[親あいさつ] 彼親・彼女親から何を聞かれた?どう答えた?リアルQ&A集
結婚が決まり、次はいよいよ親への結婚あいさつ。緊張するうえ、どんな質問が飛んでくるか分からないのでドキドキしている人も多いのでは?今回はお互いの親からちょっと答えづらい質問をされたときのポジティブな切り返し方をご紹介します。卒花さんカップルがどんな質問にどのように答えたのかぜひご参考に!
[質問ジャンル1]
自分自身のプロフィールに関すること
わが子のお相手の人となりを探るために、職業や住んでいる場所など、親はさまざまな質問を投げかけてくるもの。自己紹介の練習くらいはみんなやっているかもしれないけれど、想定外の質問や触れられたくないことを尋ねられたとき、どのように答えると好印象?
本当にあった!Q&A集
Q.看護師をなさっているのね?(彼親から)
その後、「老後は安泰ね!」と期待の言葉が返ってきましたが、彼がすかさず「親の介護のために結婚するんじゃないから」とフォロー。私もその流れで「健康相談にはいつでも乗るので言ってください」と伝えたところ、感謝されました。(まさみさん)
Q.どんな仕事をしているの?(彼親から)
コロナ以降仕事が減ってほとんど無職に近い状態でしたが、そのことを正直に話しました。さらに彼の親が自営のため、「時間があるのでいつでもお手伝いに行けます。今から慣れておきたい気持ちもあるので……」と伝えたところ、喜んでもらえてひと安心。(ぼにさん)
Q.随分、高学歴なんだね(彼女親から)
私の親から話を振られても、特に自慢することなく普通に受け答えをしていました。親もそんな自然体で謙虚な彼の態度に好感を持ったようです。(あきさん)
「リアクション」を見越した対策もきちんと用意!
例えば前出の看護師のまさみさんの場合、職業を告げると相手の親から老後のケアを期待されるのは「看護師あるある」なのだそう。そんな親のリアクションをある程度見越し、彼とも打ち合わせをして臨んだことで、スマートで温かい切り返しができています。
休業状態だったぼにさんも同様。ただ「仕事がないんです」と言ってしまうと相手の親を不安にさせてしまいますが、“仕事がない今だからできるお手伝い”を自ら申し出ることで、逆に喜ばれたという素敵なエピソードでした。
[質問ジャンル2]
親や家族に関すること
親が相手側の家族のことを知りたいと思うは当然のこと。親の職業やきょうだいの有無、どんな家庭に育ったのかなど、根掘り葉掘り聞かれることも。中にはあまり触れられたくない話題があるかもしれませんが、どんな状況でも答え方一つでポジティブな印象に変わることを覚えておきましょう。
本当にあった!Q&A集
Q.お母さまと2人暮らしなの?(彼女親から)
「母子家庭なので家事はひと通りできます」と彼が答えると、父が「うちは料理が俺、それ以外を妻がやっているんだよ(笑)。何でもできるっていうのはすごくいいね」と褒めていました。(ゆっきーなさん)
Q.ごきょうだいは?仲はいいの?(彼親から)
姉がいることをご存知で、「仲はいいの?」と聞かれたものの、実は姉とはケンカばかり。正直に伝えた上で「性格が真逆なんです」と切り返したところ、なぜかそこから話が盛り上がりました。(kiyoka17さん)
Q.親御さんは離婚されているのね(彼親から)
離婚後、父親はすでに再婚していますが、そのことを伝える際、「地元へ帰郷する際にはいつも父母と3人で一緒に食事へ行ったりしています」と、お互いの関係が良好なことを伝えて安心してもらいました。(麻見さん)
状況を受け入れ、きちんと対応していることを伝えて
みんながみんな親やきょうだいと良好な関係を築いているとは限らないし、中には複雑な事情を抱えていることも。例えば前出の「親の離婚」については、子どもには何の責任もないことなので、それについて何か質問されても動揺したり悩んでいるそぶりを見せない方が好印象。きちんと状況を受け入れた上で、大人の対応をしていることを示せたら、相手の親も安心してくれるはずです。
[質問ジャンル3]
ふたりの交際に関すること
親は“ふたりの交際”に興味津々!「どこが好きなの?」「どこで出会ったの?」は、親からよく投げかけられる質問ではあるものの、不意に聞かれると意外とドギマギして答えられないもの。あらゆる角度から投げかけられた質問に、卒花さんたちはどう答えたのでしょうか?
