【保存版】どの日がベスト?結婚式の「日取り」選び完全ガイド
いよいよ結婚式の会場探し。でも「挙式日、いつにしよう?どうやって決めよう?」と悩んでいませんか?結婚式って挙げる場所も大切だけれど、日取りも大事。それを決める方法にもいろいろあるのです。みんな、どのように式を挙げる日を絞ったのか、あなたの日取り決めの参考にしてくださいね!
結婚式の日取りってどう選べばいい?
ふたりの優先したいことを話してみて
季節、仕事の都合、ゲストの状況、ふたりの思い出……。結婚式の日取りを選ぶ要素にはいろいろあり、人によっても異なります。悩んだら、招待する人の顔触れや、自分たちの理想とする結婚式像を描きながら、最も優先すべき要素を決めましょう。そうすると、すっきり日取りが決められます。
先輩カップルはこんなことを優先して選んでいた
複数の理由から日取りを選んだという人も多いのですが、その中でも「最も優先したこと」を1つだけ選んでもらったところ、図のような結果に。
「ゲストが来やすい日程や季節」を重視する人が最も多く、次は「ふたりの都合」なのですが、「交際記念日」などふたりの思い入れを重視した人や、会場や予算を重視した人もそれなりにいることから、「選び方が人それぞれ」なのが、この結果からも分かります。
この先は3つの選び方から、先輩カップルたちがどうやって挙式日を選んだか解説します。
【日取りの選び方1】季節感を意識して決める
気候や周囲の環境が選ぶポイントに
多いのは「寒くもなく、暑くもない」ことを重視して、春や秋を選んだケース。これはガーデン演出を行う人にとっては外せない条件ですが、それにとどまらず、自宅から会場までの移動の快適さまで考える人もいます。このほか、「桜が咲く頃」「新緑の季節」など眺めを重視した人、「自分の好きな季節にした」という人も。
「雪、花粉、梅雨、台風の時期以外にする」「和装をしたいので、汗ばむ夏は避ける」など、季節的な心配のある期間を避けて選ぶ人も多いですね。
挙げたい季節から選びました
【式中はもちろん移動時も快適な11月に】
遠方からの移動時も快適に過ごせるよう秋を希望。同じ秋でも10月だとまだ暑い日があったり、台風が来たりするので、11月3日にしました。人気があるシーズンなので、1年前には希望日を予約。(ぷーさんさん)
【気候がいい10月にアウトドアウエディング】
高原リゾートで行った私たちの結婚式のテーマは「フェス&アウトドアウエディング」。オール屋外だったので、気候が必須条件でした。季節感を最優先して10月初旬にしました。(ぽんこさん)
【7月末にして最高のサマーウエディングに】
夏が大好きな私たちは、夏にオーシャンビューの会場で結婚式を挙げるのが夢でした。挙式日の7月末は晴天で、最高!のサマーウエディングに。(ねねさん)
避けたい季節を外して選びました
【暑くも寒くもなく、花粉症の心配もない10月に】
ガーデンウエディングがしたかったので、気温や花粉などでゲストが不快な思いをしないように、夏と冬、スギ花粉が飛ぶ時期を避けて10月に。自分がゲストとして参列した時、冬のガーデン挙式で風邪を引いた経験を生かしました。(wd___kkさん)
【台風や豪雨の心配がいらない5月に】
夏から秋の台風やゲリラ豪雨、冬の豪雪や寒波などで公共交通機関がストップして、「大量にゲストが来れなくなった」なんてことは絶対避けたかったので、5月中旬にしました。無駄な心配をしなくて済み、精神衛生上とても良かったです。(ぱんさん)
【連休や七五三の時期を外して神社挙式】
観光客や参拝者が多い神社での挙式だったので、連休や秋の七五三を外しました。着物を着て外を歩くので、真夏と真冬も却下。季節的には新緑がきれいな春が良かったのですが、特にイベントもなく、混雑しない5月末の月曜に。(ぽにさん)
結婚式の人気シーズンってあるの?
