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【結婚式の席次表】の作り方決定版~お手本・手配方法・マナーetc.~

結婚式に参列したゲストが、まず手にするのが会場内のゲストの席次を示した席次表。手配方法もさまざまで紙質やデザインも豊富だから、あれこれ選択を迷ってしまう上に、席の並びや肩書などマナーの知識も欠かせません。自由だけど抑えるポイントも多い、なかなか手強いウエディングアイテム“結婚式の席次表”の、作り方ポイントをまとめました。

席次・席次表って何?

席次表、席次表ボードのイラスト

そもそも「席次」とは席順のこと。結婚式に参列したゲストは、受付で「席次」が書かれた「席次表」を受け取り、これを頼りに自分の席を探して着席する。どんな顔触れが集まっているのかも一目瞭然。
席次表には高砂席やゲスト卓の会場レイアウトに、誰がどこに座るのか、肩書と名前が書かれているのが一般的。少人数の場合は、ボードにして入り口に置いて案内することも。ふたりからのあいさつ文、プロフィールやメニューと一体になった“結婚式の席次表”もある。
席次表の基本の詳細は記事「招待状・席札・席次表etc.結婚式のペーパーアイテムの基本」をチェックしてみて。

“結婚式の席次表”って、みんなどうやって手配しているの?

手配先割合の円グラフ

“結婚式の席次表”を手配する方法は、主に4つ。

1)会場・会場提携事業者にすべて頼む
2)外部の事業者にすべて頼む
3)外部の事業者に頼み、一部手作り
4)すべて手作り

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、先輩花嫁の約3割が「会場・会場提携事業者」にすべて依頼をしていた。次いで多かったのは「外部の業者にすべて頼む」パターンと「手作り派」。また「外部の事業者」に注文する場合、印刷から仕上げまですべて依頼するパターンと、商品によっては一部手作りできるものもある。例えば印刷は事業者に依頼、出力紙が届いて自分たちで丸めたり折ったり、リボンを付けるなど飾り付けをしたりして仕上げるものがそれに当たる。

4タイプの手配方法、それぞれいくらかかる? メリット・デメリットは?

4タイプの手配先のメリットデメリットや予算などのデータイラスト

“結婚式の席次表”の手配方法4タイプのメリット・デメリット、平均費用、検討開始時期、依頼時期・制作開始時期はイラストの通り。

「会場・会場提携事業者」に依頼する場合は、依頼時期が挙式の3.1カ月前からと少し早いものの、他の打ち合わせを兼ねて手配でき、時短も魅力。マナーの知識もプロがアドバイしてくれるので安心感も。その一方で、1部当たりの平均費用が741円と高く、デザインに限りがあるので、好みのデザインが見つからない場合はデメリットに。

また、「外部事業者」に依頼する場合はすべてを頼む方法と一部手作りする方法がある。すべてを頼む場合、依頼時期は挙式の2.9カ月前が目安。たくさんの選択肢から気に入ったものが選べる一方、細かいリクエストへの対応は事業者によるので要注意。1部当たりの平均費用は302円と、会場で頼む費用の半額以下。

一部手作りする場合は1部当たりの平均費用208円とさらに安くなる。多少の手間はあるものの、リボン付けなど簡単な手作りなので、家族みんなで楽しく作業できることも。

最後に、「すべて手作り」の場合は、オリジナリティーをふんだんに盛り込める点がメリット。やりくり次第でコストも安くなり、1部当たりの平均費用104円が目安。制作開始時期は挙式の2.3カ月前からだが、マナーの知識なども必要なので想定以上に手間がかかる場合も。

会場・会場提携事業者に頼んだ

花嫁ニッコリイラスト

式当日の雰囲気をイメージしながら、テーブルの数や席次などプランナーさんが相談に乗ってくれるので安心感があった。(若水奈穂美さん)

NG顔の花嫁さん

“結婚式の席次表”のカタログを見ていたら、同じ系列の会場で結婚式を挙げた友達の招待状デザインを発見してしまった。かぶるのが嫌で避けた。(佐々木明子さん)

外部事業者にすべて頼んだ

OK花嫁さんのイラスト

専門ショップだったので、取引がスムーズだった。デザインも豊富で迷うほど。事前にサンプルも送ってもらえたので安心感もあった。(yukaさん)

花嫁さんNGイラスト

外部事業者からは特にアドバイスがなく、事前に会場のプランナーさんに席次を確認した上で、自分で名前の入力作業などをしなければならなかったので、手間が掛かった。(えみりぃさん)

外部事業者に一部工程を頼んだ

花嫁さんOKイラスト

ネットから無料のテンプレートをダウンロードし、自分たちの好きなデザインで作成。好みのものが仕上がり、印刷前に店舗で確認できたので失敗もなかった。(大久保莉奈さん)