本当にあった!Q&A集
Q.息子のどんなところが気に入ったの?(彼親から)
彼のどんなところが気に入ったかと聞かれたので、「ご両親をとても大切に思っているところ」と答えたところ、「ホントにそうかしら?」と言いながら嬉しそうにしていた。(犬先生さん)
Q.ふたりはどこで出会ったの?(彼親から)
マッチング系の居酒屋で知り合いましたが、なじみのない親世代への説明が悩みどころ。「お店がお見合いの席を設けてくれるシステムです」と説明をしたところ、「世の中便利になったわね~」とポジティブにとらえてくれました。(さきさきさん)
Q.こんな娘でいいの?(彼女親から)
私の親から「こんな娘でいいの?」と問われた彼。とっさに「見ていて飽きません」と研究者らしい返しで場を盛り上げてくれました。(kiyoka17さん)
Q.こんなに早く結婚を決めてもいいの?(彼女親から)
交際期間が短かったこともあり、そんなに早く決断して大丈夫?と私の親から聞かれていましたが、「ずっと一緒に過ごしたいと思えるのは彼女しかいません」と力強く答え、親を安心させてくれました。(たけこさん)
Q.わがままな娘だけど大丈夫?(彼女親から)
父が「こんなわがままな娘だけど大丈夫か?」と質問したところ、彼は「毎日一緒にいて飽きませんし、元気と情熱をもらっています!」と笑いに変えて返答してくれ、場が和みました。(なおさん)
「相手を褒める=親も喜ぶ」を肝に銘じて!
親が聞き出したいポイントはいくつかあるけれど、まずは出会いのきっかけや交際期間。こちらはふたりがどのくらい真剣に結婚を考えているのかを探る質問で、あいまいな回答は不信感を持たれるもと。特に交際期間の短さを突かれるとあたふたしてしまいそうなので、「それでも結婚したいと思った理由」を頭の中でまとめておきましょう。
もう一つはわが子を結婚相手に選んでくれた理由。これは親としてぜひ知りたいところだけど、あえて「こんな子のどこがいいの?」と謙遜しながら聞き出そうとするケースもあるので、うっかりペースを合わせて失言しないよう、相手の良いところを目いっぱい褒めて!
[質問ジャンル4]
今後のことや将来に関すること
今回のアンケート調査では、結婚準備やふたりの将来のことまで聞かれたケースはあまり多くありませんでしたが、中には結婚前にきちんと確認しておきたいセンシティブな事柄も。想定できる内容の場合は、ふたりで事前に打ち合わせをしておく方がよいこともありそうです。
本当にあった!Q&A集
Q.子どもを持つのが難しいこと、承知している?(彼女親から)
持病の影響で妊娠しづらく、両親もそのことが気がかりだったよう。そんな問いかけに「子どもは好きですが、こればかりは授かりものですし、ゆっきーなさんと一緒にいたくて結婚を決意したので、もし今後ずっとふたりきりでも幸せに暮らしていきます!」と笑顔で答えた彼。両親も本当に喜んでくれました。(ゆっきーなさん)
その他、住む場所や働き方などさまざまな質問に備えて
ほかによくされがちな質問としては、「結婚したらどこに住むの?」「今の仕事はずっと続けるの?」など。急に尋ねられて相手の親の意に沿わないことを言ってしまう前に、彼と一緒に想定問答を考えてリハーサルをしておくと安心です。
例えばどこに住むのかを尋ねられたとき、「自分の実家の近くに住みたい」と言ってしまうと相手の親は面白くありませんよね。そんな場合は「ふたりの通勤に便利な場所などを検討中です」というように、差し障りのない受け答えで結論を先送りする手もあります。
ちょっぴり笑えて身につまされる
卒花&卒ムコの失敗エピソード
「ああ、あのときこう言えばよかった!」「失敗した!」と後悔する理由は大きく2つ。まずは不意打ちされて考える時間がない場合と、準備不足で対応できない場合。特に予期せぬことを急に尋ねられたら、口ごもってしまったり、逆に直球で返して窮地に立たされることもあるので気を付けて。
本当にあった!Q&A集
Q.ゆくゆくは同居してもらえる?(新郎親から)
将来の同居について尋ねられました。意表を突かれて思わず「何も考えていませんし、今のところそのつもりはありません」と正直に答えたら、ちょっと場の空気が悪くなってしまいました。(もろこしさん)
Q.好き嫌いはあるの?(新婦親から)
食事の話になったときのこと。実は苦手な食べ物が多く、うっかり「これは嫌い、あれも食べられない」と伝えたら、彼女の親から説教をくらいました。(Y.Aさん)
Q.彼のどこを好きなのか?(新婦親からわが子へ)
彼の前で、父が私に向かってそう聞いたので、「誰に対しても優しいところかな」と答えたら、「誰にでも、とはどういうことだ?なめられているのか」と詰められた!(しまじろうさん)
Q.結納はどうする?(新郎親から)
結納については全然頭になく、しかもどんなものかもよく知らないまま、とっさに「多分不要だと思いますが……」と答えてしまいました。彼の親が戸惑った顔をしていたので、その場で即答するべきではなかったと反省。(ぷりんさん)
From 編集部
誠意が伝わる“返し”なら親も納得!
今回、さまざまな親あいさつの質問&回答例を紹介しましたが、もちろん実際にはどんな質問を投げかけられるのかは分かりません。想定される問いかけをある程度イメージしておくことも必要ですが、もっと大事なのは誠実な受け答え。上手にしゃべらなくても構わないので、「なぜ結婚したいと思ったのか」をきちんと伝えて親を安心させましょう。
構成・文/南 慈子 イラスト/沼田光太郎
※記事内のデータおよびコメントは、2023年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー61人が回答したアンケート、および過去2年以内に親への結婚あいさつを行った20~30代の既婚男女110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです
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