婚報告だけでなく相手の近況を聞いたり、趣味の話をしたり、自分のことだけでなく相手のことを考えた気遣いを入れて。婚姻届提出の報告は、写真と一緒に併せて送ると相手も幸せな気持ちに。
【文例2】グループLINEで報告
グループLINEでの結婚報告は、そのグループ内に過去、結婚報告をした花嫁がいたり、相手もメンバーに入っていたり、とケースバイケース。「おめでとう!」の声や「お相手は?」などやりとりが増えてしまうこともあるので、送付の時間帯や内容をまとめるなど工夫を。
受け取ったゲストの意見
文章はコピー&ペーストかもしれないが、冒頭に近況なども入れてくれて、丁寧な感じがあった(女性/30歳)
それぞれバラバラに遠方に住んでる友人のグループLINEのため、みんなで共有できてよかった!(女性/26歳)
遅い時間に通知が多くて気になった(女性/26歳)
LINEを送る前にココをチェック!
グループLINEに送るときは時間帯に気を付けて!平日の遅い時間などに通知がくると迷惑に思う人もいるので、なるべく休日の日中に。久しぶりに連絡する相手などには「みんな元気ですか?報告があって……」など添えると、唐突感が軽減。相手の情報も入れて「機会があったらご紹介させてください!」と、相手を紹介したい意思も入っていると受け取る側も嬉しい!
【文例3】個人LINEで式の招待&打診
最も多い意見が招待状を送る前に、結婚報告と併せて式の参列を打診するもの。ただ、いくら仲が良いからって、自分が有頂天になって相手の都合や、思いやりの心を忘れてはいけません。
受け取ったゲストの意見
招待状の前に報告してくれて嬉しかったし、先の予定がわかるのでありがたいと思った。(女性/27歳)
素直に嬉しいという気持ちが伝わってきた。時間も常識の範囲内だった。(女性/36歳)
参列する場合、住所などの個人情報をやりとりするのでグループLINEよりも安心できた。(女性/30歳)
個人的に誘ってもらえたので、出席可否やお祝いのコメントが気兼ねなく伝えやすかった。(女性/32歳)
LINEを送る前にココをチェック!
大切にしている、丁寧な接し方が伝わってくるなどの意見が多く、ゲストが喜ぶのは個人LINEでのやりとり。日付が決まっていたら早めに伝えてあげると、予定も組みやすいので招待状を突然送るより丁寧な印象です。さらに、住所や電話番号のやりとりはグループよりも個人の方が安心。送る時間は、平日勤務であれば休日に、休日も勤務なのであれば平日の夕方ごろなど、相手の仕事や都合に合うタイミングで。
【文例4】グループLINEで式の招待
最も気を付けたいのがグループLINEでの式招待。万が一、招待しないメンバーが含まれていたら今後の人間関係にも傷が付くので要注意!
受け取ったゲストの意見
事前の出席確認は、グループLINEだと誰が行くかもわかったので、後日聞く必要がなかったのがよかった。(女性/33歳)
仲の良いみんなでその後久しぶりに話が弾んでやりとりが楽しかったし、幸せな気持ちになれた。(女性/28歳)
グループLINEだったので、自分が困っていたり、疑問に思うことを他の人が聞いたりしてくれて助かった。(女性/26歳)
LINEを送る前にココをチェック!
グループLINEで式への参列を打診する場合は、誰が来るか来ないかがひと目でわかるので、メンバーを今一度確認を。やりとりが1カ所なので花嫁的には連絡するのがラクだけど、住所や電話番号など個人情報に関わる部分は個人LINEで行うように。
職場・恩師・親戚などにLINE報告
基本的にはLINEではなく社内メールで報告を
仕事関係で同期や同僚などの親しい関係性であればLINEの連絡先を交換していることもあるけれど、相手が上司・先輩になると、そもそも連絡先を交換していないのでLINE送りようがないという場合も。職場の上司・先輩には基本的に社内メールで送るのが良さそうです。親戚には先に親からひとこと伝えておいてもらったり、電話をしてから送ったり、丁寧なコミュニケーションを心がけて。
LINEで報告した花嫁談
同期とは時間が合わず直接会って報告するのが難しかったのでLINEで。上司は普段から接する機会が多いため直接口頭で報告しました。(nonさん)
【文例5】仕事関係者にLINEで報告&招待
上司や先輩に送るLINEはメールと同じだと思って、マナーに気を付けて。LINEの連絡先を知っている関係性なので、メールとは違い、堅苦しさを軽減させることを意識しましょう。
受け取ったゲストの意見
相手の名前や、所属等もしっかり書かれていたので好感が持てました。(女性/27歳)
LINEを送る前にココをチェック!
親しい間柄であればLINEでもOKですが、職場の上司・先輩には直接会って口頭で伝えるか、社内のメールでやりとりするのが基本。その場合、メールと同様に式の日時や結びの言葉も入れて。
【文例6】親戚に個人LINEで報告・式招待
遠方の親戚に式に出席してほしい場合、電話や手紙であらかじめ伝えるのはもちろんですが、どうしても難しけれは親に連絡先を聞いてLINEで送る場合も。
LINEを送る前にココをチェック!
普段から連絡を取り合っている親戚であればいいけれど、あまり交流がないときは突然だと相手を驚かせてしまいます。まずは自分が誰なのか名乗りましょう。親しき仲にも礼儀ありですが、幼い頃から知っている子が幸せになる姿は嬉しいに決まっています!親しみを込めた文面を心掛けて。
【番外編】LINEのモヤっと解決!
結婚後は名前表記を変えるべき?
花嫁が抱えるLINEに関するモヤっと悩みをマナー講師・岩下宣子さんに聞きました!婚姻届提出後名前が変わった場合は、それに合わせてLINEの名前も変えるべきかどうか……悩みどころです。
マナー講師・岩下宣子さんの意見
これから相手の友人や知り合いと接する機会も増えていきます。連絡先を交換することがある場合、最も親切でわかりやすいのは「新姓(旧姓)名前」と、旧姓をかっこを付けて入れておくこと。もちろん、必ずしもやらなければならないわけではありません。
From 編集部
結婚報告&招待をするなら相手を思いやった“個人LINE”がベスト!
カジュアルなコミニュケーションツールでも、思いやりのこもった文面や行動はゲストにも伝わります。使うことに慣れすぎているので忘れてしまいがちですが、相手の立場や状況などにも気を使って連絡しましょう。個人LINEの方がゲストは大切にされているように感じるので、なるべく個人で自分らしい文章で送って。グループもやりとりが発生することを考えて、送る時間帯やメンバーに配慮を。
岩下宣子先生 マナー講師・現代礼法研究所代表
時代に合うマナーの心を若い人にもわかりやすく伝える。企業や学校などでマナーの指導をするほか、執筆活動など幅広く活躍。
取材・文/小池 遥 イラスト/Ayumi D/ロンディーネ 監修/岩下宣子
※掲載されている情報は2020年7月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは、2020年4月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー108人が回答したアンケートおよび20・30代の既婚女性104人が回答したマクロミル調査によるものです
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