挙式組数が多い月TOP5は11月(14.0%)、10月(11.7%)、5月(11.3%)、9月(9.6%)、4月(8.9%)。気候が良くて「結婚式のオンシーズン」ともいわれる春と秋が人気です。「ジューンブライド」の6月は梅雨時だけど、8.5%で第6位。少ないのはやはり真夏の8月(5.9%)と真冬の12月(7.2%)、1月(3.1%)、2月(5.9%)。
[ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)より]
【日取りの選び方2】仕事や個々の都合を考慮して決める
多忙な時期を避け、ゲストが集まりやすい日程を組む
仕事が多忙な場合は、年間のスケジュールを見て、式当日や式準備で忙しい時期が仕事の繁忙期や試験勉強などの時期と重ならないようにするのも大事。これは、ゲストに対しても同様で、「職場の人が休みやすい日にした」「行事が少ない時期にした」など、ゲストに来てもらいやすい日優先で選ぶのも良い心がけです。
ふたりの都合から選びました
【彼の仕事が落ち着く10月に】
仕事の繁忙期に結婚式を行うと迷惑になりそうなので、1年で一番落ち着く秋を選びました。屋外での撮影もあり、ふたりとも汗をかく大変な夏が苦手だったので、ちょうど良かったです。(あいりさん)
【資格試験や大会を避けて日取り決定】
私たちの日取りの条件は私の資格試験と、彼が参加する大会の時期を外すことと、過ごしやすい時期にすること。選んだ11月初旬は天気が良くて暖かく、理想的な日でした。(里沙子さん)
【転勤の時期を外し、予定より前倒しして12月に】
翌春に彼が転勤になる可能性があったので、その前後の1月、2月、6月、7月を最初の候補に。会場見学に行ったら、12月にまだ空きがあると言われ、再検討。この時期しかできない演出にも惹かれ、前倒ししました。(美穂さん)
ゲストの都合から選びました
【飛行機や宿の予約が取りやすい10月に】
沖縄でのウエディングは、夏休みや大型連休中だと旅費が高くなるし、飛行機もホテルも混んでいて予約が取りづらいので、学生の夏休みが終わる10月に。土日休みの人が多かったので、挙式日を土曜にしました。おかげでみんな早くから予約を入れてくれ、予約困難にならずに済みました。(ゆかりさん)
【遠方ゲストのため、3連休の中日に】
遠くから来てくれるゲストが多かったので、来るのも帰るのも時間に余裕ができるように、7月の3連休を選びました。ゲストの身体的な負担を考えて、挙式日を中日にしたのも私たちなりの思いやり。(あおいさん)
【親族が集まりやすいお盆前に】
8月のお盆で地元に帰ってきたのに、また結婚式のために帰省してもらうことになると、交通費がもったいない。そこで8月11日のお盆前にして、県外に住む親族が参加しやすいようにしました。(らんたんさん)
ハネムーンのタイミングを併せて考える花嫁も
先輩たちがハネムーンに行ったタイミングは結婚式の前が20.6%、結婚式の翌日が10.3%、結婚式の翌々日~1カ月未満が20.3%、式後1カ月~3カ月未満が21.0%、式後3カ月~半年未満が15.9%。意外と挙式直後に行く人より、時期をずらしていく人が多いという結果に。式後に長めのハネムーンにすぐに行きたい場合は、結婚休暇+夏休みを利用する、年末年始にかけるなど、休みが取りやすい時期に挙式&ハネムーンを。
[ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)より]
【日取りの選び方3】想いや区切りとなる時期で決める
ふたりにとっての大切な記念日を選ぶ人が多い
最も多いのが交際を始めた日やプロポーズされた日、婚姻届けを提出した日など、ふたりにとって大切な記念日を挙式日にするケース。どちらか一方の誕生日や「いい夫婦の日(11月22日)など、ゴロのいい日を選ぶ人も。
「短期間で一気に進めたいから、半年以内」、「お金が貯まる1年後」と、大まかな期間を区切って、その中から良い日を選ぶという方法もあります。
ふたりの特別な日を選びました
【プロポーズの1年後】
彼がプロポーズしてくれた日のちょうど1年後に結婚式をしようと決め、最初から日付を指定して会場を探しました。(ナツコさん)
【交際記念日を挙式日に】
