泣いちゃって読めないかも……etc.「花嫁の手紙」３大不安の解消方法
もうすぐ結婚式。大事に育ててくれた親に、しっかり感謝を伝えたい！ でも、みんなの前でちゃんと花嫁の手紙を読めるかちょっぴり不安……。そんな不安に、先輩花嫁はどう向き合った？ ゲストからの反応は？ 気になるゲストの本音と先輩花嫁の体験談からのアドバイスをご紹介します。
不安１
泣きすぎて読めなくなったらどうしよう……
結婚式を間近に控えた花嫁たちからよく聞くのは、手紙を読むときに号泣してしまいそうと心配に感じる気持ち。「感情が高ぶって、泣いて最後まで読めなくなってしまわないか心配」「もともと涙もろく、泣いてメイクが台無しになったり、手紙の内容をきちんと伝えられなさそうで不安です」と当日を心配する声が多いんです。
現場でフォローしてもらえる段取りにしておくと安心！
取材してみると、事前にたくさん読む練習をして、泣かないようにと頑張った花嫁さんが多くいました！ 練習も効果があるけれど、泣いて手紙を読み続けられなくなった場合に備えて、彼やプランナーに相談しておくと安心。
先輩花嫁’s VOICE
泣いてしまうと自分で予想できていたので、本番で大泣きしてどうしても読めなくなってしまったら、彼に続きを代読してもらえるようにお願いしていました。（アメリさん）
読む練習をしただけで泣いていたので、当日も読めなくならないか心配でした。けれど、結婚前日に親にあいさつをしに実家に帰り、そこでお互いにたくさん泣いてしまったせいか、本番は落ち着いて読めました。（まんげつさん）
涙を誘う場面にするのが恥ずかしかったので、明るいトーンで読み上げました。（ｙｕｋａさん）
ゲスト’s VOICE
花嫁さんが泣いても気にならない。泣いてしまうほど家族を思い、大切に育ててもらったんだなあと思う。（29歳女性）
泣いてしまった新婦を、新郎が支えて代わりに代読していると、頼りがいのある方だな、と素敵に感じます。（28歳女性）
感動したり緊張したりして読めなくなることはゲストも分かっているので、自信を持って読んでほしい。（29歳男性）
花嫁が泣くのは想定内。ゲストは温かく見守っているよ。
手紙を読むときに不安になりがちだけど、ゲストは「特別な日だから、花嫁さんが感極まるのは当然」と優しく見守ってくれているんです。事前に練習したり親に気持ちを伝えたり、工夫できることもあるけれど、当日もしも泣いてしまっても大丈夫！ 声が詰まっても、彼が代読してくれても、会場は感動的な雰囲気に包まれるでしょう。
不安２
みんなの前で手紙を読むのは恥ずかしい……
手紙を人前で読むことに抵抗があるという花嫁も多いみたい。「ゲストの前で家族との思い出や、親への感謝の言葉を話すことが恥ずかしい」「本当に伝えたい気持ちは発表するものではないという意識がありました」など、披露宴の場で手紙を“読む”ことへの不安の声が寄せられました。
「読む用」と「渡す用」２通の手紙を用意して気持ちを伝える手も！
手紙は必ずしも読み上げる必要はなく、感謝の伝え方は人それぞれ。読むことにこだわらず、「気持ちを伝えること」が何より大切！ 人前で読むことがはばかられることでも、親に伝えておきたい気持ちがあるならば、読む手紙とは別に、親に渡す秘密の手紙を書くのがおすすめ。
先輩花嫁’s VOICE
重要なことや一番伝えたいプライベートなことは事前に手紙にして親に渡し、当日読む手紙の内容は、親への思いだけではなく友人や来てくれた人に対しての感謝をつづりました。（ａｎｎｉｅさん）
手紙を自分で読みながらスマホで録音し、変じゃないか確認しながら何回も練習して、本番の日を迎えました。（あや花さん）
当日は、手紙を読まずに渡しました。親に感謝の気持ちを伝えたいというのを第一に考え、人前で読まなくても親に気持ちは伝わると思ったので。（ゆりさん）
ゲスト’s VOICE
緊張するのはそれだけ気持ちがこもっているという証拠。真心が伝わるお式に参列できるのは、招待された側としても非常に思い出深いものになります。（35歳女性）
大切な手紙だし、ご両親だけの特別なものとして手渡しのみもありだと思う。（27歳女性）
どうしても恥ずかしいならみんなの前で読まなくても、花嫁さんと親御さん、本人たちの間で気持ちが伝われればそれでいいと思います。（36歳女性）
映像で伝えて、DVDを親にプレゼントする方法も
