ゼクシィ夜の★相談室[41] 時間がない日の時短Hって?
実は、夫婦の約4割がセックスレスといわれる日本(※)。新婚の時期は「私たちはまだ大丈夫」と予防策を取らない人が多いけれど、困ってからでは時すでに遅し! そこでこの連載では、夫婦の夜のお悩みを「ラブライフアドバイザーOliviA先生」が丁寧に解決していきます。
短い時間でも満足いくHがしたい……。
共働きの夫婦です。お互いに仕事が忙しいので夜はゆっくりHというわけにはいかないのが悩み。お互い夜の生活を大切にしたいとは思っているのですが、ささっと適当に済ませるのは嫌なんです。時間は短いながらもふたりが満足できるHってどうしたらいいでしょう?(Mさん/会社員・結婚2年目)
教えてOliviA先生!
時短Hでもいいけれど、前戯を省略しすぎたり、ただの手抜きになったりするのはダメ! 大事なのは、行為をするということではなく、きちんと心から満足できる内容かどうかなんです。
POINT.1 挿入そのものより肌を重ね合うことを大事に
時間が短くても「どれだけ広い面積で、肌を重ね合わせることができたか」が実は満足度の高まる大きなポイント。だからこそ、短めにさっさと終わらせよう、という気持ちで、服を着たままするなんてNGです!
肌のふれあいが少ないまま挿入にいってしまうと、どうしても心の満足度が低いまま終わってしまいます。時間が限られているからこそ、裸で抱き合ってゆっくり肌を重ね合う時間を大事にして。
ポイントは初めから裸でベッドや布団に滑り込むこと。お風呂上がりにそのままベッドへという流れが自然でいいと思いますよ。
POINT.2 お互いに触り合いっこ
お互いに触り合いっこする、相互愛撫ならより時短に。交互に触るのももちろんいいけれど、どうしても代わりばんこの分、タイムラグができてしまいます。相互愛撫なら同時進行で時短かつ、お互いの高まりのタイミングを合わせられるのはメリットですね。
POINT.3 準備をしっかり
冬の季節は寒さが大敵「寒いから服着たままでいいっか」なんて、ついいい加減になりがちでは? 秋冬は事前にお部屋を暖かくしておいたり、布団の中を温めたりと、快適なベッドルームを準備しておくのも大切。
環境を整えるだけでなく、時間が短くても充実したHができるよう、彼にこのプランを共有するのも大事な準備の一つ。「抱き合う時間を長くしようね」「今日は最初から裸でしよ」と伝えておいたり、ふたりでこの記事を見ながら「こうするといいんだって」と彼と共有してもいいと思います。
POINT.4 挿入の後、なじませる時間をつくる
短時間で満足度を高めるなら、挿入後繋がった状態のままハグする時間をつくるのがおすすめ。短くても2~3分は動かずに、男性器を膣(ちつ)になじませるようなイメージで、挿入状態を維持します。これをすることで女性の体への負担が軽くなるので、時間が短くても満足しやすいのがポイント。
ただ早く終わらせたいだけなら、男性主導でパパッと終わらせることもできますが、それではただの手抜きHで女性が満足できません。時短でも女性が満足できるような流れをつくるのが一番大事なポイントです。
From 編集部
限られた時間で満足するために、いつものHから見直してみよう
時短H=手短に終わらせるHになってしまわないよう、どうすれば満足できる内容になるかを考えてみることが大事。時間が限られているからこそ、凝縮したHにできるよう、どうやったらお互いリラックスできて気分が高まる? 自分が気持ちいいことってどんなこと?など、これを機会にじっくり考えてみてくださいね。
OliviA ラブライフアドバイザー/夫婦コミュニケーションアドバイザー/アロマセラピスト
「世の中をご機嫌な女性でいっぱいにする」をテーマに、ラブライフ向上のための情報発信やスクール運営を行う。懇切丁寧で分かりやすい指導が好評で、幅広い年齢層に支持されている。
構成・文/滝 紀子 イラスト/mio.matsumoto
※掲載されている情報は2018年12月時点のものです
(※)データ出典:日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」2014、相模ゴム工業株式会社「ニッポンのセックス 」2013
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