花嫁さんNG顔イラスト

出力紙が届き、自分で組み立てをしたが、素人がやると全て同じにはならない……と後から気付きました(笑)。(ゆうのさん)

すべて手作りをした

花嫁さんOKイラスト

会場で“結婚式の席次表”を依頼すると1部700円ほどかかったが、手作りすることで半分ほどの費用に抑えられた。(#maさん)

花嫁さんNG顔イラスト

とても時間がかかった。失敗も多いので、材料費はそんなに安く抑えることもできなかった。「絶対このデザインにしたい!」というこだわりがなければ、会場に頼んだ方がいいと思う。(arisaさん)

“結婚式の席次表”完成前の最終チェックポイント

すべての手配方法にいえることは、発注(手作りの場合は印刷)前の最終確認を念入りにすること。誤りがあった場合、追加で修正費用がかかったり、時期によっては修正が間に合わない場合も。

□参列者の名前にヌケ・モレがないか
□マナーに倣った席次になっているか
□近い席のゲストの人間関係に配慮がされているか
□ゲストの肩書や名前に間違いがないか
□誰もが読みやすいデザインか
□納期(手作りの場合は仕上がり時期)は間に合うか

“結婚式の席次表”の席次の基礎知識とお役立ち記事

1)席次の基礎知識

円卓のテーブルレイアウトと席次
流しのテーブルの席次イラスト
円卓の名前の入れ方

ゲスト全員が心地よく過ごすために、まずは「席次」の基礎知識をインプットしよう。ふたりとの関わりや立場によって「席次」にはマナーがあり、円卓(丸テーブル)と流しのテーブルでそれぞれ異なる。
例えばエリアによっては家族が高砂席の一番近くに座る場合もあり、「両家仲良くなってほしい」との思いから新郎新婦の家族が同じテーブルを囲むこともある。基礎をインプットした上で、みんなが心地よい「席次」をアレンジするのはOK!
「席次」やテーブルレイアウトの詳しい情報は「もう迷わない! プランナーが教える【ゲスト席次決め】のコツ」「円卓だけじゃない! オシャレ&会話が弾む テーブルレイアウト」の記事を読んでみて。

写真1枚目:円卓の場合の代表的な席次。番号が若い順に上座
写真2枚目:流しテーブルの場合の代表的な席次
写真3枚目:親・きょうだいに「様」は付けないのが一般的だが、例えば嫁いだ姉妹や、新婦家に婿入りしたきょうだいは「様」を付ける。祖父母も同居か否かによる場合も。

※北海道、青森、山形の一部エリアでは、記事の内容と異なる席次のルールがあり、上座から下座の順に、親→親族→職場関係者・友人となることが一般的です。席次については、親や会場担当者に相談、確認をしましょう。

2)肩書の基礎知識

肩書きのポイントを書き出したイラスト

“結婚式の席次表”のゲスト名に、肩書を添えるのも一般的。「伯父(親の兄)」と「叔父(親の弟)」の書き分け、いとこの子どもはどう表現したらよいのか(⇒従甥、従姪)など、意外に分からないことがたくさん。
会社関係など目上の人の「肩書」についても、きちんとインプットしておきたい。詳しい基礎知識は「席次表作りにお役立ち! 正しい肩書の付け方」「寿退職、親離婚etc. 悩ましい席次表の肩書相談室」『[席次表] 部署名の省略はあり? 退職した人はどう書く?「職場ゲストの肩書」Q&A』 の記事を読んでみて。

“結婚式の席次表”手作り版などお手本紹介

“結婚式の席次表”は、サイズ、デザイン、紙質、プロフィールやメニューなどを盛り込むのか、予算はいくらにするのか、あれこれ迷うことがたくさん。先輩カップルの実例を参考にしてみて。

From 編集部

目指すのはゲストが心地よい“結婚式の席次表”

“結婚式の席次表”は、ゲストへのおもてなしの気持ちがギュッと詰まったもの。デザインだけにこだわるのではなく、手に取った人が心地よく感じるものを用意して。参列者が決定しないと席次は決められないけど、そこからスタートするのではなく、デザインのセレクトや氏名、肩書の表記確認などできることからコツコツ準備を進めましょう。

岡崎さんのお顔写真
Profile

監修/岡崎 桂さん ウェディングプランナー

Wedding and Event Planner/ゼクシィなび、海外ウエディングのプロデュース会社、ホテルのプランナー、ウエディングマネジャーを経て、フリーランスのプランナーに。さまざまな会場の結婚式に携わり、多くの新郎新婦をサポートしてきた経験を基にアドバイス。

構成・文/千谷文子 イラスト/moeko D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2019年11月時点のものです
※記事内のコメントやデータは、2019年9月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー103人が回答したアンケートと、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」(*=全国推計値、無印=首都圏データ)によるものです

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