付き合い始めて1年の記念日に結婚式を挙げたいと思ったので、会場見学に行った時に聞いたら、その日がひと枠だけ空いていて即決しました。(すずらんさん)
【あらゆる記念日を同じ月に】
結婚して時間がたつと、いろいろな記念日を忘れてしまいそうなので、交際を開始した日と婚姻届を提出した日、結婚式の日を5月にそろえて、覚えやすくしました。(Mさん)
個々の想いや区切りで選びました
【ジューンブライドに憧れて】
「6月に結婚すると幸せになれる」という言い伝えがあると聞いて、私も「ジューンブライドになりたい!」と憧れるように。準備期間もしっかり欲しかったので、1年後の6月にしました。(美央さん)
【式費用の支払いを考えてボーナス後に】
婚姻届を出して1年たち、子どもも生まれていたため、結婚式は親に頼らず自力で行うことに。会場の式費用の支払いは挙式約10日前まで。その支払いにボーナスも組み込めるよう、12月のボーナス後で、土曜の空いていた日を選びました。(sayaさん)
【次の誕生日の前までをリミットに】
20代のうちに結婚したくて、「結婚が決まった翌年中に式を挙げたい」「できたら秋で」と思って会場選びをスタート。彼と出会った日から1年後の記念日がたまたま空いていた上、その日にすれば費用が抑えられると知って、時期を早め、5月に挙式。(じょにぃさん)
引っ越しの時期との兼ね合いもポイントに!?
結婚と共に大きな区切りとなる引っ越しですが、先輩花嫁のうち、50.1%が結婚が決まる前から彼と同居。39.6%の人たちは結婚が決まった後から式までの間に新生活を始めていました。同居開始が結婚式後でも、引っ越しだけは式前にしてしまったという人も。結婚式の準備で忙しくなるのは式の3カ月前から。その頃から式までの間に引っ越しをすると、てんてこ舞いになるので、それより前にするのがおすすめです。特に実家暮らしだった人は、家事にも慣れていなくて大変になるので、時期を慎重に選んで。
[ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)より]
そのほかこんな選び方も
会場の都合やお日柄優先で決める
結婚式費用は挙式日で異なります。そのため、「少しでも抑えたくて、割引率の高い夏冬や仏滅を選んだ」という人も。結婚式の予約が早くから埋まる会場では、単純に「空いている日」がそのまま挙式日になるケースもありますし、縁起を担いで大安や友引、天赦日、一粒万倍日などお日柄のいい日を挙式日にした人もいます。
こんな理由で選びました
【大安かつ一粒万倍日でお日柄がいい日に】
希望する会場の空き状況を見て、暦のいい日を探しました。会場見学に行ったのは10月。決定した7月16日は春以降で最短の縁起のいい日でした。(R1さん)
【春秋が埋まっていたので、2月末に】
気候の良い季節はかなり先まで予約で埋まっていて、予約が取れませんでした。時期にこだわりがなかったので、空いていた2月下旬の土曜を予約。幸い、お庭に梅や早咲きの桜が咲いていて、きれいだったことも思い出に。(あやちゃんさん)
【婚姻届を提出した年の中で割安な2月に】
1月末に婚姻届を提出し、その年のうちに結婚式を挙げようと計画しました。2月以降の土曜日で空き状況を聞いたら、2月が一年の中でも割安なことが分かり、2月19日を挙式日に。(Ricoさん)
From 編集部
ふたりならではの選び方でベストな日を挙式日に
結婚式って「いつ」「どこで」「どんな人を招いて」「どんなひとときを過ごすか」、一つ一つが大事。ご紹介したように、選び方は自由なので、ふたりならではの方法でベストな日を選んで。
取材・文/渡邊博美 イラスト/itabamoe D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のコメントおよびデータは、2024年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー128人が回答したアンケート、および、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によるものです
※掲載されている情報は2024年10月時点のものです
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