我をつらぬく妻たちvol.07 ~ファッションも生き方も自由でいたい!~
結婚して妻になったら、家はピカピカに掃除して、ご飯は毎日きちんと作って、見た目だって美しくいなきゃいけないのかなぁ……? いえいえ! 結婚したからといってそんなに無理しなくていい~んですっ! この連載では毎回、我をつらぬきながらも幸せな夫婦生活を送っている先輩花嫁たちをご紹介。リアルな声を参考に、無理しすぎず自分らしさ全開な妻で、結婚生活を楽しもう。
髪の色? うーん大体ピンクか赤、青ですね。子どもができても生き方は全然変わってないんです。日々追っかけてるのは韓流アイドル♪ ライブが本当に最高すぎる!
Profile
華さん
5歳の娘を持つママ。ファッションが大好きなので現在はアパレル系のショップでアルバイト中。夫は元々大学の軽音サークル仲間で、年齢は2歳下。同じバンド(華さんがボーカルで彼がベース)だったこともあり意気投合。付き合って1年弱で結婚に至り、夫婦となってちょうど丸6年。
家族が一番じゃないの?!自由をつらぬく最強妻の生活とは?
今回は、ファッションが大好きで髪色はいつも派手カラー。韓流アイドルを追っかけてLIVE三昧♪ 友達と飲みに行くのも大好き!というスーパー我が道を行く妻にインタビュー。その自由奔放な妻っぷりの実態に迫ります!
こんにちは!ゼクシィ編集部のTです。今日はお時間いただきありがとうございます! いきなりですが髪の色めっちゃ明るいですね~!
え?!そうですかね……確かに明るめではありますが、最近友達の結婚式があったので、今日は少し落ち着いている方なんですけどね(笑)。普段はもっと青とか赤とかしっかり色入れてるんですよ。
そうなんですね(笑)。なかなか奔放さがあふれる自由人な華さんですが、実際の家庭生活はどんな感じなんですか?
私は基本的に家族が絶対的一番じゃなくてもいいのでは?って思っているタイプなんです。家族も友達も同じくらいめーっちゃ好きだし大切! 家族とも一緒にいたいけれど、友だちとも飲みに行きたいし、好きな韓流アイドルのライブがあれば韓国まで行きます。どれか選ぶんじゃなくて全部諦めたくないっ(笑)。
結婚したり、子どもが生まれたからって、ずっと家族だけといなきゃいけないというわけでもないかなって。
確かに……結婚したから好きなことを諦めるって変ですもんね。ちなみに彼は、そんな自由奔放な華さんのことをどう思ってるんですか?
(※レッドヘア時の華さん。なかなか鮮やかな色みです!)
「俺の嫁、自由すぎてヤバい(笑)」っていう自覚はあるみたいです。でも彼も遊びたいときは遊びに行ってますからね。どっちかが外出の時はどっちかが子どもを見てるっていうだけなので、特に問題なしですよ。
さすがに夜中2時に「釣りに行ってくる」って言われたのはビックリしましたけど、彼は釣りが好きなので「そうなんだ。行ってらっしゃーい!」って感じで送り出してます。
2時に釣り……なかなかインパクトありますね(笑)。お互い好きなことができるってことは、やっぱりふたりの中の決まり事とかは作ってるんですか?
うーん特にないかなぁ。毎週末遊びに行くのはさすがに申し訳ないので、平日で週2くらいにしようかなと自分の中で思うくらいですね。彼の方からも「ちょっと今月遊びすぎじゃない?」って爆発したLINEスタンプを使って注意されたりするので、じゃあ来月は控えようかな。とか長いスパンで帳尻合わせてます。
スケジュールは紙のカレンダーにしっかり書いておいて、当日はLINE。ホウ・レン・ソウは大事にしていますね。
結婚当初は、離婚危機に陥ったことも?!
夫も今では家事が出来るようになり、家のことを任せられるようになりましたけど、結婚当初は本当に何もできなかったんですよ。
一人暮らしをしたことがなく実家暮らしだったこともあると思いますが。「家事?何それ?おいしいの?」って感じだったんです(泣)。
えー?!そうなんですね。つらい……。
じゃあ華さんも今とは全然違う生活だったんじゃないですか?
ですね。その時はもう子育てと家事とでキャパオーバーで、完全にストレスフル! 我慢ならず、私が「もう無理っ!」って激ギレしました。そうしたら彼も「実家帰る」って言い出すし……。
すぐに話し合いをして何とか乗り越えたんですが、その時は本当に離婚危機でしたね。やっぱりお互い我慢やストレスなく生活するのが、夫婦円満でいる秘訣かなと思いますよ。
ストレスがたまると自分に余裕もなくなるし、相手に対して優しくなれないですもんね……。
そうなんです! だからその状態を変えようときちんと話し合い、家事と育児はふたりでする。でもお互い無理はしないと決めました。おかずだって、出来合いのものでもいいし、手抜きもOK!完璧主義はやめようって意見で一致したんです。
最初は葛藤がありましたけどね……「私は、世に言う“良い妻”“良いお母さん”になれなくていいのかな?」って。でも今では、吹っ切れましたよ。
だって、なれないし(笑)!
