ドレス×ブーケの最旬“アクセント”コーデSNAP7
ブーケは、花嫁をより美しく華やかに引き立ててくれる名脇役。ドレス姿をぐっとおしゃれに今っぽく完成させるには、ブーケの力を最大限に使ってこそ! そこで今回は、ドレス姿のアクセントになるブーケを合わせて“人とはちょっと違う”おしゃれを叶えた先輩花嫁たちを、スタイリスト土田麻美さんとPick Up。真似してみたい素敵ポイントが満載です。
土田さんに教えてもらいました!
ドレスにブーケを合わせてより今っぽく見せるなら、互いを引き立て合うバランスコーデが大事。例えば、ドレスが王道の華やかなタイプなら、あえてラフなブーケを持って抜け感をつくるなど、ブーケをアクセントにすることで、ドレス姿はより素敵にこなれて見えるんです。ブーケをアクセントにすることはおしゃれ感度の高いトレンドなので、ぜひ取り入れてみて。(スタイリスト・土田麻美)
ソフトチュールドレスに“くすみピンク&羽根”のブーケでビターな抜け感を
ドレスはふんわりチュールに異素材をMIXした柔らかなIライン。丸いフォルムをベースにしながらグリーンやキジの羽根を勢いよく飛び出させ、アシンメトリーに崩したブーケが、ちょうどいい抜け感になってます。くすみ感のあるニュアンスピンクの花も甘さを抑えられていて、ぐっと大人っぽく!
Wedding Data of @um_trunk_wdさん
■Style
ホテルウエディング。挙式は人前式にて
■Dress
ブランド:ヨーランクリス
デコルテはシースルーレースで程よく包み、チュールスカートにはレースやレザーを取り入れた異素材MIXのソフトスレンダー。
■Bouquet
色みは甘くなり過ぎないようくすみピンクにし、お花は大ぶりなもので、全体にボリュームを出してほしいとオーダー。ドレスが異素材MIXなので、ブーケにも花と葉以外の素材を使用。フローリストさんの提案により羽根を取り入れた。
女性らしいマーメイドドレスは“辛口ブーケ”でより都会的に
直線的な花材やグリーンをミックスして生まれたブーケはスタイリッシュな印象。カラーなどのコンサバな花材も強い色みを選ぶことで辛口なイメージになり、優美なマーメイドドレスを一段と都会的に見せるハンサムなひと味になります。また、ざっくりまとめられたブーケは持ち方によって表情が変わるので、写真映えも抜群。
Wedding Data of @wd_n526さん
■Style
ゲストハウスで挙式&パーティ
■Dress
SNSで見つけたショップでフルオーダー。前から見るとスレンダー、後ろは女性らしく曲線的なラインが出るように意識した、とろみのある素材のソフトマーメイド。
■Bouquet
ソフトマーメイドのラインに合うように形は縦長に。甘さと辛さを意識し、淡いピンクのシンビジウムでかわいらしさを、濃いピンクのカラーでかっこよさを表現。花をグルーピングすることで、見る角度によってかわいいにもかっこいいにも見えるようにとオーダー。
キラキラのドレスにはダークな紫の“引き締めブーケ”が好バランス
ビジューを利かせたキラキラ感のあるドレスに、ダークカラーの花材を使った締め色ブーケを合わせれば、陰影が生まれて華やかさのバランスが絶妙に! 多めのグリーンはもちろん、白い花をちりばめることでより抜け感が出て爽やかさも高まり、ビーチリゾートともマッチ。
Wedding Data of @yar_weddingさん
■Style
ハワイにて挙式&ガーデンBBQパーティ
■Dress
ブランド:ユミカツラ
胸元はハートカット。インドビジューが全身にあしらわれたロングトレーンのマーメイド。
■Bouquet
アーティフィシャルフラワーを購入し、手作り。白と紫の花や多めのグリーンで、存在感のあるドレスに負けないように横への広がりを意識。ハワイやリゾート感はモンステラの葉で、結婚式のテーマカラーだったピンクゴールドはリボンで取り入れた。
シンプルドレスに“ビビッドな南国ブーケ”で主役の存在感を
ハリのあるコンパクトなトップスにティアードのチュールスカートを合わせることで、コーディネートの幅が出るのがセパレートドレスのいいところ! 南国のムードを汲み取った葉ものや赤のグラデーションでまとめた花材がミックスされて、シンプルながらも存在感のあるコーデが完成!
