顔合わせ食事会、いつ行う?時期・日程を“スムーズに”決める4ステップ
両家の顔合わせ食事会の実施が決まったら、まずは日程選びからスタート。ですが、ふたりの都合だけでなく親とのスケジュール調整も必要なため、意外と苦戦する人も多いよう。何からやればいいのか不安にもなるけれど、一つずつステップを踏んでいけば大丈夫!顔合わせ食事会のベストな時期やスムーズな日程決めのコツやアドバイスをご紹介します。
顔合わせ食事会はいつ行う?
プロポーズから顔合わせ食事会までの流れ
<プロポーズ・婚約>
プロポーズを受け(して)、めでたく婚約!親にも、プロポーズを受けた(した)ことを報告し、あいさつに行きたい旨を伝え、いつ訪問するのがよいか日程も聞いておきます。
<親へのあいさつ>
次は結婚のあいさつ。一般的には女性の姓が変わることが多いため、あいさつは彼女の実家→彼の実家の順で行うことがほとんど。親へのあいさつでは、まずは彼から結婚の話を切り出し親から承諾をもらいます。彼の親へは事前に「結婚したい人がいる」と伝えてもらい、当日は彼女を紹介する形であいさつを。無事両家から結婚の承諾をもらえたら、今後の顔合わせ食事会や結婚式のだいたいの時期や意向を確認しておきます。
<指輪や婚約記念品を買う>
婚約指輪や指輪のお返しがまだの場合は、顔合わせ食事会前のタイミングで用意を。婚約指輪や腕時計などの婚約記念品は、届くまでに1カ月以上かかる場合もあるので、早めに購入しておきます。
<顔合わせ食事会>
ドキドキの顔合わせ食事会。両家で食事をしながら親睦を深めます。プログラムに「婚約記念品の交換」を入れれば、購入した記念品は親たちにも披露でき、華やかな記念写真も残せます。
顔合わせ食事会までの流れがわかったら、次はスムーズに日程を決めるための4つのステップをご紹介します。
日程決めのSTEP1:時期を決める
結婚式の8~10カ月前が一般的
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、平均9.8カ月前には顔合わせ食事会をしています。
最近は親世代も仕事で忙しくしている人も多いので、できれば早めに予定を押さえておきたいところ。また、結婚式場探しなど準備を始めるのは式の6カ月前からが多いので、それより前に顔合わせ食事会を行っておくと結婚式の相談ができるといったメリットもあります。
婚姻届の提出より前に顔合わせ食事会を行うのもおすすめです。食事会のなかで「婚姻届の証人欄にサインをもらう」という演出ができ、盛り上がりますよ♪
日程決めのSTEP2:お日柄を決める
六輝はそこまで気にしない!大安だと無難
結婚式や顔合わせ食事会といったお祝い事の日取りで重要視されている「六輝」。今では親世代でも以前ほど気にする人は少なくなっているので、スケジュール調整を優先するケースが増えています。ただし、日程を調整する前に意見を聞いておくようにしましょう。心配であれば、できるだけ大安を選ぶか、仏滅以外の日を選んでおくのが無難。
日程決めのSTEP3:日にち・時間を決める
休日のお昼の時間帯が一般的
顔合わせ食事会は、参加者全員の休みが合いやすい休日、時間帯はランチを兼ねたお昼を選ぶケースがほとんど。昼間の方が比較的時間に余裕があったり、また実家が遠方にある場合も、お昼にスタートすれば宿泊しないでその日のうちに帰ることができるといったメリットがあります。
日程決めのSTEP4:ふたりから候補日を親に伝える
できれば電話で、お互いの親に相談
だいたいの時期や曜日の見当が付き、親の都合もヒアリングできたら、まずはふたりで候補日をいくつか選びます。親には、その中から希望する日を選んでもらい、最終的な両家のスケジュール調整をします。
できれば電話で相談したいところですが、お互いに忙しい場合はメールで連絡するのもあり。
「顔合わせ食事会の日程ですが、○日、○日、○日の中から選びたいと思っています。都合のいい日を、○日までに教えてください」などと伝え、時間ができたときに改めて電話をするとより丁寧です。
なかなか日程が決まらない・どうしても日程が合わない場合はどうする?
