結婚式のお金の相場 【海外ウエディング編】 先輩花嫁の実例付き
海外ウエディングに憧れるけど、一体いくらかかるもの? 海外ウエディングの相場は式を挙げる国や地域によっても異なるものの、場合によっては国内挙式より費用を節約できることも。海外ウエディングを検討中であれば、ここで相場を把握しておこう。
1.海外ウエディングにかかる総額
■海外ウエディングにかかる総額 199.3万円
(※挙式にかかった費用、現地でのパーティ・会食の費用、ふたり分の旅行代金の総額)
<エリア別の総額平均>
○ハワイ 227.6万円
○グアム 189.3万円
○アジア(ビーチ含む) 184.8万円
○ヨーロッパ 200.4万円
海外ウエディングの総額平均は199.3万円だけれども、「200万~225万円未満」と回答した花嫁が19%と最も多く、次いで「150万~175万円未満」が13%、「100万~125万円未満」と「225万~250万円未満」が共に10%という結果に。
式を挙げる国や滞在期間によって大きく変動するので、平均金額はあくまでも参考値。まずは自分が希望する国・滞在したい期間から考えて、そのエリアでの旅費や挙式費用などを調べてみよう。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【こだわった】 総額290万円(挙式費用130万円、ふたりの旅費110万円、その他50万円)
挙式は衣裳以外全て(ブーケ、パーティ、フォトツアーなど)がセットとなっていたプランだったため、細かい節約をすることはできませんでしたが、逆にアイテムを選んで料金が積み上げていく他の会場での合計金額よりはかなり安く抑えられたと思います。(ゆりさん:ウィーンで挙式・旅行期間10泊12日)
【節約できた】総額130万円(挙式費用50万円、ふたりの旅費58万円、その他22万円)
挙式後の会食は海が見えるおいしいレストランを選び、海の風を浴びながら皆で気持ち良く食事ができるようにこだわりましたが、写真・ムービーはプロの方にお願いせず、家族や挙式会場のスタッフの方にたくさん撮っていただくことをお願いし、節約しました。(Plumeria☆さん:ハワイで挙式・旅行期間5泊7日)
2. 海外挙式にかかるお金
■挙式にかかった費用 113.6万円
上記金額には、会場使用料、衣裳、小物、ヘアメイク、エステ、ブーケ、写真・ビデオ、関係者への謝礼等、挙式にかかった費用全てが含まれています。
<項目別の費用>
○新婦の衣裳費用 29.0万円
○新郎の衣裳費用 12.7万円
○ヘアメイク・着付けの費用 6.1万円
○挙式でのブーケの費用 2.6万円
○挙式写真撮影の費用 25.3万円
○挙式ビデオ・DVD 撮影の費用 17.3万円
○現地でのパーティ・会食の費用 27.5万円
海外挙式・パーティにかかる費用の総額は、大きく分けて2パターンに分けられる。1つは必要なものがまとめられている「セットプラン」、もう1つは必要な項目を自分たちで選んでいく「積み上げ式」。セットプランでも、料理や衣裳などにこだわりたい場合には、別途追加料金を支払ってグレードアップをしたり、自分で手配を行う必要があることも。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【やりくりした】挙式費用総額 約160万円
ビーチでの撮影に憧れていたので、人があまりいなくてよりきれいな海での写真が撮れるよう、追加料金を払って遠方ビーチでのフォトツアーに申し込みました。挙式後の会食は式場のホテルで行うと費用が高かったので、高級ステーキレストランを予約。挙式後の雰囲気を楽しめるように意識しつつも、費用を抑えることができました。(emikaさん:ハワイで挙式・旅行期間5泊7日)
【やりくりした】挙式費用総額 140万円
ブーケと教会の装花は挙式プランに入っていたのものにし、追加は一切なしに。花の色を変えたり量が多い方が素敵だなとは思いましたが、そこは我慢。結果、プラン内のものでも十分で大満足でした! その代わりフォトツアーにはこだわり、オプション料金として約9万円支払って、ヘアメイクさんの1日同行プランを申し込みました。(川尻けいかさん:ハワイで挙式・旅行期間6泊8日)