周りの人とか、SNSとか見てると、いわゆる「完璧な妻」っているじゃないですか? そういうの見ていると憧れはあります。でも、私はなれないやーって吹っ切っちゃうことも大事!
人間って、向き不向きがありますからね。向くことはやればいいし、向かないことはムリしてすると非効率ですから、他のことした方が幸せでいられると思います。
確かに、家事が本当に好きで向いている人もいますからね。別にすべてをきっちりとこなす必要はなくて、家族が気持ちよく楽しく生活できてれば、ちょっと雑でもいいですよね。
そうそう、後は家事ってお互いこだわりがありすぎるともめがちなので、こだわりを持たないことも結構重要。
私は彼がしてくれたことを「何でこうしてくれないの?」「もう少しこうしたら?」なんて絶対言わないですよ。洗濯物ならどう干そうとも乾けばいいですしね! その上でめっちゃほめるんです「すごいね」「本当ありがとう」って。正直彼には感謝しかないし、感謝は言わないと伝わらないので、ちゃんと言葉にしています。
でもそれって大切なことですよ! 家事をやっても文句言われたら、彼だってやる気なくしちゃいますしね。ちょっとのことは大目にみつつ、やってくれたことは最大限ほめる! 私も参考にします。
家事分担のコツは、きっちり分担しないこと!
こだわりすぎずに家事をこなすおふたりですが、家事分担はどうやって決めているんですか?
実はうち家事分担はしてないんです。洗い物は夫が苦手分野だから私。逆に私は片付けられないので掃除は夫。っていう何となくの流れはありますが……。
ごはんに関しては、帰り道LINEしながら「今日どうする?」で決めます。基本はLINEで「作る?」「どうする?」ってゆるーい感じですね。月水金が私!とかスケジュールをがちがちに決めるとストレスになりますから(笑)。
おぉー!ストレス回避術が徹底していてすごいですね!
でもちゃんと決めないと、どっちかが「私ばっかりやってるー!」ってもめそうですが、その辺りは大丈夫なんですか?
もしどちらかに家事が偏りがちだったら「あれ?最近私多くない?」とか「オレばっかりやってる気がするんだけど。」ってもちろんなりますよ。
その時は、とにかく話し合いです! 私たちは直接話し合うことが多いですね。忙しいとLINEで話し合うこともありますけど、なるべく対面で話すようにしています。
華さん夫婦、仲良しの秘訣って?
結婚して丸6年、自由過ぎる生活ながらラブラブ&仲良しなふたり。夫婦円満でいるコツって何かあるんでしょうか? その秘訣についてお聞きしました。
うちはかなり会話が多いですね。会話が少ないと誤解がうまれやすいって分かっているので、くだらないことでもとにかく喋る!
LINEでアホなスタンプを送り合ったり(笑)。スタンプだと感情を出しやすいのがいいんです、私が「今日遊び行ってくる」と送れば、彼からしょぼーん(泣)とか爆発(怒)の感情がそのままスタンプで送られてきますしね。何事も無理はしないようにしてるので、言いたいことも我慢しません!
会話もLINEのやり取りも多いんですね~! やり取りも学生カップルのようで素直で可愛い☆ 実際のスキンシップも多いんですか?
あー確かにスキンシップは多いかもです! 手をつなぐのは普通で、行ってらっしゃいのキス、ハグはルーティンですね。意識は特にしていなくて、もう習慣になっちゃってるのは、いいことかもしれません。
めっちゃラブラブじゃないですか!
そうですね♪
でも実はつい最近夫婦喧嘩をして冷戦状態だったんですよ(笑)。1泊2日でデートをして仲直りしたんですが、こうやって、たまにはふたりだけでデートもするのも必要ですよね。
カフェに行っておしゃべりしたり、居酒屋で飲みながら普通にデートしたり、あえて外でお泊りしたり。子どもをあずけてふたりっきりになる時間は、今後もつくっていきたいって思っています。
ラブラブなLINEのやりとりや、ふたりっきりのデート……。何だか距離感が付きあいたてのカップルみたいでうらやましいです!
あ、でもお互いを把握し過ぎないようにはしていますよ。彼は彼で飲みに行ったりしてますが、そこでどんな話しているとかは聞かないし、写真も見ない、もちろんスマホを見たりとかも絶対にしないです。
あえて相手の全ては把握しないで、自分の世界を持っている方が、少し緊張感があっていいんじゃないかな?って思うんです。あくまで私たちはですが、束縛し過ぎず、いい距離感を保って仲良くするのが夫婦円満でいる秘訣ですね!
From 編集部
夫婦がストレスなく過ごせる方法って?
どうすればストレスなく、お互いに優しくできる関係でいられるか?をきちんと話し合い、ふたりにちょうどいい家事の仕方や、日々の過ごし方を確立していった華さんご夫婦。
全てを完璧にこなすことが正解でなく、夫婦によってのベストはそれぞれで違うからこそ「自分たちはどういう状況が過ごしやすいか?」「新生活でストレスになりそうなことはないか?」ぜひこの機会に考えてみてくださいね。
構成・文/滝 紀子 イラスト/黒猫まな子
※掲載されている情報は2019年1月時点のものです
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