[親世代調査]彼親あいさつで好感度をUPさせる3つのお作法
結婚に向けて、まずクリアにすべき大事なことは親へのあいさつ。今回は、花嫁さんが彼の実家で、あるいはレストランで〈彼親にあいさつ〉をする際に好感度を上げるポイントを大調査! 50代、60代を中心に、今どき彼親108人の“本音”を分析しました。
彼親あいさつの関門は3つ!〈態度〉〈身だしなみ〉〈手土産〉
「気遣いができるところを見せなくては!」と気負う花嫁さんも多いけれど、大事なのは話し方や姿勢などから伝わる〈態度〉の良し悪し。決して優等生のようにしていればOKというわけでもないよう。次いでポイントが高かった服装やメイクなど〈身だしなみ〉も、“今どき親世代”ならではの考えが……。〈手土産〉のセレクトも重要ポイント。さぁ、彼親たちの本音を見ていきましょう。
好感度UPの〈態度〉はこれで正解!
自己アピールより、聞き上手に徹する
「明るく優しさのある態度が良かった」「ハキハキしていた」「穏やかな話し方だった」「敬語ができて育ちの良さを感じた」と花嫁側も想像できるような一般的な意見がある中で、「聞き上手で好感度UP!」と言い切った親が複数いた。「私の話を聞く様子に真摯(しんし)な印象を受けた」、「話をよく聞いてくれる娘さんだと思った」など。緊張して会話が弾まないことを心配するより、親の目を見て、話をよく聞くことが大事!
【ちなみに好感度が下がった〈態度〉は?】
「声が少し小さい気がした」彼母・61歳
「中学時代の同級生同士だったからか、態度が子ども」彼母・48歳
「無口だった」彼父・62歳
好感度UPの〈身だしなみ〉はこれで正解!
今風の清潔感スタイルで合格
彼親からのコメントは「清潔感のある服装」「清楚な印象」「控えめなメイク」「ナチュラルでいい」のオンパレードで、やっぱり華美・派手は求められていない。かといって白ブラウスに紺スカートのような“制服スタイル”ではなく、今どきな感じも好印象につながるよう。「洗練されたオシャレな装いで好感が持てた」「堅すぎずラフすぎず、流行を取り入れた好感の持てるスタイルだった」など。
【ちなみに好感度が下がった〈身だしなみ〉は?】
「若い人にしては地味なような気がした」彼母・61歳
「ネイルが派手」彼母・50歳
「茶髪」彼父・43歳
「清楚な感じだがやぼったかった」彼母・67歳
好感度UPの「手土産」はこれで正解!
ふるさとにちなんだ商品で会話も弾む
「彼女の地元で売られている季節限定の和洋菓子の詰め合わせを私のために選んでくれて、とてもおいしかった」「出身地の名産品を持ってきてくれた」「彼女のお父さんが生まれ育った土地のお土産だった」と、喜びの声では“ふるさと”にちなんだものが多い。手土産をきかっけに家族や育った環境など、会話が弾むきっかけにもなるはず。
【ちなみに好感度が下がった〈手土産〉は?】
「こちらの好みを調べていない」彼母・48歳
「よく利用する百貨店のもので後から値段が分かるものだった」彼母・48歳
[花嫁が告白]彼親あいさつのあるある失敗談
やってしまった!
初対面が結婚のあいさつだったので、驚かせてしまった。結婚が決まっていたとしても、事前に何度か遊びに行けばよかった(YYさん)
彼が寝坊をして1時間も遅れてしまった。お義父さんがちょっと不機嫌になってしまった(Yuiさん)
和室に案内され、ずっと正座をしていて足がしびれてしまった。正座のトレーニングをしておけばよかったし、フレアスカートなら足を少し崩すこともできたかも(かなさん)
記念写真を撮りたかったのに、すっかり忘れてしまっていた(くるみ9さん)
岩下先生に聞きました!
“彼親あいさつ”花嫁2大お悩みを解決
Q.エプロンを持参してお手伝いをすべきでしょうか?
A.初めて親御様に会うのなら、エプロンの用意はいりません。お客様としていてもらった方が、迎える側も気持ちが楽だと思います。でも「お手伝いをさせてください」という、一歩前に出る気持ちはとても良いこと。1回は申し出ましょう。2回言って断られたら「それではお言葉に甘えます」と引き下がってOK。結婚のあいさつ前に彼のお宅に伺ったことがあるのなら「今日はお手伝いさせてください」と誠意をみせても良いと思います。
Q.帰宅してからお礼は言うべきでしょうか?
A.彼の親御様と気が合った時は、帰宅後に一言お礼の電話をすると気持ちが通じます。最近はLINEでやり取りするケースも増えているようですね。その場合は「LINEでお礼を申し上げる失礼をお許しください」などと、一言添えましょう。親御様がどのようにしたら喜ばれるのか、彼から情報を聞き出すと良いですね。
From 編集部
気負わず、大人のあなたでいればOK
今どき親世代は、飾らない、気取らない、お嫁さんのナチュラルな姿を知りたいよう。相手の話に耳を傾けるなど、大人としての基本的なマナーを心掛ければ大丈夫!
岩下宣子 マナーデザイナー
現代礼法研究所代表。NPO法人マナー教育サポート協会理事長。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流の小笠原清信氏に師事。企業や学校などでマナーの指導、研修、講演などを行う。著書も多数。
構成・文/千谷文子 イラスト/本田佳世
※掲載されている情報は2018年11月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2018年10月に「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー74人と、2年以内に息子が結婚をする際に婚約者が親あいさつに来たことがある、新郎親108人が回答したマクロミル調査によるものです
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