3.ふたりの旅行代金
■ふたり分の旅行代金(航空代金・宿泊費) 76.7万円
(旅行期間の平均 7.6日)
(エリア別の旅行代金・()は旅行期間)
○ハワイ 81.6万円(7.8日)
○グアム 42.6万円(5.3日)
○アジア(ビーチ含む) 63.0万円(7.4日)
○ヨーロッパ 91.4万円(11.1日)
ふたりの旅行代金も、式を挙げるエリアや滞在日数によって大きく変動するものの、多くのカップルが挙式前後に約1週間程度滞在している様子。
■列席者の旅費の負担金額 69.7万円(「全て又は一部負担した」と回答した人の平均)
(エリア別の負担金額)
○ハワイ 77.6万円
○グアム 64.5万円
○アジア(ビーチ含む) 44.2万円
○ヨーロッパ 50.0万円
列席者の旅費に関して、「すべて負担した」と回答したのは9%、「一部を負担した」のが31%、「まったく負担しなかった」のが58%となっており、海外ウエディングにゲストを招待する際には、ゲストにも旅費を負担してもらうのが一般的となっている。
こだわり?節約?先輩花嫁の実例
【こだわった】ふたりの旅行代金90万円
限られた時間でたくさん観光したかったのに加え、海外挙式出発までは挙式準備に専念したかったので、添乗員付き、全行程食事付きのパッケージツアーを申し込みました。イタリアの美術館や列車は事前に予約しないと行けないものも多く、ツアーに申し込むことで確約できたので助かりました。(米津美樹さん:ローマで挙式・旅行期間8泊10日)
【節約できた】ふたりの旅行代金60万円
観光は1日目に両家家族一緒に行い、2日目は挙式打ち合わせ、3日目に挙式を行い、4日目と5日目は彼とシュノーケリングをしたりホノルルをぶらぶらしてお買い物をするなど、予定を詰め込みすぎず、比較的ゆったりと過ごすことができました。(ひとみさん:ハワイで挙式・旅行期間5泊7日)
その他お土産・ショッピングにかかるお金
■お土産費用 8.1万円
(エリア別の金額)
○ハワイ 8.7万円
○グアム 7.0万円
○アジア(ビーチ含む) 4.5万円
○ヨーロッパ 11.2万円
お土産を購入する相手は、職場の上司や同僚、親族、友人など。海外ウエディングの場合ゲストを多く招待することができない分、お土産を渡して式を無事に挙げたことを報告するというカップルも多い。
■ショッピング費用 16.4万円
(エリア別の金額)
○ハワイ 19.6万円
○グアム 10.1万円
○アジア(ビーチ含む) 4.4万円
○ヨーロッパ 23.7万円
挙式目的で訪れるとはいえ、海外でのショッピングを楽しんでいる花嫁も多い様子。特にハワイやヨーロッパでは、高級ブランド品が日本よりも安く購入できることもあるので、ついついお財布のひももゆるんでしまうかも!?
From 編集部
まずは希望のエリアから決めよう
海外ウエディングを希望する場合、まずはどこで挙げたいかを決めることが重要。希望するエリアを決めたら、次はシーズンが狙い目かを調べてみよう。旅行の人気シーズンを少し外すことで、現地でもよりゆったり過ごすことが期待できることに加え、旅行費や挙式費用を抑えることができる場合も。また航空券などは早めに予約することで節約できることもあるので、事前リサーチをじっくり行った後は、サクサクと手配を進めることを心掛けよう!
構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/戸屋ちかこ
※掲載されている情報は2018年7月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2018年6月に実施した「ゼクシィ花嫁1000人委員会」のメンバー22人が回答したアンケートおよび「ゼクシィ海外ウエディング調査2017(全国推計値)」のものです。また、データは全て全国平均額であり、100の位または10の位で四捨五入した値を使用しています
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