両家のスケジュール調整をしていても、多忙でスケジュールの調整ができなかったり、トラブルが起こったりでなかなか日程が決まらないということも。そんなときはどうすればいいか、マナー講師の岩下先生に教えてもらいましょう。
Q.父の仕事が忙しく、彼の親も遠方。スケジュールがなかなか合いません。
A.お互いの実家が遠方だったり単身赴任をしている場合は、ゴールデンウィークや年末年始などの連休に合わせて顔合わせ食事会をするのがおすすめ。連休であればスケジュール調整がしやすく、長距離の移動も余裕を持って行えます。どうしても会わない場合は結婚式の前日に開催してもよいでしょう。
Q.顔合わせ食事会を予定していたが、身内に不幸が。延期した方がいい?
A.一般的に、不幸があってから49日以内は「忌中」と言われ、この期間は避けた方が無難です。忌明け後であれば、顔合わせ食事会をしても問題ないとされています。しかし、両家の都合やスケジュール調整の負担もあり、顔合わせ食事会は結婚式ではないので、まずは両家で話し合いをしましょう。
Q.コロナ下で、顔合わせ食事会をいつにすればよいか迷ってしまいます。
A.新型コロナウイルスの感染リスクを考えると、直接会って会食をするかどうか……とても悩むところですよね。親御さんも少なからず心配や不安を感じていると思うので、時期についてどう考えているかを聞き、できるだけ意見を尊重するようにしましょう。最近では、オンラインで顔合わせするケースもあるので、親に提案してみるのもいいかもしれません。対面での顔合わせ職位会を実施するのであれば、事前にお店の感染症への対策を聞き、安心して行えるかどうか確認を。
婚姻届の提出は顔合わせ食事会の後が一般的ですが、日程を延期することで婚姻届を先に提出する際は、あらかじめ親に伝えておくようにしましょう。
先輩花嫁が実践!
スムーズな日程決めの“ちょっとした工夫”
スムーズに日程を決めるために、先輩花嫁が実践したちょっとした工夫をご紹介。ポイントはやはり、早めの行動と顔合わせ食事会後のスケジュールもある程度組み立てておくこと。また、飛行機や新幹線のチケット予約や移動時間など、遠方の親のスケジュールや都合を優先しておくのもスムーズに決めるポイントといえそうです。
あいさつ後、すぐに日程を決めた
親へのあいさつ後、あまり期間を空けずに日程の候補日を挙げて、希望日を選んでもらいました。(えりかさん)
それぞれの親へのあいさつ後、顔合わせ食事会のだいたいの時期を決めて調整。早めに行動して先に予定を押さえました。(しゃみさん)
婚姻届の提出日・挙式日から逆算
入籍日を先に決め、それまでの日程でそれぞれ両親の都合のいい日を聞き、全員が空いている日にしました。私たちは「この日に婚姻届を出したい」という日があったので、「それまでに顔合わせ食事会をしなきゃ」というリミットがあり、親に伝えていたのが良かったのかもしれません。(優香さん)
7月に婚姻届を出し、翌年の6月に結婚式を挙げる予定を立てていたため、結婚式のちょうど1年前の6月中に顔合わせ食事会を行いたいと計画。お互いの親の仕事状況を考慮しながら、ゴールデンウィーク前には実施日を決めました。(machicoさん)
遠方から来る親の都合を優先した
自分の親は遠方から来るため、日程は自分の親に合わせて、後はシフトなどで調節しました。(英里奈さん)
彼の親の方が遠く、飛行機のチケットなど用意するものがあったので、先に空いている日を聞きました。(くまさん)
From 編集部
スムーズな日程決めには、彼や親とのコミニュケ―ションも大切
顔合わせ食事会の日程決めは、時期や曜日、時間帯選びのポイントをおさえるとの同時に、関わる全員とのコミニュケーションも大切になります。彼はもちろん、親との話し合いがうまくいくことで、日程決めもぐんとスムーズに。それぞれの家族によって状況もさまざまなので、ふたり主導で上手に日程調整をしてくださいね。
構成・文/古閑真梨子 イラスト/南 夏希 監修/岩下宣子 D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2021年1月時点のものです
※記事内のデータは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです。
※記事内のコメントは、2020年11月に実施した「ゼクシィ花嫁会」のメンバー69人が回答したアンケートによるものです
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