Wedding Data of @na____i.wdさん
■Style
ハネムーン先ハワイでの後撮り
■Dress
トップスはボートネックのノースリーブでサテン素材。スカートは透け感のあるチュールとオーガンジーをランダムに重ねてふわっとボリュームを出した異素材MIXのセパレートドレス。
■Bouquet
ハワイのフラワーショップで購入。南国らしいボタニカル感が出るように、赤の色みが少しずつ異なるプロテアやアンスリウムなどを使用。モンステラの大きな葉で包むようにして縦長の大ぶりブーケにした。
クラシカルテイストは“軽やかラウンドブーケ”でナチュラル見せが今の気分
ブーケ自体は小ぶりでも、大きめの花材を選ぶことで存在感がアップ。ラウンド形は小花やグリーンで動きを出すと、リズムが生まれてより今っぽくなります。ロングスリーブの正統派クラシカルドレスにブーケでナチュラル感をプラスするというコーデも、抜け感のあるまさに今どきなバランス!
Wedding Data of @halcyon46さん
■Style
緑に囲まれたチャペルで挙式&パーティ
■Dress
“ロイヤルウエディング”に憧れがあり、キャサリン妃が着ていたようなハイネックで、ロングスリーブがレース、スカートがシルクのプリンセス系ドレスをチョイス。
■Bouquet
結婚式のテーマはナチュラル×ロイヤル。形はどの角度から見ても美しいようラウンドに。アネモネをベースに白、グリーン、凛とした雰囲気を出すためにブルーの小花でアクセントを出してほしいとオーダー。ロイヤル感を出すためにボリュームのある白い花と、ナチュラル感を出すためにテイストの違うグリーンをふんだんに使ってもらった。
スレンダードレスは“ボリューミーな縦長ブーケ”でこなれた華やかさを
トレンドど真ん中のパンパスが優しく揺らめいて印象的! ドレスがIラインでスマートな分、ブーケにふわっとしたボリュームがあると、カジュアルさと華やかさを両立できます。ヘアやアクセサリーでシンプルを極めることで、大人の余裕が感じられるエフォートレスなコーディネートが完成しています。
Wedding Data of YURIさん
■Style
ホテルウエディング。挙式は人前式にて
■Dress
クリスマスが近く、ナイトパーティだったこともあり、大人っぽくキラキラしたIラインドレスに。
■Bouquet
ボルドーをメインにし、シルバーがかったグリーンで冬らしく。ふわふわのパンパスグラスでボリュームを出し、そのままドライフラワーになるようにした。
ふんわりドレスは“くすみトーンのドライブーケ”でクール見せ
トップスとスカートが分かれたセパレートドレスはカジュアルな印象が強いので、ブーケは葉ものやドライ、多肉植物と相性抜群。花より葉の印象が強いと一層今っぽくなります。ドライでまとめた大ぶりのブーケはボリュームのあるスカートに負けずインパクト大! 多種類の花材をくすみトーンでまとめているのも甘さを抜いたおしゃれの秘訣(ひけつ)。
Wedding Data of @puapuaweddingさん
■Style
ハワイでフォトウエディング
■Dress
シンプルなデザインのセパレートドレスを着たくてサイズオーダー。風になびくようなスカートのボリューム感がお気に入り。
■Bouquet
メイクさんがブーケも作れるとのことで一緒にお願い。くすみ感のあるドライフラワーに主役になるような赤の花をプラス。ドレスがシンプルだったので、大きめの華やかなブーケに。
From 編集部
アクセントブーケでドレス姿に魔法を掛けて♪
華やかなプリンセス系ドレスに今っぽい抜け感をもたらしてくれたり、カジュアル&ラフなドレスに主役の存在感を与えてくれたり。あなたが選んだ運命のドレスをひと味違うコーディネートでもっと素敵に見せるなら、ブーケで作る旬のアクセントが鍵! ドレスもブーケも引き立つバランスコーデで、誰よりもおしゃれな花嫁姿を目指して。
土田麻美 Stylist
ゼクシィアプリのドレス&ビューティ記事等で大活躍。等身大でありながら花嫁の心をギュッとつかむ旬なスタイリングが得意。
取材・文/大平美和 監修/土田麻美 構成/可児愛美(編集部)
※掲載されている情報は2019年7月時点のものです
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