演出として手紙をムービーにして映像を流したという花嫁も。ゲストからは「映像なら余興みたいな感じで気楽に見られるし意外と泣ける」「やりたいけど恥ずかしいと思うなら、曲や映像の力を借りて気持ちを伝えられる演出にすればよいと思う」という意見もありました。映像なら手元に残り、親が好きなときに見返すこともできるので、当日までまだ時間がある人は、映像にするのも素敵なアイデア。
不安３
手紙の時間をゲストが楽しんでくれるか不安……
家族への気持ちを伝える時間になるので、他のゲストが退屈しないか心配する声も。「私と親は温かい時間になるけれど、プライベートなことを読み上げるのでみんなは興味がないのではと不安だった」「ゲストが楽しめる結婚式を目指しているので、ゲストがどう思うか正直不安」など、ゲストの印象を心配している人も。
ゲストが想像できるようなエピソードを入れて伝えよう
ゲストに取材してみると「退屈する」という声は、実はごく少数。それでも気になってしまう花嫁さんは、ゲストへ自分たち家族の人となりが伝わるように意識した内容を入れてみて。ゲストは花嫁のことを深く知れて感動もひとしお。
先輩花嫁’s VOICE
ゲストに「私には関係ないな」という気分にさせないか不安で、第三者に家族や新郎がどんな人か分かってもらえる文章になるよう意識しました。（ななこさん）
家族とのそれぞれのエピソードを簡単に話し、ゲストにも家族の特徴が分かるように工夫しました。伝えるエピソードも聞いていて楽しいものを選びました。（朝野公香さん）
友人たちの反応は「手紙で泣いた」「素敵な内容だった」と予想外に温かい反応ばかり。私も友人の手紙でボロ泣きしてきたし、逆の立場に立てば嫌だなんて思わない。花嫁の手紙をそんなにネガティブに捉える必要はなかったなと思います。（あす香さん）
ゲスト’s VOICE
自分の結婚式のことを思い出したり、親目線で感情移入したり、ゲストはいろいろなことを感じながら手紙を聞いているので、退屈には感じません。（33歳女性）
ふたりを祝いたくて集まった人たちだから聞きたくないということはないだろうし、同じ空間で感動をシェアできるって素晴らしい。（30歳女性）
男性なので結婚式に呼ばれるときは新郎側ゲストがほとんど。それでも、花嫁さんの親への感謝の気持ちを聞いていると、幸せを分けてもらったような気持ちになります。（35歳男性）
それぞれの立場で花嫁の手紙を楽しんでいるゲストたち
花嫁にとっては家族との個人的なエピソードだけど、聞いているゲストは「花嫁のことをもっと深く知ることができてうれしい」「自分が結婚した時の気持ちを思い出した」「子どもが生まれて、親の方に共感するようになった」と、自分に重ねて手紙を聞いている人も多いんだって。心配し過ぎず、家族への思いを手紙で伝えて。
実は、ゲストは花嫁の手紙を楽しみにしているというデータも！
花嫁の手紙は「もちろん読んでほしい」＆「期待する」というゲストは、なんと６割以上！ 「花嫁の手紙は、結婚式の中で一番好きなイベント」「普段知ることのできない花嫁の一面を垣間見ることができて嬉しい」など花嫁の手紙を楽しみにしているゲストの声がたくさん。「読まれない方がいい」と思っているゲストはほんの１％だけでした。披露宴の感動演出として楽しみにしているゲストも多いので、あまり不安になることばかり考えずに素直な気持ちで手紙を読み上げれば大丈夫！
From 編集部
どんな時間になっても、手紙で伝えたい思いはきっと届くはず！
泣いてしまっても、読まずに手渡しても、家族のエピソードたっぷりでも、あなたらしい「花嫁の手紙」が一番。家族、彼、ゲスト……あなたを大切に思っている人たちばかりだから、不安な気持ちは忘れて、思いの丈をつづってみて。「ありがとう」の思いは必ず届くから。
取材・文／竹本紗梨 イラスト／田中麻里子 D／ロンディーネ 構成／可児愛美（編集部）
※掲載されている花嫁のコメントは、2019年10月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー67人が回答したアンケート、ゲストのコメントおよびデータは2019年10月に20代～40代の男女206人が回答したマクロミルアンケートによるものです
- 挙式1ヶ月前
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